第二話 怪しい人物2人目(?)
さらに続けて投稿です。【隼】です。調子に乗って3話続けて書きました。
では、どうぞ
「犯人はお前だ!」
右手人差し指を前に出し、腰に手を当てて、マコトは叫んだ。
「なんだい、急に…ついに頭が逝かれたのですか!?」
マコトの叫びに答えたのは、マコトの親友である、《山田・カトリーヌ・花男》である。口にはバラをくわえ、とげにより出血している。
彼は、フランスからの留学生であり、小さい頃に日本に来て、今では日本語ぺらぺらである。
中肉中背の髪は金髪なナルシストだ。そして、バカだ。故に、バラのとげで口から出血している。
「お前が俺のファンタGを飲んだな!!」
と、相変わらずマコトは叫び続けている。
一応ここは、学校付近の歩道なのだが…。周りの人は見て見ぬふりをしているようだ。
実はマコトは、母親に電話した後、親友のこいつが飲んだのではないかと思いついたのであった。だから、こいつがよく、ナンパしているであろう場所に急いで駆け付けたのだった。
「ハァ? キミは何を言っているのだぃ? 可憐な僕が、そんな泥棒のようなことをするわけ無いだろぅ?」
マコトは山田・カトリーヌ・花男の話し方に、若干のいらつきを覚えたが、殴りかかる前に、踏みとどまった。
「それでは、レディ達が待っているので―――――」
言いかけたところで、マコトの怒りの沸点を超え、山田・カトリーヌ・花男の腹に思いっきり、パンチをぶち込んだ。
「バイバイキーン。」
そう言って空の星になった山田・カトリーヌ・花男は所詮、出落ちキャラである。
もう二度と、出番はないであろう。さようなら、山田・カトリーヌ・花男、キミの事は後三秒くらい、忘れないであろう。
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さて、気を取り直して…。
「あいつじゃないとなると……あれ? あいつって誰だっけ? ま、いっか。」
しばらくの間、マコトは歩道のど真ん中で、試行錯誤を繰り返していた。
「あ、あれは…」
マコトは何かを見つけたようである。
「お~い…」
「お茶。」
言うと同時に振り返った彼こそが、本当の親友の《風斬セカイ》である。
「いや、別にそう言うふりじゃなくて………。」
「え? 何のことだぃ?」
セカイは自分でボケたことに気づいていないようだ、つまりは…バカである。
何か、バカが多い気がする。名前は格好いいのにね…残念だわぁ…by作者×3
「単刀直入に聞く。」
そう言うと、マコトは真剣な顔になり、こう言った。
「山田・カトリ…なんちゃらって知ってる?」
「え? 知らない。誰ソレ、怖い……。」
セカイは全く知らないようだ。かく言う私達(作者)も、知らないのだが…
「その話は取り合えず、置いておき…だ。」
マコトの真剣な表情に、唾を飲むセカイ。
「俺の…………ファンタG知らないか?」
「(ズコッ!!)」
セカイは拍子抜けた、その言葉に、ズッコケタ。
「なんで、そんなこと聞くんだ?」
セカイが質問すると、マコトは
「大切にとっておいた、最後の一本が無くなっちまったんだ。」
「それなら、新しく買えば良いじゃないか。」
とセカイが正論を述べると、マコトは急に号泣し、こう言った。
「俺はアレを大切にとっていたんだ!!」
マコトの本気の言葉に、セカイは溜め息をつき呆れていた。やはり、マコトはバカだった。
「それなら、俺は知らないよ。」
と、セカイが言うとマコトは
「そうか、それなら、良いんだ。」
と、簡単に返事をした。これなら、簡単な詐欺にも引っ掛かりそうだ。
こうして、怪しい人物の二人目(?)は無実に終わったのであった。
続く…
さて、新しい登場人物です。親友が2人(?)出てきましたね。
今回はしっかりと名前を考え……はい、嘘です。だから、冷たい目で見ないでください。調子に乗ったのはわかってます。すいません。
ここからは恒例の(?)作者からのコメントで~す。
西「実は、山田・カトリ…なんチャラは、僕のクラスの佐藤君がモデル何です。実は、僕の作品の『二次元野郎と…』も、そうなんです。」
田「山田・カトリ…なんチャラは、ナルシストで本当にバカなんです。」
隼「はいどーも隼です。今回はなんと、勿論西村さんに書いてもらいました。………実は、私の言ったことをうつしたものなんですが。
と、まあとてもgdgdな3話でした。1話も2話もgdgdですが…
とりあいず、よろしく」
それでは皆さんこれからもよろしくっ!!
あ、そうそうこの作品は3人で集まって書いているので不定期更新&亀更新です☆
by隼




