57-2 人兵器の試作品
【57話】Bパート
---こちらはセルジオさん達のバイク。
無理矢理3人乗せているので正直交通違反なのだがそんな事も言ってられない。
「セルジオさん…あれってまさか…」
セルジオさんがバックミラーに目をやると、ものすごい勢いで走ってくる首無し人間の姿が見える。
信じられないが時速70km近い速度でこちらに向かって追いかけてきているのだ。
「ひいいいっ!」
間に跨っているギュンター氏もさすがにその追いかけてくる姿を確認して恐怖心を抱く。
「落ち着いてください。ギュンター氏。」
運転するセルジオさんが落ち着かせようとする。
「信じられん速度で追いかけてくる…本当に私を殺すつもりなんだ…た…助けてくれ…」
「ギュンター氏、相手はあくまで“人型”です。時速65km程が限界です。100km以上で飛ばせれば大丈夫です。」
先ほどから距離は縮まっていない。
その点は確かに間違いなさそうなのだが、セルジオさんが懸念しているのは別の点にあった。
“おそらくあの首無し人間は、ギュンター氏の体温や心拍音に反応して追いかけている可能性が高い。
視覚と聴覚が無いんだ。
恐らく何かのセンサーで先ほど本人をキャッチ、認識し、あとは目標を殺すまで追跡するような仕様なのだろう…”
セルジオさんの予想はあながち出鱈目でも無かった。
バイクのスピードを100kmに上げ、少し市街地にも入ってきたということで右折左折を繰り返しながら一旦視界から撒こうと試みる。
全て一瞬の判断だが、普通の人間だとまずバイクでも追いかけてこられない。
尚も時速100kmを超える速度で市街地を蛇行していく。
…しかし遠く後ろを見ると、あの首無し人間が追いかけてきているのが分かる。
何しろ首のない人間がものすごい勢いで町中を走っているのだ。
すれ違った車からけたたましい音のクラクションが鳴る。
走りながらセルジオさんは判断した。
「2人ともよく聞いてほしい。
あの首無し人間はおそらくギュンター氏の体温データなどを捉えている。
視覚機能が無い分を何か埋め込まれた機能で相手を察知するなどして補っているようだ。
だから、どこかに隠れても恐らく見つかるし、どこに逃げ込もうが追いかけてくる。」
「ならばヘリを出します?」
「それしかないが…出来るのか?この混乱した街中で。」
「市街地にある市庁舎なら一先ず安全では?」
「私も今はそれくらいしか案が浮かびません。しかし街を巻き込む恐れがあります。あいつが市庁舎まで乗り込んできたら…」
「どうすればいい!」
話をしている間、気づけばバイクの速度が落ちていた。
「来たっ!」
するとみるみるうちに首無し人間はセルジオさんとの距離を詰めてきた。…悪夢のような追い上げだ。
“どうすればいいんだ!ここからだと市庁舎が一番近い…だが…”
「間に合ったでェ!」
「生一さん!それに真也さん!」
後ろからバイクで生一達が追いついてきた。
「セルジオさんっ!ここは僕が足止めします。市庁舎へ!これ以上市街地には入らせません!」
「分かった!」
そう言うとセルジオさんはやや大きめの銃を取り出し、首無し人間の足元に打ち込んだ。
見事足元に命中し、バランスを失ったそのアンドロイドは勢いよく転んだ。
バイクを運転しながらの狙撃…見事な腕前である。
「真也君!頼む。我々はこれから…」
「はい!市庁舎へ向かってください。ギュンターさんをお願いします。」
「よし!行くぞ。」
そう言ってセルジオさんはギュンター氏とハインさんを乗せて街中を走り抜けていった。
真也はバイクを降り、その首無し人間…アンドロイドの方を見やる。
足を撃ち抜かれ、バランスをくずしたアンドロイドだったがゆっくりと起き上がり、またセルジオさんのバイクを追跡しようとした。
「待て!」
そこへ真也が立ちはだかった。
アンドロイドは真也の存在に気付き、一旦足を止める。
「真也、いけそうか?」
「分かりません。今までとは違う感じがします。」
「ヤバイ思うたらバイク出すからな。深入りすんなよ。」
「分かりました。少し離れていてください。」
生一も姿こそ小さいが頭の無い異様な風貌に恐怖感を抱く。
“何やねんアイツ…首が無いけど…人間なんか?”
当然喋る事もないアンドロイドは真也向かって真っすぐに進んできた。
どう対応して良いか分からない真也はとりあえず横に態勢を避ける。
するとアンドロイドは目の前の障害物は逃げたと判断したのか、ギュンター氏を捕まえるために再び走り出そうとした。
「待て!行かせるか!」
そう言って真也は慌ててアンドロイドの側面から左手首を掴む。
…しかし相手の手をつかんでもびくともしない。
「何だこの力は?」
驚く真也。
今まで機械でもない“人”の力でここまで強い存在は出会った事がない。
しかもナリは子どもだ。
真也よりも一回り小さい。
アンドロイドはもう片方の手で真也に掴みかかろうとする。
危険を感じた真也は、掴みかかろうとしてきた手首を掴み返す。
「ぐっ!?おおおッ!」
しかしそのままの体制でまったく身動きが取れない。
「真也っ!」
やや後方で生一が叫ぶ。
しかし真也は腕が動かない。それどころか押され始めた。
「ぐっ!」
危険を感じた真也は掴んだ両手を放し、一旦距離を取った。
信じられないが…目の前の子どもの様な風貌の人間…真也よりも力が強い…
硬直が解けたアンドロイドは、真也をどうやら敵とみなしたようで、真也目掛けてゆっくり歩いてきた。
しかしさっき組み合った段階で分かった。
もし捕まれでもしたらどうなってしまうか分からない…と。
腕や足…首だったら致命傷になる…
真也は初めて自分よりも力の強い存在に出会い、焦りを感じる。
目の前の自分よりも小さなアンドロイドに対し、どう攻めていけばいいか分からない。
それと同時に別の懸念点も浮かび上がる。
「こんな怪力で不死身のアインドロイドが、もしこのまま街にまで入り込んできたら打つ手が無い。
生身の人間が何とか出来る相手ではない…
しかも目の前の相手は“試作品”とか言っていた。」
腕を掴んだ瞬間、確かに自分達で何とかなる相手ではないというのを悟った。
まだ残る腕のしびれを感じながら、真也はそれでも正面に立ちはだかる。
「どんな事になってもこいつを街中に入れるわけにはいかない。その気になれば建物ごと壊滅させられる。」
しかし真也は相手と距離を取るくらいしか出来ない。
真正面から対峙しても敵わない中、対処法が今のところ…無い。
「小さいんやからこれは有効やろッ!」
ふと横を見ると、生一がバイクで体当たりしてきた。
さっきと同じ要領だ。
体が小さいのもあり、バイクの横っ腹をぶつけられた後、アンドロイド自体は大きく吹っ飛ばされた。
そのまま建物に激突する。
「生一さんっ!」
「たった今『MF』の本部から連絡あったで!
セルジオさん着いたって。
この後庁舎前で迎え撃つ言うて!そこまでは一旦引くぞ!」
「でも。」
「勝てるんか?」
「無理です。」
「じゃあもう総出で迎え撃とうや。正攻法やと無理やでアイツ。銃も効かんのやろ?」
アンドロイドの方を見やる。
吹き飛ばされた勢いで思いっきり壁に激突したものの、何食わぬ感じで立ち上がり、こちらへゆっくり歩いてきた。
「あんな固いビルの壁に激突してんのに…ダメージ入ってへんのか…何やねんアイツ…」
生一がその姿を見て驚く。
真也はここで自分が食い止められないという事にやや悔しさを滲ませる。
しかし現時点で自分では敵わないと悟った今、街への侵入を許してしまうことになるけれどチームワークで何とかするしかない。
以前、自分一人で何とかしようと思い悩んでいた時を思い出した。
「分かりました!庁舎まで引きましょう。」
「おう!後ろ乗れッ!」
アンドロイドが大勢を立て直し、走り出す前に生一はバイクを吹かせ、発進した。
火災で混乱した街中を突っ切りながら市庁舎を目指す。
“しかし…なす術がなかったな…
あれが人兵器…
まともに正面から組み合っていたら…どうなっていたか分からなかった…”
バイク後部座席で、尚もしびれが取れない腕を見つめながら呟く真也。
「飛ばすで!来やがった!」
見ると後ろからこちら向けて走ってきているアンドロイドの姿が見える。
すごい勢いで走っている。時速40kmは超えているだろう。
首が無いのでまるで悪夢を見ているような気分になる。
「大丈夫や。行先は同じや!
今のうちに作戦考えとけ!」
生一にそう諭され、後ろを見るのをやめてこれからどう対処するかに集中する真也。
“力じゃ敵わない…恐らく関節部分を破壊しても立ち上がるだろう…だったら…”
尚も追いかけてくる首無しアンドロイド。
対処の手立てが見つからないままついに市庁舎へと近づいていった。
* * * * *
「来たぞ!」
市庁舎近くに到着した生一と真也。
到着してみると、既に庁舎の200m程手前に軍隊が陣取っていた。
やや規模は小さいが、市庁舎の正面に繋がる街の道路を全て封鎖し、こちらにやってくるであろう“人兵器”を迎え撃つ体制が整っていた。
「恐らくギュンターさんが呼びかけるより前に、情報が回っていて対応してくれたんやろう。」
住民を全員避難させ、大きなロケット発射器を積み込んだ車が駆け付けている。
これはテレビなどで見た事がある“ミサイル”というものだろうか。生で見る機会があるとは思わなかった。
「真也っ!生一!こっちや!いったん下がれ!」
市庁舎の横にある建物の2階から小谷野や兼元、八薙が声をかけてきた。
「おお!無事で良かったわ。」
「無事ちゃうわ!」
とりあえず2人は建物の2階に急いで上がる。
そこには包帯でグルグル巻きにされていた3人の姿があった。
声は元気だが重傷だ。
「詳しい事情はあとで喉が枯れるまで話してもらうとして、来てるんやろ…あのヤバイやつが。」
そう言い終わる前に建物の外で怒鳴り声に近い号令が聞こえてきた。
「兵器が来たぞ!迎え撃て!」
どうやらあの首のないアンドロイドについに市庁舎前まで侵入を許してしまったようだ。
5人は2階窓からその様子を見る。
恐らくギュンター氏かハラルトさんが説得してくれたようで、緊急で近くで常駐していた軍隊が出動しているようだ。
拳銃とは比べ物にならないくらいの重火器で、ゆっくり庁舎向けて歩いてくるアンドロイド(首無し人間)を狙撃する。
“ドォーン”というロケットランチャーの豪快な音。
めくりあがるアスファルトの道路。
巻き上がる煙の中、建物の2階窓からだと遠目だが、あのアンドロイドに直撃し吹き飛ばされた。
「やったか!」
道路に陣取った軍人達が一旦撃ち方を止める。
狙撃した場所から20mほど後方にアンドロイドは倒れていた。
直撃だ。
人間なら即死である。
「いや…まだだ。」
真也が呟いた。
そしてその言葉通りになる。
倒れて動かないままのアンドロイド…その様子を見に行こうとする軍人数名…その最中、急に起き上がったのである。
慌てて逃げる軍人達。
「生きてるぞ!撃ち方用意!」
また大きな重火器が準備される。
そして号令と共に起き上がったアンドロイド目掛けて放たれる。
それを避ける事もなく、アンドロイドはモロに銃弾を受けた。
しかし…
倒れても暫くすると動き出すアンドロイド。
3回目くらいになってから軍隊の中に不穏な空気が流れ始める。
「近隣の住民は漏れなく避難させているな?こうなればもうあれで“蹂躙”するしかあるまい。」
非人道的な行いだが、それを承知で戦車を向けさせた。
そのままアンドロイド目掛けて進んでいき、轢き殺す気だ。
轢き殺されてしまえば流石にアンドロイドとはいえ、形が残らないだろう。
緊張感の中戦車はアンドロイドを文字通り蹂躙していく。
…かのように見えた。
しかし首無しアンドロイドは戦車に押しつぶされる事なく逆に戦車の車輪を外して見せる。
人間だとありえない力だ。
その後、横倒しにされた戦車から乗組員が慌てて脱出し、逃げていく。
その様を見て真也だけでなく4人も青ざめる。
「人間が対処できる相手やないやろ…」
「じゃあこっちが撃ち終わった時が…」
「おそらく…」
「あかんやんか。ギュンターさんもハラルトさんもまだ建物の中におるねんで。」
「あの化け物は頭無いけど、相手を殺すまでロックオンする言うてたで。」
「だったらこのまま建物に入って来られるん時間の問題やん。」
「そうなったら、僕らだけでもなんとか食い止めないと…」
真也は唇を噛んで語気を荒げる。
しかし近代兵器すら受け付けない目の前のアンドロイドにどう対処していいのか分からない。
軍隊は道路や公共施設を壊しながらもゆっくりと迫ってくる目の前のアンドロイド向けて砲弾を撃ち込み続ける。
命中して一旦はぶっ飛ばす。
しかし、数十秒後…何事も無かったかのように立ち上がり、じりじりと市庁舎の方へ近づいてくる。
信じられないが不死身の人間だ。
その様子を建物の2階から見つつ、自分達が向かってもどうしようもないのか…と感じる5人。
ふと真也が決断する。
「僕、行きます!」
「それで何とかなるんか?」
4人が一斉に聞き返す。
「分かりません。…でもあの建物には…ハインさんや、勇一さん…静那だっているんですよね。ここから先に行かせたくない…いや、行かせない。」
4人は真也が強い事を知っている。しかし…
「兵器が敵わんのやで。どないすんねん。俺かて静那ちゃんやハインちゃん守りたいよ!でも…」
「仮に俺らは動けんからしゃあないにしても、みんな連れてどっかに逃げるってのはどうやねん?」
「駄目です。ギュンターさんを殺すまであいつは追いかけ続けます。そう“あの男”も言ってましたし。」
「逃げても一時しのぎ…逃げた先の町を破壊しながら追いかけてくるいう事か…」
「はい。それにここ程体制が整っている場所は他にありません。」
「俺からも付け加えるけど、あいつものスゴイスピードで走ってくるねん。トラウマになるレベルの速度で…」
「俺達に出来る事って無いのかよ、真也!」
「正面からなんとかなる相手じゃない。排除の対象としてロックオンされるくらいなら逃げた方がいい。」
「これがアイツらの言うてた“知らなくてもいい世界もある”って奴かよ…」
「何やねんソレ…クソがぁ!」
5人が会話している間もじりじりと距離を詰めてくるアンドロイド。
軍隊が出来る事は、大砲を打ち込んで吹き飛ばし、一時的に足止めをすることだけだ。
ミサイルを何発撃ち込もうが、効いている様子がない。…何食わぬ様子で無言で立ち上がってくる。
顔が無いので余計に不気味だ。
「行ってきます!その…足止めになるならせめて…」
「死ぬぞ!」
「死なないように気をつけます。」
「気をつけるってどうやって気をつけるねん!組み合うのもアウトなんやろ!」
生一が問い詰める。
先ほどのアンドロイドとのやり取りを見ていた唯一の人間として冷静に真也を諭す。
「でも…」
「あんな、真っ向からなんとかしようとしても無理な相手もおるよ。
行くなとは言わんけどよ…
例えば建物に侵入を許してもうたら、裏口からあの政治家連れて逃げる方法とかそっちを考えろ。
向かってきた相手に対して真っ向から組み合うしかないっていう思考を一旦捨てろ。」
「そうですね。そうします!」
もしもの時、皆を逃がすというやり方ならまだなんとか出来る。
追い詰められ、自分の視野が少し狭くなっていた事に気付いた真也。
対処法を変える。
「じゃあ議員さん達を守る方に全力を尽くしてきます。行ってきます!」
そう言って真也は市庁舎の方へ走り抜けていった。
「真也でもあかんのやったら…もう逃げるしかないな…」
「まあな…。ミサイル喰らって無傷とか異常やん。あんなんと戦おうと思うこと自体が発想にないわ。」
「そうですね。でもやっと真也も柔軟に対応できるようになってくれたというか…」
「まったくやで。あのままあのバケモンに正面から向かっていってもなぁ…」
「バケモン…か。でも見た感じやとあれ、まだ子ども位のサイズやのにな…誰かに肉体改造されたんやろうなぁ…考えたくないけど…」
「こんな時にではあるんですけど…そうかもしれませんね…」
「残酷な事する大人もおるもんやな。」
「“人”の兵器やろ……合法的にまかり通るもんやない!
世界的に“人道から逸れてる”言われて大問題になるで。」
「そうはならない…証拠を残さずに絶対に勝てるって確信があるから投入してるんでしょうね…」
「何かムカつくなぁ。それ。」
* * * * *
街の中は火災事件をきっかけに混乱が続いている…
仁科さんと葉月は助け出され『MF』専用車に無事保護されたが、市内の混乱と渋滞で車に閉じ込められていて先程から身動きが取れない。
街中の混乱は煙が充満する中でさらに高まっていった。
そして、ベルリン市街中心部にある市庁舎の前方では、得体の知れないたった1体のアンドロイドの侵入を止めるため、やや規模の大きい近接戦闘が行われていた。
ハラルトさん主導のもと話を通し、緊急で街中に軍を配置させてもらえた所までは良かった…
しかし何も効果的な攻撃を加えられることなく建物内への侵入を許そうとしている現在…
対戦車砲を打ち込んでも効果がない様に、次第に恐怖感を抱いていく軍隊…
いくら砲撃を打ち込んでも壊れるのはアスファルトの道路だけ…
次第に手数が乏しくなっていく…
消火による混乱、犯罪、そして侵略者…対処がままならなくなったベルリンの街は混乱のピークに達しようとしていた。
そんな時、高らかにラジオや街頭の電波を通じて『防災行政無線局』から“緊急放送”が響き渡った。
聞こえてくる声は…ややたどたどしいドイツ語…
ドイツ国民の声ではない、外国の人間のスピーチのようだ。
話しているのは……青年らしき男性の声。
街の人間は、ラジオやテレビ、街中の街灯に設置してあるスピーカーに耳を傾ける。
混乱が高まる中、テレビやラジオ以外の情報が無い民衆達は何かにすがるかのように“その声”に注目した。
「皆さん。こんばんは。
まずこの緊急時にすいません。でもどうしても聞いてほしい事があって、ドイツ政府からの許可をもらい発信しています。
不安に思っている人が多いと思うけど、ここでしゃべっている人間は、皆さんと心から仲良くなりたいと思っている人間…
“日本人”です。」
物語はドイツ編後半。攻勢編になります。
ドイツでの現地取材を経てリライトをする予定です。
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