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TEENAGE ~ぼくらの地球を救うまで  作者: DARVISH
season2【A面】
116/226

26-2 統轄者

【26話】Bパート

女神的存在のネイシャさんが他の部屋に行ってしまったことで再び不機嫌な小谷野と兼元。


ずいぶんな事を言われて不機嫌な仁科さん。


空気が悪いうえ、会話がエスカレートしないうちに話題を変えようとする生一。



「そういえば天摘は?」


「今他の村から相談があるって沢山やってきてんのよ。食堂が比較的広いでしょ。あそこで会議してる。真也君も一緒に話聞いてる。」


「何があったん?」


「まぁこれから村をどう守っていくかって会議よ。若者少ないからね~この地域。動ける人がいないでしょう。難しいよね…そんな中で村同士で連携とっていくの。」


「何だかんだ言うてここ広いからな。お…言うてたら。」



葉月と真也が戻ってきた。


「葉月、真也君。どうだった?」


少し心配そうな顔の仁科さん。


「ええ、大体の状況は分かった。あとね、そんなに大勢じゃないみたいだけど残党がまた出たの。困るよね。せっかく親玉倒したのにね。

しかも今回の相手は大勢ではないとはいえ、銃火器を持ってるみたいだからうかつに手が出せないみたい。でも、こんな形でまた体制を立て直されたらって思うと早く何とかしたいよね。」


「村の人はまだ都心まで応援を頼みに行かないの?」


「ここからじゃ遠いからね…若者って言えるメンバーは大体ケガしてる。ネイシャさんたちが必死に看病してるけどすぐにどうにかなる感じじゃないって。」


「じゃあ各村が残党に襲われないようにまずは守りを固めるって方向になったの?」


「いや、野盗は連鎖的に侵略かけていくかもしれないからってことで、真也君が掃討に行く事になったのよ。

真也君…ああは言ったけど大丈夫?銃火器は使われたら危ないし、町からの応援を待った方が私は良いと思ったんだけど。」



「せやで。あん時“アイツ”倒せたんは、俺らが頑張って赤ゲージまで体力減らしたったから勝てたんであって、銃火器とかボウガンで待ち伏せられたら危ないぞ!慢心とかないか?」



真也が気遣ってくれているのを理解したうえで返答する。


「こういうのは時間が経つとどんどん勢力を広げていくもんだと思うんです。

十分に気を付けますので、今回は任せてくれませんか?八薙君も一緒に行ってくれるし。あとヤバそうだったらちゃんと逃げますから。」



「大丈夫?」


「真也君。その…やっぱり危ないよ。八薙君も腕が万全じゃないし…」


心配そうな表情が消えない仁科さん。


優しい表情をして真也は仁科さんに告げる。


「危ないって思ったら必ず引き返します。約束します。行かせてください。」


「…その……絶対よ。…約束。」





「なんなん、この間…。」


「何よ!だって真也君にもしものことがあったら…」


「あったら?」


「静ちゃんが悲しむでしょう。だから…」


「そうですよね。だから絶対に戻ってきます。」


「…じゃあ約束して。」


「分かりました。仁科先輩。約束です。」



もしものことがあれば大変だというのは十分理解している。その心配が消えないというのも分かるが、村に人材が居ないため、真也と八薙、あと村人4名の6人で出動することになった。たった6名だ。



腕が完治していない八薙は、通訳と補助いう形での参加になった。


アブドゥラメンがその間、この村と修道院を受け持つ。


勇一も、もしものことがあれば覚悟を決めるつもりだ。



* * * * *



日は暮れてきたが、その日のうちに発とうという事で出発する。


『気を付けて下さいね。』


心配そうな表情のネイシャさん。


「大丈夫です。無茶はしないってさっき釘を刺されましたので。って、そうか…日本語ダメなんだった。」


『大丈夫です。大丈夫です。大丈夫です。』



「真也、英語は?」


「あんまりかな…はは…。」


「じゃあ終わったら勉強だな。」


「そうだよね。」


『ありがとうございます。先輩方をよろしくお願いします。』


八薙はそう加えてネイシャさんに手を振る。



薄暗い中、使えるようになった車とバイクで東側の村へ向かった。


真也にとっては思い出に残る村であり、八薙にとっても苦い思い出の残るあの村である。


今の各村の守りはぜい弱だ。誰か統轄者がいないと、いつ来てくれるか分からない国の機関頼みになってしまう。


取り急ぎ、火種を鎮火するために二人は村に急いだ。



* * * * *



村の大きな建物から180cmほどの巨漢の男が2人出てきた。


2人もだ。


ターバンのような帽子をかぶったデカブツだ。こんなのが2人も居ればさすがに村人達の敵う相手ではない。


東の村を乗っ取り、若者を叩き潰した後はまた以前のような支配圏を作ろうとしているのだろう。



「急いで正解だったな。真也。」


「そうだね。八薙君はここに居て。」


「何でだよ。俺も行くぞ。」


「八薙君は腕がまだ万全じゃないでしょ。それよりも通訳をお願いしたいんだ。予断を許さない状況だし。」


遠目から見ている真也と八薙。


今回は村からも4名中年くらいの村人が同行してくれている。



「まず村人のうち1名、話し合いをしたいって持ちかけてほしい。不安ならもう1名いてもいい。」


「あとの2名は?」


「もしもの時は撤退しないといけない。その時に運転できるようにスタンバイしていてほしい。」


「分かった。で、交渉役の2人にはどういう話を?」



「ガシュテ・エルシャド(風紀警察)はこの国にある警察機関でしょ。そこには絶対に通報しない代わりに捕らわれている人たちの命は保証してもらう。要するに村人に対して武器を行使しないでほしいと。警察に通報しないなら相手にとって悪い話じゃないはずだ。


ここまでは前振りで、本題はここからだ。

もう一つ要望を伝える。銃や刀剣は絶対に村人に振るわないように、一か所にでも保管してほしいと。」



「まず銃火器のある武器庫のポイントを把握するって事か。」



「話が早くて助かるよ。ここからは少し危険だけど、銃火器のある部屋が分かったら火を放ってほしい。無理なら場所を後で僕に教える形でもいい。

放火してボヤ騒ぎが起きている間にあのヘッドの2人を退治してくるよ。」



「退治って…あの2人、遠目からだけど180cmくらいあるぞ。体重も140kgくらいはある。素手で倒せるか?」



「そこはやってみる。あの2人以外は普通の野盗って感じだ。だからこそボスを倒せばある程度戦意は喪失すると思う。」



「俺は待ってるだけか?さすがに体はいくらか動くぜ。」


「八薙君は武器庫に火を放った村人の護衛をしてほしい。そっちも大丈夫?」


「随分舐められたもんだな。できるさ。任せるから真也もやられるなよ。」


「うん。八薙君も気を付けて。銃を持っている人がいないかどうか周りをよく見てね。」


「ああ。しかし結構危ない橋だな。」


「鎮圧は早い方が良いからね。危なくっても今夜中に終わらそう。それに銃火器持ちの兵隊がいるなら暗い方が都合がいい。」



八薙は真也からの提案を4人の村人に話す。


村人はやや緊張した顔は見せたものの、今後の事を考え了承してくれた。




* * * * *




『サンチャーゴ様!村人が交渉にやってきました。どうしましょうか?』


『交渉か…通せ。』



交渉に来た村人2人はすんなり通してくれた。


そんな状況の中、真也は単身建物の裏側への侵入を成功させる。



残りの村人2人と八薙はやや離れた所で車と共に待機している。八薙は武器庫の爆発があれば突入する予定だ。


夜、村の中の一番大きい建物内で緊張が走る。




交渉が上手くいっているのかどうかは八薙達の立ち位置からは分からない。


だが、対話には応じてくれているようだ。


警察機関に通報しないという約束は野盗達にとって悪い話では無いようで、条件として村人に対して銃や刀といった殺傷力のある武器を行使しないでほしいというだけの話なら聞けない内容でもない。


しかしその後だ。


武器の保管庫に関しての提案をした時、“サンチャーゴ”と呼ばれる親玉の側近たちが不穏な声を挙げた。


『どうも武器庫の場所を知りたいというのが匂うんだよな。』


『どういう意味だ。』


村人の反乱があったあの日、逃げてきた残党が1人含まれていた。


その残党が話しだす。



『地下の村人達の反乱があった日です。あの時も朝、武器庫の火薬が大爆発してボヤ騒ぎになったんです。それに乗じて村人が殴り込んできて…』


『なるほどな…狙いは武器庫か。』


『違います!それにこの村の人たちの命がかかっているんです。そんな事はしません。』


『我々は本当に武器を使わないかどうかを確認するために見せてほしいと言っているだけです。』


村人が必死に訂正するが、武器庫を破壊してからの総突入を感じ取った面々は顔色を変える。


『たった2人で来るとは大した度胸だ…が、芸が無かったな。

おい、お前ら!コイツはここで銃殺だ。武器庫から銃持ってこい!

おっとお前らはここで待機だ。殺されるまでの間、お祈りでもしてろ。』



『待ってください!それは!』



『そもそもだ。何でお前らの条件を呑まないといけないんだ?

俺らがお前に譲渡する理由などないだろう。村にお前達の死体と一緒に手紙を送りつけておいてやる。“司法長官やガシュテ・エルシャド(風紀警察)の介入があれば村人の命は無い。このようになる”となぁ。なぁ兄者。』



サンチャーゴの側近たちに羽交い絞めにされてしまう村人。


考えが甘かったか…という後悔と今後の村の事を考えるといたたまれない気持ちになる。


絶望的な気持ちになる2人。



その表情を嬉しそうに見下ろすサンチャーゴという名の大男。呼び方からして彼らは兄弟のようだ。


『おい、もしもの事を考えて建物内を警備で固めろ。

そう人数は割けんと思うが、突入してくる奴がいるかもしれん。』




遠目で見ていた八薙達に建物内の変化を感じた。


中心の建物を囲うように野盗が警備を始めたのだ。



「(こりゃあ侵入はおろか、近づくこともできないかもな…)」


やや状況が不利になったのを感じる八薙。


でも真也から武器庫に火の手が上がるまでは絶対に出てこないでほしいという通達を受けているので、うかつに動けない。


八薙自身も万全な体調ではなかったので、足手まといになるのは嫌だった。





警備が行き届き、そろそろ武器庫から銃が持ち出されるかと思ったその時、武器庫が大きな音を立てて爆発した!



『俺、突入してきます!

2人は車とバイクに乗っていつでも逃げられる準備をしておいてください。

俺らが戻ってきたらすぐ逃走できるように。』


そう言って八薙も村に踏み込んでいった。





『オイ!何が起きたんだ!』


サンチャーゴ兄弟が怒鳴りつけた。建物の奥側で火の手が挙がっている。武器…主に火薬を保管している部屋だ。


『グッ!お前らの仲間か!』


サンチャーゴの兄の方が村人を睨みつけ、丸太のような腕で殴りつけた。


村人は思いっきり吹っ飛ばされてしまった。



口から吐血している。


『アズィズ!しっかりしろ!』


もう一人の村人が叫ぶ。


“アズィズ”の意識はあるが、かなり効いたようだ。女性のウエストくらい太い腕でぶん殴られたのだから。


もう一人の村人“ラメン”は、サンチャーゴ兄弟を睨みつけるが体格の差があり過ぎる。しかもそんな化け物が同時に2人もいる。



勝てるわけない…大人しく銃殺されるのか…という絶望感の方が勝っていた。


建物外では警備を行っていた野盗達が必死に消火活動をしている。


その様子を村の中で捕えられていた人々がやや遠方から心配そうに見ていた。皆、また鎖につながれている。




暫くしてサンチャーゴ兄弟が陣取る部屋に一人の若者が入ってきた。


『誰だお前は?』


睨みつけるサンチャーゴ兄弟。


『シンヤ、です。』



簡単に自己紹介をした真也。


武器庫の場所を突き止めて爆破させたのは彼だった。



『お前か、武器庫を燃やしたのは。捕えろ!』


サンチャーゴ兄弟の居座る大広間には野党が10名程陣取っていた。一応今回の反乱グループでは精鋭メンバーなのだろう。



武器を手に取り真也を取り囲む。



真也は周りをまず確認する。



「(数は…あのデカブツをのけたら10名!……武器に……銃は……ない!よし!)」



真也の方から仕掛ける。


切りかかってきた野盗の一人目をまず蹴りで対処する。


剣の持ち手を蹴りではたくと肘関節を骨折したようであらぬ方向に腕が曲がった。


握力を失い刀剣が手からこぼれ落ちる。激痛でのたうち回る野盗。


その剣を拾い、村人向けて投げる。


『その剣・使う・身を守る!』


短く単語だけ述べて、すぐに残り9名の対応に入る。


相手も真也の事をただモノではないと理解したのか、間合いを取りながら切りかかるタイミングをうかがう。



まず3人で一斉に切りつけてきた。


しかし難なく避ける真也。


『なかなかうまく避けるじゃねえか。次は4人だ。囲め!』



サンチャーゴは側近の一人に声をかける。さっきの3人に1人追加で“今度は4人でかかれ”ということだろう。


しかし真也はサンチャーゴに向かって言い放つ。


『4人?2人だろ?』


サンチャーゴが側近を見ると2人の野党が気絶していた。泡を吹いている。



さっきの絡みで避けながらも、すれ違いざまに2人に致命傷を負わせたらしい。


その様子を見て怯える側近。しかしサンチャーゴは側近たちを怒鳴りつけ、鼓舞する。


『こっちはまだ7人いるだろが!何恐れてんだ!全員で囲んで潰せェ!相手は素手だぞ。情けなくないのかオラ!』


その声に戦意を取り戻したのか、全員で真也を取り囲む形をとる。


そして連携を組んで切りつけてきた。



これもなんとか回避する真也。


今度は回避するので精いっぱいのようで、避けながらの一撃は難しそうだ。



避けていく中、壁際に追い詰められてしまった真也。


チャンスとばかりに飛び掛かってくる野盗。


しかし1対1となれば、真也は無難に対処できる。


刀剣の太刀筋を見極め、避けた後、脇腹に肘をめり込ませた。そのまま切りつけてきた男はうずくまり、その後二度と起き上がることはなかった。



『なるほどな…オイお前ら!追い詰めても1対1の状況になるだけだ!囲め!まず捕まえろ!』



懸命な判断だと真也は感じた。



剣を突き立て無理やり壁から遠ざけようとする。


しかし真也もそれに易々とは応じない。


近づけてくる刀剣の柄に手を伸ばし、早業で剣を奪い取った。切りつける目的ではなく威嚇目的で剣を突き立ててきたのを察知したのだ。


驚いた野党は引こうとする…がその背中が隙だらけだったので、追いかけて脇腹に肘を打ち込む真也。


野盗はそのままガクンと崩れ落ちた。


それを見た野党は囲めたと見て、いっせいに真也に向かって切りかかってくる。



あと5名…




やや手慣れた集団だったが、剣筋を見極め、落ち着いて対処していく真也。



やがて素手の真也になす術も無く倒されていった。


ついに手練れはあと1名となった。


その野党は恐怖の余り逃げ出そうとする。


しかしサンチャーゴの兄になんと首根っこを掴まれ丸太のような腕でぶん殴られた。


『役立たずが!』


吐き捨てるように言うサンチャーゴ兄。




気の毒だが仕方ない…と感じる真也。


これであとはボスの2人だけだ。


体格はどちらも180cmはある。ウエイトも他の野盗とはケタ違いだ。


「(さすがにボディへの打撃は効かないだろうな…)」と初見の真也は感じる。


相手の懐に入って、人体急所を突くというのが一番手っ取り早い倒し方だというのは真也自身熟知していた。


ただ、相手は巨漢である。どう入るべきか。



色々考えているうちに巨漢2人がにじり寄ってきた。



怒りに満ちた表情をしている。


村人は隅っこのほうで震えながらも戦況を見ている。


アズィズも意識を取り戻し、もう一人の村人ラメンに肩を貸してもらいながら見ていた。


敵う相手ではない。彼に賭けるしかない。



やがてサンチャーゴの弟のほうだろうか。勢いよく飛び掛かってきた。


まず捕まえて押し潰す気だ。


さっきの野盗みたいに懐に潜り込んで肘を叩き込む戦法では無理そうだ。


真也は大人しく左側にステップして避ける。


逃げると予想していたようで、サンチャーゴ兄の方が逃げ道へ先回りして丸太のような腕で殴り掛かってきた。


それを素早くしゃがんで交わし、腕を掴んでよじ登り後頭部に膝を叩き込む。


予想外の所からの打撃にフラッとする兄。


しかし兄の上に乗っかってしまったがゆえに、体の自由が利かない。


“捕まえた!”とばかりに弟に足を掴まれる。


足を掴まれたまま力任せに投げようと思いっきり腕をぶん回した。


真也の体が勢いつけて宙を舞う。


凄い力だと青ざめるアズィズとラメン。




しかし結果としてサンチャーゴの弟のほうを投げ飛ばす形になってしまった。


真也が投げられるときに弟の首根っこを掴んで離さなかったからだ。


真也の方は投げ終わって力が抜けた所で体を回転させて腕を捻る。それが腕関節を捻るような形となり、真也の体は腕から離れた。




こんなデカブツ2人を相手に信じられない立ち振る舞いを見せる彼に驚く村人達。


体格だけ見れば絶望的なのだが、実際に機転を利かせて弟の方が投げ飛ばされたのだ。



兄は激高して真也に飛び掛かる。


しかし真也からしてみれば脇のあたりががら空きだ。


上から押さえつけるような腕を避け、脇を蹴り上げる。すると脱臼したような形で腕がダラーンとなった。


苦痛で態勢を屈める兄。


それは真也からしたら自身の蹴りが丁度届くくらいの高さだった。


「フッ!」


真也の渾身の蹴りがサンチャーゴ兄の顔面を捕える。


その後、踵で普通は相手のボディ部分を狙う“後ろ蹴り”を顔面に叩き込まれた兄は吹っ飛ばされ壁に激突した。



兄が痛みの余りうずくまってからものの数秒の出来事だった。


あまりの早業に驚く村人のアズィズとラメン。


何よりあの巨体を吹っ飛ばすような蹴りだ。どれだけの威力があるのか計り知れない。



壁に激突した兄。気を失っているかどうかを確認しに近づいていく真也。




その時!


強烈な痛みが真也の肩口を襲った。




痛みと同時に気づく。


銃で撃たれたのだ。



振り向くと…先ほど投げ飛ばされたサンチャーゴ弟が起き上がっており、なんと拳銃を手にしていたのだ。

物語は2期・SEASON2へ入ります。

時系列は、MovieⅠから後の物語となります。


【読者の皆様へお願いがございます】

ブックマーク、評価は勇気になります。


現時点でも構いませんので、ページ下部↓の【☆☆☆☆☆】から評価して頂ければ非常に嬉しいです。


頑張って執筆致します。よろしくお願いします。

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