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チートスキルがなくても異世界は何とかなるようです

俺はサトウ ジロウ!前世で声優をやっていたが、喉にポリープが出来てそのまま無理に働き続けたせいで悪化して死んだらしい!

神にそう言われたが、俺はまだそのことを受け入れられない…でも、気がついたら 魔法が存在する世界に転生していた!?

 しかも俺はこの国の王子らしい、なのに敵国との戦争により、突然国が滅んだ!どうなっちゃうの?俺!。

話は変わるが

この世界での俺の父さんの名前はガイル・アルベルト。そして母さんはラベンダー・アルベルト。そして俺の名前はサトー・アルベルトだ。なぜ俺だけ前世の名前を引き継いでサトーになったかは分からないが、とにかくサトー・アルベルトらしい。

 父さんのガイルは国王としては、とても優しい王で、国民皆んなに愛されていた。母さんも優しい人で、怒ると少し怖いけど良い人だった。


俺は王子と呼ばれることに慣れていない。

メイド長「サトー王子!そろそろ起きてください!」

サトー「はぁい…」

メイド長「何ですか、そのだらしない返事は!あなたはこの国の王子なんですよ!シャキッとしなさい!シャキッと!」

サトー「ハイ!」

っといったふうに

俺は、周りにサトー王子と呼ばれる度にぎこちない返事をしていた。

国民はずっと笑顔に溢れていたが、敵国が突然強い兵器を使ってきたらしく、すごい轟音と共に国が滅んだ。その兵器はまさしく元の世界でいうような核兵器の様なもので、地下の書庫にたまたまいた俺は巻き込まれずに済んだ。父さんと母さんは城にいたせいで恐らく巻き込まれてしまっているだろう。姿が見えなかったから正確には生存確認ができていないけどそんな気がする。

俺だけ生きているのが残念に思えたが、敵は残念がる時間も与えてはくれなかった。俺は、突然国が滅んだせいで、そのまま敵国の捕虜として囚われてしまった!

毎日拷問を受けるうちに自分にスキルがあることに気づいた!元々は平和に暮らしていたから本で魔法があることを知ったくらいで自分に使えるとは思っていなかった。どうやら俺のスキルは今のところ分かっている限り自分を治すスキルと透視スキルらしい、

これどうやって使ったらいいんだ!?何とかここから脱出しないと!

透視スキルを使って敵国兵士のどいつが鍵を持っているか確かめようと何度も試したが、毎日来る兵士も違ければ持っている兵士も違ううえ、鍵を持っている兵士は厳重な装備を整えているため鍵を奪う隙がなかった。

処刑の日は今日だ。どうせ死ぬならもっと楽しみたかったな。そう思った。

兵士「お前は今日処刑だ!死ぬ前に言いたいことはあるか?」

サトー「あぁ、死ぬ前に合コンに行きたかったなぁ。前世で声優やってただけなのに、俺なんでこうなっちゃったかなぁ…。」

兵士「言いたいことはそれだけか。なら鍵を…あれ?どこだ?」

(ゴンッ)鈍い音と共に兵士が倒れたが俺は衰弱していてそれにまだ気がついていなかった。


「(ガチャ…)あぁ…そろそろ処刑される時間か…。あれ?兵士が倒れてる?あの手招きしてる人は誰?お父さん?いや、お父さんは死んだはず…じゃあ誰?誰でもいいから助けてよ!」

そこに立っていた人物は…。


1話     完

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