短詩編 3
毎度毎度、ごめんなさい。また短いです。
「少女について」
愛・・・報われぬ淋しさ
ゆえに永遠なるもの
「安らぎについて」
淡い朝の光の
赤い、ビーズ玉の蜘蛛
「オートリピート?」
独りで回っている、音楽が
ガチャ、ガチャと
小気味よく雑音をまき散らす
たった独りで、誰を待っているの
「お別れの時刻」
日本中でカレンダー付の時計が
今日が昨日になり
明日が今日になる
この一瞬・・・
シンデレラの憂鬱
「早起鬼」
おい、朝だよ
日の出だよ
・・・起きなよ、みんな‼ さあ!
「寒風吹きすさび・・・」
すべては流れ去り
一人取り残された・・・何もない
喜劇役者の独白
「遠い明日の世界」
雨漏りのする空の下
流れ来る歌声
苛立たしさのマーチ
静かに、あくまでも静かに
「必勝の旗の下の一つの詩」
君の詩
僕の詩
友よ、鬼ごっこの厳粛さを歌おう
雨粒ひとつ
「苛立たしさ」
生け簀の神力
「不安」
生け捕りの妙技
威厳を放つ遊説者
次は、読み応え優先で、と思っていますが、皆様にとっての読みごたえは、私の打ち応えとは違うものなのは自覚しているつもりです。今日のところは、こんなもんで、ご容赦を・・・




