プロローグ
小説を投稿するのはこれが初めてなので
文章がおかしかったり
誤字、脱字があるかも知れませんが
最後まで見ていただけるとありがたいです。
俺の名前は草壁 空
普通の高校に二年生である。
まぁ、こう言う場合大体が可愛い幼馴染が居たりだとか
普通と言っておきながら何かしなら才能の持ち主
だったりする訳だが
残念ながら俺にはそう言った類の物は一切持ち合わせて居ない本当の意味での普通の高校生である。
まぁ、ここまで聞いて貰えばわかる通り
本当につまらない奴なのである。
そんな、俺は学生で有りながらも学校には行っていない
何故かって?
それは、俺が高校に入学して半年の事である。
その日は珍しく朝の目覚めが早く
調子の良かった俺は何時もより30分も早く家を出て学校へ向かうことにした。
教室に着くと流石に早く着きすぎたせいか
教室には誰も居ない
「...助けて」
誰かの声が聞こえきた。
俺は、その声のした方に向かってみると
教室の外の自転車置場の所で男一人に対して
それを囲う様に三人の男が何かをしているのが見えた。
俺は気になり近くまで観に行く事にした。
「おい‼︎ てめぇ、俺にぶつかっといて謝りもしねぇ
とは、良い度胸してんじゃねぇか‼︎」
「ご、ごめんなさい、だからさっきも謝ったじゃないですか...」
「はぁ~? お前、分かってないから教えといてやるけどよ、俺達に逆らってこの学校で平和に暮らせると思うなよ‼︎」
「これから、それを体にたっぷり教えてやるかな‼︎」
その時の俺は、空手を習っており
少し腕には自信が有った。
自分ならこの位の奴らなら倒せると思っていた。
「おい、もう止めろ。」
「誰だてめぇ~は?」
「ふん、俺かい? 俺は草壁...」
まぁ、その後はお察しのとうり
やはり、少し空手が出来るからって
そうそう実戦でしかも三人の男に対して
通用するはずもなく
あっさり三人の不良少年達にぼこぼこにされ
気付いた時には病院のベットの上と言う
まぁ、何とも情けない姿を両親に晒すことになり
その後、医者には全治3カ月と診断され
無事に退院する頃には、今まで有った自信など
風に吹き飛ばされる紙の如く何処かへ吹き飛んでしまい
俺は、全てどうでもよくなってしまっていた。
自分でも、分かっていた学校に行けばまたあいつらにぼこぼこにされるのは目に見えていたから
自分なら何とか出来るってと思っていたが
人生はそんなに甘くわないって事だな
それ以降は、学校も行かなくなり
自分の思い通りに行かないことが有れば
両親に八つ当たりする日々
「空君、飲み物持ってきたよ」
「ばばぁ‼︎ ノックくらいしろよ‼︎」
俺はそのまま、勢い任せで母親の頬を殴る。
「ごめんない...」
「分かったら‼︎ 早く出てけ‼︎」
やってしまった。
家族は何も悪くないのに自分の苛立ちを自分を痛い思いまでして産んでくれた母親に対してぶつけしまうなんてクズを絵に描いたような事を遂にやらかしてしまう。
それ以来、家族は俺を怖がって俺に会話どころか
近づきすらしなくなった。
当然の報いだろ。
その後、家族は俺と仲良くしようと
旅行を計画してくれたが
俺は、行かなかった
いや、旅行は行きたかったが家族と行く位なら
俺は断然、家でゲームやネットをしていた方が
まだ、ましと言うものである。
それから家族は...
「お土産一杯買ってくるからな、楽しみにしてろよ」
などと言って結局俺抜きで旅行へ行ってしまった。
俺の為に計画をしたと言っていたがそんなのは多分建前で本当は自分達が行きたがったが俺が家に居るから誘わないと後で文句でも言われる
とでも思って誘ったのたのだろう。
本当に迷惑な家族である。
家族が旅行へ行ったすぐ位の事
俺が、アニメを見ていた時に緊急ニュースが飛び込んで来た。
どうやら飛行機で事故が起こったらしい...
嫌な予感がした。
俺は両親の部屋に入り旅行の計画で使っていた
パンフレットだったり書類に目を通した。
そこには、ついさっき事故が起きた飛行機の名前が赤いボールペンで丸がされていた。
俺は、何かに駆り立てられる様に両親に電話を掛ける
が、全然繋がらない...
今の状況を理解出来ぬまま座り込む
その時、電話が鳴り出す
「へっ、心配させやがって、ちょっと焦ったぜ」
俺は、その電話にでる。
「おい、電話くらいさっさと出ろ...」
「そちらは、草壁様のお電話で間違えないでしょうか?」
それは、低い男性の声だった。
「は、はい... そうですけど...」
「私は警察も物なんですか」
どうやら警察が言うにはやっぱり俺の家族が飛行機事故に巻き込まれたのだとか
その後の記憶は正直覚えていない...
気づけば家族の葬式は終わっていて
親戚達が俺のこれからをどうするかについて
話し合っていた。
親戚達は俺を引き取るのを嫌がっていた。
口では言わなかったが顔を見れば分かる
明らかに嫌な顔をしていたからである。
その後は、結局生活費だけを俺には振込み
一人暮らしをしろと言う事に決まった。
俺的には親戚の家で肩身の狭い思いをする事になるのでそっちの方が有り難かった。
そして、葬式の片付けも終わり
親戚達も帰っていた。
「はぁ~... とりあえず疲れたから寝るか...」
俺はそのままベットの中で深い眠りにつく...