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セイヤの決意

 村に入る事が出来た。

 外の柵ほどボロくない。しかし、木造建築の物しかない。


「なぁ、何で外の柵はあんなにもボロボロなんだ?」


 何となく分かるけど聞いてみた。


「……あれは魔族の従えたモンスター達の仕業だ」


 おっさんは苦しそうに、そして怒りを押さえるように話してくれた。


 話はこうだ。

 1週間前から3人の魔族に襲われているようだ。

 それも毎日決まった時間に襲って来るそうだ。

 さらに明らかに本気じゃない、遊びで襲って来ているんだ。しかも、3人の中にはモンスターを操る力を持っているやつもいるそうだ。


「遊びで襲う。人を何だと思っているんだ!!」


「……」


 おっさんは何も答えない。ただ、こっちをうかがっているだけだ。


「おっさん、今日の襲撃は終わったか?」


「……あぁ」


「そうか」


「明日の襲撃は俺も一緒に止める」


 短くそう告げたセイヤの瞳は決意に満ちていた


「おまえ……」


 おっさんが驚いた顔でこちらを見る。


「俺もこれ以上魔族を放っておきたくない。少なくともさっき言ってた3人は許しちゃおけない」


 セイヤは人を踏みにじる行為が大嫌いだ。


「……分かった。しかし、まだ完全には信じられない。お前には嘘を見極める事が出来る精道具の前でもう一度同じ事を言ってもらう。いいな?」


「あぁ」


「もし、お前が嘘をついていなかったら、俺達の村を救ってくれ」


 すがるような声で言ってきた。


「あぁ任せとけ!」


 力強い返事をする。


 待ってろよ魔族。人を踏みにじった代償を払ってもらうぜ!


 こうして魔族と戦うことを決意した。

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