よん話!! 世界最強!?生徒会長!1
おそくなってすいません!
第4話です。
「はりきって、どうぞっ!」
「よし、んじゃ転入生がいるから紹介する。入ってこい」
御剣先生が廊下にひょいっと目をやる。
ちなみに転入生というのはもちろんルミアのことだ。
本名で来るらしい。苗字くらいかえれば?とは言ったが、ルミアはあくまで外国からの転入生ってのにこだわりたいらしい。英語も話せないくせに。
ガラッッ!
これでもかとでも言わんばかりの勢いで教室の戸が開いて、鮮やかな髪を揺らしながらあり得ないほどの、ミニ美少女が入ってきた。そしてチョークで黒板に自分の名前を書くとこちら向いた。(黒板に
文字を書いている時のルミアはものすごい腕と脚が辛そうだった。)
「あたしの名前はルミア・ひょりゅ………。ひょ………、りゅみあ・ひょ………………よ!!」
(思いっきりごまかしたああああぁぁぁぁぁ)←生徒全員の心のの叫び。
自分の名前諦めるなよ!
「とにかく、このあたし様がここのクラスに入ったからにはみんなあたしの下僕になってもらうわ!!」
うわぁ、いきなりとんでもねぇこと言い出したぁぁぁぁぁぁぁ。
「まずは…そうね。今すぐみんな私の前に来てひれ伏しなさい!」
(えぇ――――――――――…………)
クラス全員の顔が思いっきり引きつっている。入ってきた直後は「うわっ、超カワイイ!!」なんて思ったやつらも今ではもうゲンナリ。御剣先生だけは、こりゃまた面白いやつが来たぞというふうに顔をニヤニヤさせているが。
もちろん誰もルミアの前にはひれ伏さない。
そんな様子を見渡して、ルミアは
「まぁいいわ。あたしの冒険はまだまだこれからだもの!!」
打ち切りにされた少年漫画のラスト台詞のような言葉だった。
それ言ったらお前の冒険はもう終わりだよ!
「それに、もうあたしの下僕になったやつもいるしね。………ねぇ?荒浪詠斗?」
バッと、クラス中の視線が俺に集まる。
「だから俺を巻き込むなっていってんだろうがああああああああぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁ!!!!!」
「え、荒浪君?」
「詠斗ってそういうキャラだっけ?」
「荒浪、キモ」
「ちょ、ひなぁ!事実にもいっていい事実と悪い事実があるよぉ!」
「詠くん?!本当なの?」
うあ、心にきついわぁ。この教室。
ていうか、小都葉はもう理由知ってんだろうが!悪乗りすんなよ。
「あたしの第1下僕、詠斗を起点とし、あたしの物語は始まっていくわ。まず、このクラスを支配する。そして学校、町と範囲を広げていくわ。この国を支配し、最後にはこの人間界すべてをあたしの手のひらに乗せて見せるわ!!」
!!
衝撃の世界征服発言に一同騒然!!!!
そして、
「くそ、なんてこった」「たかが転入生に世界をやってしまうなんて」「いやぁっ!!」「私たちどうなるの?」「俺が悪いんじゃない!」「世界が悪いんだ!!」「いや、誰も悪くない。悪くないんだ」「じゃあ悪いのはいったい…」「そう、悪いのは荒浪君よ!」「そうだ、荒浪だ」「最初に下僕になった詠斗が悪い!」「そうだそうだ!」「荒浪くんをころせー!」『おぉ―――――――――――っ!』
ギロッと、30ほどの目玉が俺を捉える。
えぇっと………。これ、けっこうやばい気が……。
「あ、はは、は。相変わらず、ノリがいいなぁ。このクラスはぁ……あは、は」
俺は思わず立ち上がり、後退する。
『いけぇ―――――――――っ!!!』
「やぁーめぇーろおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉおおおぉぉぉぉぉおおぉぉぉ!!!」
ぐしゃぁ!どがしゃぁ!がぢゃんっ!
「ぐあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁあぁぁあ――――――――――――――――!!!!」
いろいろふざけすぎました……。
読んでくれてありがとうございました^^
いったんここで話を切って、2、を新しく投稿しようと思います。
またよろしくお願いします!