プロローグ
前書きと内容は多少違うかもしれません。
ご了承ください……。
下手な文章ですが、感想をいただけるとうれしいです^^
プロローグ
「ここは……どこだ?」
俺が今いる場所、それは……。
黒、漆黒、自分の姿が見えないほど真っ黒な空間。
「何だ、ここ……」
この不可思議な世界、現象をどう説明するか、考えて出た答えは、
夢―――――。
そう、こんなのありえない。あるわけがない。
音も視覚もない真っ黒な空間で……こんなの、
「夢でしかない」
俺がそう口にした瞬間。
『本当にそう思う?』
「え?」
何も見えない空間から、可愛らしい、それでいてどこか落ち着いたような声が聞こえてくる。
『これがもし現実に起こっている事だとしたら?』
「んなわけ……」
『まぁ考え方はそれぞれよ。でもあなたにはやるべき事がある』
相変わらず真っ暗の中声が言う。
『あなたには力がある。その力を私の力の糧にするの』
「ち、力……?」
力って……漫画じゃあるまいし…。
しかし声は話を続ける。
『さぁ、私と契約しなさい。そして、目覚めなさい』
そこで俺は選択を誤ったのかもしれない。
これは夢……そう思っていた俺は、なんとなく…。なんとなく面白そうだからと軽々と返事をしてしまった。
「いいけど……」
何でこんな返事をしてしまったのか俺は今更ながら後悔している。
『では、契約します。あなたはもう、私の傍を放れられない……』
『さぁ、目覚めなさい。私の下僕よ』
ここから始まった、俺の奇妙な物語。
俺と悪魔達による、悪魔ばかりな物語が―――――。