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  作者: 瑛彪・玄彪
3/3

 雨に打たれないと見えない虹がある、ということがわかった。教室の中にいたり、雨宿りしていると、見えないものもある。もちろん教室にいてしか得られないものもある。だけど、雨の中出てきてよかったと思う自分がいる。            

 雨に打たれてるだけでは、虹は見えない。雨に挑まれたとき、それにばかり気を取られて終わるのか、それを逆手にとって何かを始めるのか・・・。いずれにしても、雨の中、空を見上げる者が虹を見つけることができるのだ。

                         

 さぁっと辺りが陰る。虹が急速に色を失い、消えていった。後ろを振り返ると太陽が小さな雲に隠れていた。青空にひとつだけ浮かぶ雲。またすぐに太陽が出てくるだろう。早く帰って、家の者に知らせてやろうと、チャリのペダルを踏み込んだ。

 思ったとおり、すぐに日が照ってきた。

                    

 しかし、虹は二度と現れなかった。                                

                                                                                                                                 

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