ドナドナ(強制連行)
気がつくとトトは見知らぬ場所にいました。
どうやら気を失っていたようです。
「あ、大丈夫ですか?」
ペテロさんに話しかけられましたが、トトの記憶は混乱しています。
「⊂((・x・))⊃ココは誰?⊂((・x・))⊃アタシは何処?」
「はい、しっかり聞いてください。ここは人間界のペットショップのケージの中です」
「えっと〜。(@ ̄ρ ̄@)よう判らんとですけど…」
「『想いの玉』を掘り当てた者はエージェントとして人間界に送り込まれるのが掟でして、今回トトさんがエージェントに選ばれました」
(エージェント?( ? _ ? ))
やはり意味が判りません。
その時です。
「きゃーっ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ウサギさん可愛い〜!!!」
と人間の声がしました…。
人間達が何やらペチャクチャ話しています。
そしてペットショップの店員がケージを開けてトトをヒョイと掴み
(!!!)
素早く箱に入れてしまいました…。
(こらぁぁぁ!!!出せェェェ!!!何しやがるんだァァァ!!!)
トトは渾身の力で暴れましたが…
抵抗虚しく、そのまま売られてしまったのでした…。
。・°°・(>_<)・°°・。
暇です。
檻に閉じ込められて不服です。
(なんで私がこんな目に遭ってるんだろう?)
(−_−#)
考えても分かりませんが、ペテロさんがエージェントがどうとか言っていた気がします。
人間達はテレビを観ているようですが、トトのケージの位置からではテレビは見えません…。
何もすることがないので、来たばかりの見知らぬ人間の家にいるのに、トトは段々と眠気を感じるようになりました。
そしてついに船をこぎはじめました…。
(_ _).。o○