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何とかして少しでも付き合わずに済ます方法はないものかと思いつつ新聞の折り込みチラシに目を通していると、面白そうな求人がありました。
「発掘だって。面白そう。( ^ω^ )それに忙しくしてればカメ太郎くんも諦めてくれるだろうし」
善は急げと早速電話してみると
「うちは登録制でネ。登録して隊員になってもらって、来られる人だけ来るっていうシステムなんですよ。
それで良かったら採用します。
給料も発掘依頼者のパトロンさんが払ってくれる訳だし、うちのほうは今日からでも明日からでもOKですよ」とのこと。
(そんなに簡単で良いんですか?)
(^_^;)
ともかく発掘現場の〇村××海浜公園へ、履歴書持参で隊員登録&初出勤のため、行ってみることにしました。
行ってみると浦島太郎風のコスプレをした愛想の良いオジサンが事務手続きを済ましてくれて、仕事についても説明してくれました。
ミミ:「わたしは隊長のミミです。よろしくね。今回の依頼は〇村の村興しの呼び物を作るための発掘調査です。伝説の宝物玉手箱が出土するかも知れないから、くれぐれも少しずつ丁寧に掘ってね」
トト:「玉手箱って開けたらお爺さんになっちゃう箱ですよね?(・・?)」
ミミ:「う~ん。お爺さんになるのは俗説で本当は鶴になって蓬莱山へと飛び去って行きました、という話なんだよね」
トト:「そうなんですか?それじゃ浦島太郎=鶴仙人(誰だソレってツッコまないでね)なんですか?」
ミミ:「そうなんです。今回のパトロンさんは蓬莱伝説の信奉者らしくて。とにかく村の寺から出てきた文献によると出土の可能性大だからよろしくね(^_−)−☆」