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1. 高校2年生

人生で初めて小説を書こうかなと思いました。お手柔らかにお願いします。

 産まれたときから空気は無かった。人類は生きていく為に、酸素を作る機械に頼らざるを得なかった。人類が宇宙に進出して暫く経つが、宇宙人の類いに遭遇することはなく、地球での生活と大差は無いと言われている。巨大な宇宙ステーションのようなものが幾つも存在しており、地球の延長線上として各国が統治をしている。各国の軍事活動も同様に行われている。治安維持を行う警察や自衛隊は、宇宙進出における活動範囲の拡大化に伴い特殊な技術を身につける必要があった。それらの職業の重要性が上がり、社会的な地位の向上に繋がった。青少年の進路選択のかなりの割合を訓練学校が占める結果となった。

 高校2年生の中頃、進路選択を迫られていた。自称進学校に入学した私は何の考えもなく大学を目指していた。やはり、同級生の4割くらいは警察や自衛隊への進路を希望している。そいつらのほとんどは親も似たような職業に就いている。世襲制ではないが、世の中の風潮がそうなっているのだから、自分がとやかく言う必要はないだろう。しかし、そのように斜に構えようにも、実際のところはそう上手く収められなかった。そういう奴らの大概が性悪だったのである。嫌でもコネやら縁故やらを疑ってしまう。話が逸れてしまったが、そういった人たちを横目に何となく受験勉強らしいことをしていた。

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