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消えたもう一人の私
「とにかく、急いで陰の世界のお前を探さないと。」
「陰の世界の私がいなくなったらどうなるの?」
「恐らく、陽の世界のお前も消える。」
「えっ!・・・。」
「まだそうと決まったわけではないけど、今までにも陽の世界から消えていった人たちがいて、俺はその事について調べているんだ。」
「早く行くぞ。」
「どこに?」
「お前が行きそうなところか、もしくは何か変化が起きている所か?うーん。とりあえず行きそうな所、どこか心当たりはないか?」
「今の時間だと学校じゃないのかな?」
「学校?そういえば陰の学校、確認しなかったな。先に確認すれば良かった。なんてことだ。とにかく急ごう。」
「陰の学校って何?どうやって確認するの?」
「説明はあとだ。とりあえず学校だ。」