7話 決着 魔王城
男の娘勇者ラメ君と3人のおっさん達は、謎の友情が芽生えて肩を組み仲良く旅を進めていた。そしてついに来た魔王城。
ゴクリと生唾をのむラメ達。
なんとか城の魔物達を倒して、ついに魔王の元へとたどり着いた。
目を瞑り、余裕綽々の魔王がそこにいた。
魔王
「よく来たな…勇者ラメ!?」
どこで目を開けたかもろわかりの魔王。
魔王
「ちょっと王様性格悪すぎないー?こんな可愛い勇者よこしたら戦えないじゃーん」
魔王は頭に手を当てて苦しんでいます。
魔王
「あ!いい事思いついた!そこの勇者!わしの嫁にな…ぶぇ!?」
魔王が突然の告白を決行。
それをまずいと思った3人のおっさんのドロップキック。
ドロップキックは見事に魔王のHPを削り取り、世界に平和が訪れた。
ラメ
「すごーい。皆ありがとう」
ラメはただ拍手するだけで魔王が討伐できた様だ。
ラメ
「じゃあ家に変えろーか」
ラメは魔王城を出るために、くたばっている魔王に背を向けて家路につこうとした。
マスキュラー
「それは…駄目だラメ君」
ラメ
「え?」
ラメが振り返ると花束を持った3人のおっさんが、真剣な眼差しでこっちを見つめていた。
おっさん達
「俺と…結婚してください」
魔王城に赤い薔薇が舞った。