炎のダンジョン
「キシャャャャャャ」
バッタってキシャャャャャャってなくんだ。
てかバッタってなくんだ。
[断罪の王]
「キシェ」と変な声を出すと二足歩行のバッタはぶっ倒れた。
バッタは倒してくれすぐに光の粒子になって消えていく
そして、バッタが居た場所に小さい石が落ちていた。
「ん?あぁそういえばドロップ品があるって言ってたな。こんな感じて出てくるだな」
拾って確認してみるとと魔石らしい。さらにはダンジョンのモンスターについても解説が見えた。
ダンジョンのモンスターは魔力でできたプログラムのようなものらしく何かしらのアイテムを核にして作られるらしい。強ければ強いほど核に必要なものの質と数が多く必要になる。
普通の生き物はこの核の部分が魂でできている。
「俺の元いた世界じゃあこんだけの純度のもの大分貴重だっただがなぁ」
こんな雑魚から手に入るのかと少し苦笑する。
スキル [状態変化]
魔石を魔力にかえる。
「さて先に進んでみるか」
いちいち影カラスを使って先の確認するほど強い敵はいないと判断して、確認しないで前に進んだ。またしばらく歩くのかと思っていながら入ってきたのと別の道に行こうとすると
「「キシャャャャャャ」」
バカみたいなの数の二足歩行のバッタがいた。気持ち悪?!ジャンプするようにこっちに突っ込んできた。
「うわ!こっちきた!」
雷魔法でバッタを焼き焦がす。
「「キシャャャャャャ」」
次々に突っ込んで来るバッタをどんどん焼き焦がしていく。
聞こえなくなるまで雷撃を打ち込んだ。
雷魔法をやめると遠くから「キシャャャャ」という声が聞こえてきた。
「どんだけいんだよ」
めんどくせぇなと言いながら暴食の霧を使って落ちている魔石を回収しながら前に進んだ。
ただただ魔法で蹂躙するだけなのはクソつまんねぇなと思いながらバッタに雷撃打ち込んだ。
「あっ、そうだ」
異空間から黒い剣を取り出す。
「久々に剣術の特訓でもするか」
1匹とんでくるバッタを避けて真横に来たバッタの首を切り落とした。
「うえっ、きったね」
紫の血が身体にくっ付く。がすぐにに光の粒子になった
そんな感じのことを繰り返しながら歩いていく
「これが下にいる階段か?」
バリアフリーのバの字もない階段をみてカイムは「角度やば」といいながら階段へと歩き始めた。途中何回か落ちかけては剣でダンジョンの壁に悪口を書いてしながら下まで進んでいた。
「キシャャャャャャ」
壁にクソう○こと小学校で初めて言われた悪口を書いているとついさっきまで飽きるほど聞いていた声が聞こえた。
咄嗟に後ろにジャンプし壁に剣を突き刺す
「階段で襲ってくるのはなしじゃないっすか」
危ねぇなと思いながらクソの部分が削れて再生しう○こだけ残った壁からバッタが出てくる。
なるほど削れすぎると直るのかとバッタのことを完全無視しようとしたカイムだがまたバッタがとんでくる。バッタを氷漬けにして蹴っ飛ばす。
「けっ、クソう○こが。ってうわ!」
と言いこけながら下へと進んで行った。
「これが第2階層か」
さも何もなかったかのようにしながら。アニメで見た事ある風に呟いた。
「・・・痛い」
カッコつけ続けるのに限界を感じさっきまでの雰囲気をぶち壊す一言を言った。
傍から見たら苦戦しつつも頑張って下の階に来た人。
しかし真実は階段から転げ落ちたり階段でバッタを切ろうとして滑った人である。
「あーあ。萎えた、飯食お」
周りに結界を張ってから異空間から料理道具や調味料を取り出す。
「んー牛でいいや」
と言うと[#創造の王__ワタリガラス__#]で牛の肉をコピーする。最初から料理を出せばいいものをカイムは料理は愛情を入れるもの!と頑なにコピーしようとしない。そのくせいつも料理をする時は一切の愛情を感じさせない表情で面倒くさがっりながら作っている。
「おっ、いい感じだ」
と油ひいて焼いただけの肉に妙な達成感を感じながらステーキ用のタレをかけて食っていた。
「あっ、米炊いてない!・・・まぁ、めんどいからいいや」
ステーキを食べ終わってから土魔法で風呂を作り40度位のお湯を入れる。
「ふぅ、にしても1階層だけで1日掛かるとはな」
シャンプーハットをして頭を洗い始めるカイムはダンジョンの中にの時の流れが1億倍でよかったと思っていた。
「あの~すいません」
「うわ!な、なんですか」
え?誰この人?なんで風呂入ってんの?なんで結界の中入り込んでんの?
「あなた何者ですか?」
「こっちのセリフだわ」
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