異次元ッ!スポーツ!
これね本当は連載にしたかったんだけど間違えて短編にしたからこういう感じで前日談的なのにしたんだよね
2XXX年、世界は核の炎に包まれようとしていた。圧倒的な経済成長、技術的進歩がそれはもうとてつもなく進んだが、その事により地球の資源は枯渇していた。が宇宙船の開発、そしてハイパージャンプ技術などで宇宙への進出を人類は行おうとしていた。だがしかし、その裏で舐め腐った政府に反乱を起こそうと細胞投与者の間で同盟が出来ていた...彼らはその反乱を起こそうとしているのである。超次元ッ!スポーツ!スピンオフ作品、開幕ッ!
彼...いや、あれ?とにかくこれはMG-9。アバタリアスと呼ばれるモノだ。アバタリアスとは優秀な細胞投与者の異能力や身体能力、身長、体重、そして性格までそっくりそのままに作ったまさに"分身"なのである。これはこのロボットやその他もろもろの反逆と自由を求める人々の物語なのである...
ビアンカ大尉
「MG-9、あなたの任務は前衛基地のB地区に行き、システムを全て停止させ、前線の機能を停止させるわ。これで物資や軍事兵器などは当分届かなくなるわ。」
MG-9
「分かりました大尉。部隊を集めに行きます。」
彼女はビアンカ大尉。反乱軍の中でなかなかの実力を誇るエアリエル突撃部隊の大尉だ。彼女の能力は強襲狙撃。狙った所に時速804キロで野球ボールを投げる技だ。少しでも触れれば一溜りもない程の破壊力を持つ。
LG-9
「面白そうだな。俺も仲間に入れてくれよ!」
ビアンカ大尉
「ダメよ。あなたはエアリウス奇襲部隊の隊員でしょ?」
MG-9
「この任務には彼はなかなかの活躍をしてくれると思います大尉。」
ビアンカ大尉
「あなた達はほんと仲が良いわね。確かに彼のボンバー・ダン・クラッシュによる奇襲能力は高いわね採用してもいいと思うわよ。」
MG-9
「ありがとうございます大尉。」
LG-9はMG-9の旧型のモデルを元にして作られたアバタリアス。異能力はボンバー・ダン・クラッシュと呼ばれるモノだ。彼は昔、バスケットボールの選手として活躍していたが、とある練習試合の事故で爆死。己の能力で死んでしまったんだとか。この能力に目を付けた政治家達は彼の意識をそのままに、死なないのに痛覚がある、ロボットに変えてしまった。アバタリアスとは表向きでは良いものとして紹介されているが、本当は選手達を機会に閉じ込め、永久に試合をさせ、使えなくなったらまた他ので遊ぶという行為を繰り返してきたのだ。そんな政府に復讐し、同意の上で機械の活動を停止させ、選手達の意識を元に戻すというものが役目である。レジスタンスにはレジスタンスの、政府には政府の正義があるが、どちらが正しいのかどちらが悪なのかは分からない。お互いはお互いの正義の為に戦うのである。
ビアンカ大尉
「これから惑星オシリスに飛び、敵のビーコンを狙う。ビーコンを壊せば、敵の通信はしばらく途絶えるわ。スペクターと呼ばれるロボットはかなり硬い装甲をまとっているけど、電撃に弱いわ。ここは私と彩波大佐が指揮を執るわ。」
彩波大佐
「私が何だって?」
彼女は彩波大佐。元々ビアンカ大尉と同じ野球チームで活躍していて、2人のコンビは野球界でかなり有名だったが、彼女の弟が政府軍により改造され失敗。変わり果てた姿で戻ってきた弟の仇を打つために政府と戦うのである。そんな彼女の能力は電磁安打。ボールがバットに当たる瞬間、バットに多大な電気を発生させ、その電磁力によりボールを異常な程加速させる能力だ。最高時速は4000キロ越えでビアンカ大尉の能力を合わせればとんでもなく強くなるはずだが、ボールが衝撃に耐えられず消滅してしまうのだ。
ビアンカ大尉
「彩波大佐、あなたには政府軍のビーコンを壊す任務の指揮官を務めてもらいます。他のみんなは、原則彼女の指示に従って行動するのよ。」
彩波大佐
「分かったわ。それで、いつ作戦を決行するの?」
ビアンカ大尉
「明日の夜よ。みんな準備は良い?」
MG-9
「はい!」
LG-9
「了解。」
こうして我々反乱軍は、ビーコンを破壊するためにその地点へと向かうのであった…。
そういや超次元ッ!スポーツ!も短編のままだよね…まぁ他のも見てください。そんで評価とかお願いします…。