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わたし  作者: michi
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8

小さい頃を思い出した。


母と食べる誕生日ケーキも美味しかったけれど、今日のケーキはより特別な感じがした。


私が買ってきたロールケーキは食べきれなかったため、おばあちゃんが帰りに持たせてくれた。


「おじいちゃんと二人で食べたら良いのに~」


「いいからいから、お母さんと二人で食べなさい

それと、はいこれ、おばあちゃんたち何も買えないから少しだけどこれで好きなの買いなさい」


そう言って茶封筒を渡してきた。


お金だと察した。


「えっ!いいって!もう十分!

二人で美味しいものでも食べたら良いじゃん」


「あ~っ、もうおばあちゃんたちは散々美味しい物食べてきたから」


「未千、おじいちゃんたちからのお祝いだから受け取っとき

また遊びにおいでな」


おじいちゃんもそう言った。


「もう~、本当に良いのに

ありがとう」


いい歳した大人なのに、誕生日に来てしまってこんな風にしてくれて、少しの申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいだった。


外まで見送りに来てくれて「風邪引かないようにね」と言って「未千もね、仕事頑張って」と言われ自宅に帰った。


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