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百怪  作者: アンミン
百怪・怪異、不可思議
57/300

57「知らない人」【挿絵あり】



知り合いのお寺の近くにある、保育園の保母さんから

聞いた話。

32『履物』でもお話を頂いた方である。


ある時、遊び道具の片付けをしていると、

園児たちが来て『知らない人が来た』と

言ってきた。

不審者なら危ないと思って、すぐにその場所へ

駆けつけると、砂場の前、そこに落ち葉が

大量に集められていた。




「誰がやったの?」




園児たちは首を左右にブンブン振り回しながら、

口々にそこに知らない人がいた、と話した。


ちなみに、砂場から離れた場所に大きな栗の木はあるが、

その落ち葉はいろいろな種類の葉が混じっていたそうだ。





挿絵(By みてみん)

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