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百怪  作者: アンミン
百怪・怪異、不可思議
43/300

43「豪雨」【挿絵あり】


東北の遠縁の方から聞いた話。


子供の頃、母と一緒に里帰りしていた彼は、

実家の人と山菜採りに行く事になった。

しばらく山を登っていくと、急に雲行きが

怪しくなり、雨が降ってきたかと思うとたちまち

豪雨になってしまった。


季節は晩夏で、夏でも1日雨が降れば

急激に冷えるので、ストーブがすでに

出されているほどだった。

山菜採り一行の中で一番若かった彼は、

一足先に家に戻り、ストーブに火を

入れておくように言われた。


びしょ濡れになりながらも実家へと走り、

玄関を開けたところ、彼の母親がいた。




「どうしたの?」




聞くと、家の誰も山菜採りに行ってないし、

彼を誘ってもいないという。

玄関を振り返った彼の目に、都会のような

強烈な陽差しが飛び込んできた。





挿絵(By みてみん)

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