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百怪  作者: アンミン
怪異
260/300

60「区切り」

・定められた区分について


お寺で修行している知り合いの話。


よく『形から入る』という言葉があるが、

その形状にどれだけの力があるのか?

という事を彼と同僚が話していた。


闇語り39話『境界』や、80話『行き止まり』

でも出てきたが―――

何らかの力の流れに関係している、という話は

あった。


しかし、図形そのものに力があるのかという

話をしていると、


「そりゃ『そういうもの』を前提として

 いるのなら、あると思うぞ」


そう言いながら師が話に入って来た。


「未だに神社は鳥居をまつっているし―――

 寺だって地図には卍マークが書いてあるだろ。


 十字架はキリスト教のシンボルだし、

 玄関に菖蒲しょうぶの掛け軸を置いてあるのは、

 魔除けの意味もある」


弟子たちがうなずいていると、その中で

『一番大きい物は?』という質問が出て、


陰陽おんみょう太極図たいきょくずかな。


 山手線って知っているだろ。

 アレ、中央線とセットでそのままだぞ」


風水に詳しかった人物が、交通安全、そして

皇居を守るためにそういう路線にしたという

説があるらしい。


「そもそも江戸からして風水を元に作られて

 いるしな。


 それに沿って新しい施設を作ろうっていうのは、

 別におかしくはないだろう」


まあこれは仏教の教えじゃないし、

どれだけ効果があるかわからんけどな―――

そう師は最後に付け加えた。



( ・ω・)最後まで読んでくださり

ありがとうございます!

『百怪』は日曜日の午前1時更新です。

深夜のお供にどうぞ。


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(;・∀・)カクヨムでも書いています。

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【ゲーセンダンジョン繁盛記】

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