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百怪  作者: アンミン
怪異
245/300

45「撮影」

・現代怪談話・伝聞


とあるプログラマーの話。


彼は写真を趣味としており、そのために年に

何回か旅行に出かけていたという。


ある時、彼は旅行先で記念写真を頼まれた。

それはカップルで、目の覚めるような美男美女で

あったらしい。


この景色を背景に、と注文を受け、彼は

手持ちのカメラでカップルを撮った。


「……あれ?」


写真を確かに撮ったのだが、カメラから目を離すと

二人は消えていた。

周辺は結構広く、シャッターを押した後にすぐ

どこかへ身を隠す時間は無い。


妙な事もあるものだと、彼は旅行から帰った後、

とにかく写真を現像してみる事にした。


だが、そのカップルを写したと思われる写真だけ、

真っ白になっていたという。


「強力な光が感光したのなら、そうなるのは

 わかるんですけど……

 何せ本当に真っ白でしたからね。

 しかも、その前後の写真は何ともなくて」


そういえば、後で写真を送ってくれとか、

普通言われるであろう事は無かったなあ、

と彼は思い出した。


もう一度その旅行先へ確認に行ってみたが、

そのカップルは元より、撮影した場所まで

なぜかたどり着く事が出来なかったという。


( ・ω・)最後まで読んでくださり

ありがとうございます!

『百怪』は日曜日の午前1時更新です。

深夜のお供にどうぞ。


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お待ちしております。

それが何よりのモチベーションアップとなります。


(;・∀・)カクヨムでも書いています。

こちらもよろしくお願いします。


【ゲーセンダンジョン繁盛記】

https://kakuyomu.jp/works/16817330649291247894

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― 新着の感想 ―
[良い点] テンポ良く読めますね [一言] 写真のフラッシュで存在を記録ごと消してしまった説w
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