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百怪  作者: アンミン
怪異
242/300

42「人数」

・立ち入り禁止の部屋について


お寺で修行している知り合いの話。


「七人ミサキって知ってます?」


彼の同僚の一人が、ふとそんな話題を振った。


某妖怪漫画で有名になったが、集団亡霊の

お化けであり、それに出会った人間は殺される。

そして殺された人間がミサキに加わり、

加わった分は成仏し、常に七人でいるという。


そこへ師がやってきて、話に加わった。


「俺もそれに近い話は聞いた事があるが」


師の話では二つのパターンがあり、

一つは話の通りの集団亡霊だが、


もう一つは、山神の話としてあるとの事だった。


「山には禁足日きんそくび、というのがあるが―――


 その中に、ある特定の人数で入っては

 いけない日、というのがあるらしい」


何でもその日だけは、神様がパーティーを組んで

山を巡回するそうで……

そのパーティーと同じ人数で組む、イコール

神の仲間入りとなる、という意味になってしまう

との事。


「他にも、神様が間違えて木と一緒に数えて

 しまうとか……

 または特定の人数が、イケニエを示している、

 というのもあったな」


全員が師の話に聞き入り、うなずいていると、


「ま、要は出会わなければいいだけで。

 昔の人の忠告は聞けってこった」


そう師が話を締めくくると、彼と同僚は苦笑した。



( ・ω・)最後まで読んでくださり

ありがとうございます!

『百怪』は日曜日の午前1時更新です。

深夜のお供にどうぞ。


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(;・∀・)カクヨムでも書いています。

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【ゲーセンダンジョン繁盛記】

https://kakuyomu.jp/works/16817330649291247894

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