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百怪  作者: アンミン
闇語り
102/300

02「力」【挿絵あり】

・新興宗教の考察。


お寺で修行している知り合いから聞いた話。


寺で話している際、新興宗教についての話となった。

以前誰かに、従来の宗教と新興の違いについて、


「生きている人間をたてまつるかどうか」


と聞いて、なるほどと思った記憶がある。


毒ガステロを起こした鳥の名前教団や、

生活空間などの話題となり、その教祖について

話していたところ、師から


「あれは本物だと思うか?」


と質問されたという。


その場にいたのは4人程度だが、全員が否定すると


「“力”は本物だと思う」


あれが? と疑問を隠さず口と態度に現すと、

師は言った。


「お前、宗教でもイベントでも何でもいいが―――

 千人、1万人集められるか?」


その場にいた全員が首を横に振った。


「ああいう存在を舐めるな。

 たとえ“神もどき”でも、“力”は

 本物の場合がある。

 もっとも、それが“本人”かどうかはわからんが」


どういう事ですか? とその人が聞くと、ため息をつき


「お前、本当に修行してたのか?

 教祖が“力”を持っている必要は無いんだ。

 組織のどこかにいて、実質上取りまとめる力が

 あればいい」


なぜかその後、師を交えて『最強のラスボスは』

という議論が行われたという。





挿絵(By みてみん)

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