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悪魔が呼ぶ声

作者: 黒宮杳騏

愛と云うには 濃密過ぎて

狂おしい程 あなたを欲する

まるで祈りを知らない獣の如く

ガス灯の影に隠れ

夜毎 裸身を横たえる恋人達

ブランコを揺らす優しい腕に

木陰へと静かに手招かれ

悦楽をこの身に注がれたい


導かれるまま 落ちてゆきます


密会を重ねるごとに

堕落していく(いびつ)な関係

ランプの弱々しい光の中で

なすがままに暴かれていく

揺らめく蝋燭の影絵は

疼く痛みを飲み込んで

私はただ惰性に委ねて溺れ

唇を卑猥に重ねていく


導かれるまま 落ちてみようか

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