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雷雨の夜に2

「む……。雨か。どうやらお迎えはまだだったらしいの」


 あの全身の力が失せていく感じはその時が来たものとばかり思ってはいたが、どうやらそうではなかったらしい。徐々に目が覚めてきて、率直な疑問がある。


「ここは、何処じゃ?ワシは自宅にいたと思ったが……」


 病院とは違うが、似たような硬いマットのベッド。電灯ではなく蝋燭のような、どこか懐かしい灯り。

暗さからして恐らく日没後のようだが、雨戸が閉まっていて定かではない。


「あっ!」


ギィィと軋む音と共に開いた扉から顔を出した子供が私の顔を見て声をあげた。


「ぼうや、すまんがここは……」


「おかあさぁぁぁん!お爺ちゃんが起きてたよー!」


 話しかけようとしたところに叫びながら走り去ってしまった。どうやら親御さんを読んできてくれるようだ。ちょっと面食らったが助かる。

しかし、子供の服装がどうも見慣れぬような感じだったのは気のせいだろうか?

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