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少林迎撃  作者: 東武瑛
1/5

李を狙う王と謎の武芸者

荒野で棍を持った男が1人で刀を持った男達と闘っている。

棍を持った男は刀を持った男達を打ち倒し、馬に乗り去って行く。

将軍の邸宅

「また、李に逃げられたのか?」将軍が部下達に怒鳴った。

「すいません」部下達が頭を下げる。

「将軍、王様がお見えです」

「おお、久しぶりだな。王。元気そうだな」将軍が言う。

「兄貴、何を騒いでいるんだ」王が聞く。

「役立たずどもが李英風に逃げられた」将軍が言う。

「李英風?なんだソイツは?そんな凄い奴なのか」王が聞いた。

「少林武術の達人だ」将軍は言った。

「フム。闘ってみたいな」王は言った。

「それで、おまえを呼び出した。頼むぞ。王」

「だが、奴はどこにいるんだ?」

「必ず探す。それまで休んでいてくれ」

「わかった。早く居場所を調べてくれ」王は言った。

李は馬を預け酒店に入った。

酒店に入ると茶と饅頭を注文する。

男の客が1人で酒を飲んでいた。

そこに男達が来て酒を飲み始めた。

「キャー」

男達が店の女をからかい始めた。

李は黙って見てたが、止めようと思い席を立った。

しかし、それより先に1人で酒を飲んでた客が男達をつまみ出した。

乱闘が始まった。

男達は刃物を取りだし、男に襲いかかった。

男は剣を抜き闘う。

李は棍を持って助太刀した。

男達は逃げて行った。

「危ない所をありがとう。私の名は袁と言います」男は李に礼を言い、金を置いて店を出た。

李も店を出た。

李は街外れの寺に行った。

日は西に傾いていた。

寺の和尚は李を歓迎して泊まる事を勧めた。

李は精進料理を食べながら和尚と話た。

「甫田少林寺が焼き討ちにあったとは知りませんでした」和尚が言う。

「私以外にも生き残った者がいます。かれらは広東の九龍少林寺にいます」李が言った。

「そうですか。あそこなら清の軍隊も手が出せないでしょう」和尚が言った。

「私は今、紛失した仏陀奥義秘伝書を探す旅をしています。これが地図です。これによると九連山にあるそうです」李が言った。

「九連山と言えば虎が住むという。くれぐれも気をつけて下さい」

「わかりました」と李は答えた。

翌朝、李が出発の準備をしていると和尚が来た。

「食べて下さい」と饅頭を渡した。

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