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三回目に起こるイレギュラー  作者: Dark Revenger
二章:文明は斯く偉大なり
46/50

第四十六話:なんとなく主人公な中森(中編)

 暴走したら一話で終わらなかった為急きょ前中後の三話構成に。どうしてこうなった……

 鉱脈に入ってから一時間が経過した。

 僕、ダウン。


「ゼハッ、ゼハァ……ちょ、ちょっと、きゅ、きゅけ、きゅう、け……」

「ワン!」

キチキチ

カラカラ×2

「ナサケナイナ、ユウイチロウ。この程度で値を上げるノカ?」


 そ、そんな事、言ったって……


「ゼハァ、ゼハヒッ!?」


 ま、ままま、また……ムカデめ!


「そんな小虫程度に怯えるナンテ、意外に玉無しダッタノカ?」

「な、七メートル以下のムカデはノーサンキュ!」


 七メートル以上も基本はダメだろうけど、僕らにはトリゼェイソンさんを始めとしたヅィ・スコロペンドラの皆さんが身近にいるからね。ムカデ特有の生理的嫌悪感が存在しない事もあり、なんだかんだでクラスメイト全員が受け入れられた。

 そう、トリゼェイソンさん達はあくまで『ムカデの形』をしているだけだから受け入れられるのであって、普通のムカデは許容出来ないのだ。


「七メートル? それはひょっとして『紫の死虫』のコトカ?」

「サモン・ファイヤーエレメント。そうだよ。僕達はイノウ様の意向により『ヅィ・スコロペンドラ』って呼んでいるけどね」


 なんとか体と心を落ち着け、炎の精霊を呼び出してムカデを焼き殺しながら答える。するとルェダはどこか感心したような表情を作った。ちなみに、僕が手渡した服を着てもらっているため、なんとか直視できる。


「悪名高き『死虫』を知ってイテ、尚生き残っているニンゲン、カ。ますます気にイッタゾ、ユウイチロウ」

「その条件だと他に三十人くらいいるけどね」

「……ナンダト? まさかキサマ、聖人じゃ無いダロウナ?」


 何故この流れで僕なんかを聖人と勘違いするんだろうか。

 僕は右に炎の精霊、左に青白い火の玉を置いて座り込みながら正確な事だけを伝えた。


「そんな仰々しい者じゃないよ。僕達の主、ニシキ・イノウ様がヅィ・スコロペンドラ……君達で言うところの『紫の死虫』を配下に置いているから慣れてるだけだよ。まあ、皆は嫌悪より恐怖が原因で訓練の時しか近づかないけどね」

「……『死虫』を配下にしたダッテ?」


 化け物でも思い出しているかのような表情だ。確かにトリゼェイソンさん達は強いけど、なんでだろう?


「ユウイチロウ、『死を司る七色の虫』という言葉は知ってイルカイ?」


 唐突にそんな事を聞いてきたルェダ。生憎とそんな中二病的ネーミングは聞いた事が無い。

 その内の一体がヅィ・スコロペンドラの事だって事は話の流れ的に分かったけど。


「その顔だとやはり知らないヨウダナ。ワッチも吸い殺した冒険者から聞いたにスギナイガ、虫の姿を取る魔獣の中で最もニンゲンを『死』に近づける七体の事を指すソウダ」

「す、吸い殺した?」

「そこにクイツクナ。『死を司る七色の虫』ノウチ、ワッチの住処でも確認されていたのは『緑の死虫』と『白の死虫』、そして『紫の死虫』ダケダガ、どれも上空を飛ぶ事すら憚れる濃密な死の気配を漂ワセテイタ。あんな物が他に四種類もいるのかとオモウト、今でも羽が逆立つオモイダ」


 なるほど、それで僕の態度に疑問を覚えた訳だね。そして、そんな恐ろしい連中を恐れない聖人なんて人たちがいるから、僕の事をその聖人だって勘違いした、と。

 ……トリゼェイソンさん達を恐れない人たち、か。

 勇者でも魔王でも無い、第三者の立場にあるイノウ様の部下として、これは聞いておくべき案件だろう。


「ところで、聖人ってのはなんなの?」

「そう簡単に流して欲しくは無かったノダガナ、マアイイ」


 う、それに関してはごめんなさい。


「聖人トハ、忌々しい教会に所属するいけ好かない連中のコトダ。実力は確かナンダガ、色々とキナクサイ。ユウイチロウも連中と同じ黒髪黒目だから最初は疑ったケドナ」


 え、それってまさか……

 いや、今は言うまい。後でイノウ様に報告すれば良いだけの話だ。


「へぇ、そうなんだ……ところで、なんでそんな事知ってるの?」

「ワッチは夜に舞う吸血のフクロウ。食事の最後の話を聞いてあげるのは当然のコトダロ?」


 さっきまでスルーしてきたけど、まさか……


「ルェダ……じゃなくて、ストリーガって人の血を吸うの? 吸血鬼みたいに」

「ソウダ。血だけじゃナイケドナ」


 え、それって……っ、くぅぅぅぅ。


「オヤオヤ、どうしたンダイ? 顔が真っ赤ジャナイカ」

「ほ、ほっといて!」


 ああ、もう……これは色々な意味で失敗したかもしれない。うぅ、どうしよう、気を緩めたとたんに襲われ(意味深)……な、何を考えてるんだ僕は!?

 そんな僕を見て、あろうことかルェダは笑った。


「アッハハハハ! 安心シロ、ユウイチロウの事は気に入ったカラナ」


 ……あ、くそぅ、僕の純情を弄んだな! もう、ある意味で純じゃないけど!

 ……恥ずいぃ。


「吸いすぎたりはシナイヨ」

「え、吸っ!?」


 吸うの!? 結局吸うの!?


「それは、その……えっと、ナニを?」

「夜は頑張ってモラウゾ」

「やっぱりそっち!? あんたのアイデンティティはカニカマか!?」


 確かに吸血鬼って……そ、そっち方面の伝承もあるらしいけどさ。でもメインは吸血でしょう!? そういうのは、ほら、サキュバスとかの役目じゃん!? じゃん!?


キチキチ

「はっ! シャ、シャサ! ち、ちがう! 僕は絶対浮気なんてしないよ! だから、だからその鎌擦り合わせるのやめて!」

「ン? ユウイチロウには既に番がイルノカ?」


 つ、ちゅが!? いいいいい、いやいやいや、確かに言葉の意味としては正真正銘の真実ですが何か言葉の感じが生々しいというかなんというかそもそもまだ予定だけで僕達は正式なつがっ! ……ふ、夫婦じゃないし!?

 あわわわわわわわわわ、一体僕は何を言ってるんだ!?


「ドウシタ、ユウイチロウ? まるでドーテイのような顔をシテイルゾ? オヤ、番とはうまく行っていないノカイ? なんならココデ……」


 ひぅ!? あばばばばば、近い近い近い近い顔近い近い! なんん、にゃんななんんにゃらかい!?


「オネーサンがハジメ……」

「ぼ、僕には由奈っていう大切な人がいるんだ! 僕は……僕は! 彼女に(みさお)を立……」

キチ


 ジャキン!

 ぼぼぼ、僕とルェダの間にオニキスの鎌がログインしました!?

 って、これ刃の部分が僕の方に向いてるじゃないか!?


キチキチ

 恐る恐る、まるでKMF(ブリキ)の音が首から聞こえてくるような寒気と硝煙の匂いを幻覚しながら振り返ると、そこには第二の刃が。

 そしてその向こうにはいっそ蜃気楼になればいいのになと思えるくらいの、オニキスの殺意が。


 これは、えーっと、どういう事かな? とりあえず気絶したいんだけど、そうすると僕の首が重力に従ってオニキスの鎌に刈り取られる事になるから出来ない。


「ど、どうしたのかな、シャサ? き、機嫌が悪そうだけ……」

キチ

「はい! なんでもありません!」


 怖い! 今更だけど巨大蜘蛛の面目活所って感じですね!? ああ、もう! 何このハーレムラノベみたいな展開!? ぼ、僕は絶対由奈に操を立てるからね!(震え声)

 ていうか、シャサってどっちなの?


「チェ、邪魔がハイッタカ」


 そして特に悪びれもせずに残念がるルェダ。なんだか、今まで築き上げられていた頼れるお姉さん風味が台無しだ。この鉱脈を根城にしていたらしいゴブリンの群れを瞬殺した勇姿がガラガラと音を立てて崩れ落ちていく。

 ……あ、巻き込まれた一体のスケルトンが脳裏に。だめだ、笑っちゃダメ。


「ワン!」


 ああ、この場において、何も言わずにお座りをして待ってくれるコボルトだけが癒しだよ。

 由奈が一番だけどね! 由奈が一番だけどね!


「よし! じゃあそろそろ出発しようか!」


 本当はまったく疲れが取れてないけど、むしろ精神的にはさらにキツくなったけど、だからこそ行かなくちゃいけない。これ以上精神的何かを削って鉱脈探査断念なんて事になれば、イノウ様の信頼を裏切る事になる。そんな事になったらトリゼェイソンさんやイルトミルジス様に申し訳が立たない。何より僕の忠義が泣く。


「ニゲタナ、ヘタレメ」

キチキチ


 保守主義と言ってもらいたい。

 早速炎の精霊を消して、二体分のジト目を受けながらも先へ進む僕だった。




 休憩(強制)中断から二十分くらい。

 前を歩いていたルェダが右手で僕達を制した。その滑らかな指は、事前に決めておいた魔獣発見の形に組み合わされている。


 僕は一つ頷いてシャサに同様のサインを見せる。ウィル・オー・ウィスプの位置的に後ろのシャサにはルェダのサインが見えないからだ。

 それと同時に二体に減ったスケルトン達を更に前進させる。扱い的には地雷除去装置(マイン・ローラー)だ。接敵した魔獣の注意をスケルトン達に引き寄せておけば、その分僕らが動きやすくなって安全が一つ増える。イノウ様に教えてもらった召喚術の運用方法の一つだ。

 コボルトは僕の隣にいるので特に指示は出さない。


 意識して足音を消しながら(ちなみに、シャサとルェダはとても大雑把な感じなのにまるで靴下を履いているかのようにとても静かだ)進むと、だいたい二十秒くらいで戦闘音が響いてきた。金属同士というよりは硬い何かと金属がぶつかり合ったような感じなのでゴブリンの類で無い事は確かだ。


 そこまで判断したとき、ルェダが下がって僕の前まで来た。


岩男(ロックマン)が一体ダ。ワッチにマカセロ」


 ロックマン……岩男だね。だったら任せられるかな。スケルトン達に後退を指示する。それと同時にルェダが急勾配にも関わらず凄いスピードで駆け上っていき、あっという間に見えなくなる。本当なら僕たちも急いで駆けつけなくちゃいけないんだろうけど、相手とルェダの相性が相性だからこれまでと同じペースで歩く。


 程なくして現場に到着。

 そこには前提情報が無ければ人型であったのかどうか分からない程に溶けたロックマンの姿が。元は三メートルくらいあったのだろうか? 今は一メートル程度だけど。


「オソカッタナ、ユウイチロウ」

「僕が遅いんじゃ無くて君が早いんじゃないか」

「夜のほうは遅くまで付き合ってアゲルゾ? ユウイチロウが早くナケレバナ」

「っ! ……だ、黙らっしゃい」


 ここでどもったのは別に僕が早漏とかそういう訳ではなく、単にこういうやり取りが少し恥ずかしかったからだ。おかげできちんとツッコミを返すことが出来なかった点は反省せねば。


「それより、相変わらず凄いね、その『ジョブ』」

「ソウダロウ? 一族の中でもワッチしか使えない特別なチカラダ」


 僕の発言に気を良くしたのか、からかい方面から手を引いてくれたルェダ。

 ルェダは他のストリーガみたいに血を吸った相手を支配する能力や魔法が使えない代わりに何かを溶かす力を持っている。今回の場合は相手が岩で出来たロックマンだったから泥になった程度だけど、もし人に使われたらと思うと……ぞっとくる物がある。


「ワン!」


 そんな会話とも言えない短い言葉のやり取りを中断する一吠えがかかった。

 見ると、コボルトが壁の一部を指している。これはひょっとしてここ掘れワン的な……レッツ採掘?


「とりあえず掘ってみようか。サモン・オーガ、サモン・コボルト×2」


 善は急げの精神で三体の魔獣を召喚する。

 まず最初に出てきたのは二メートルと半分くらいはありそうな赤茶けた色をした大男。手には木の棍棒を持っていて、布切れも同然の腰蓑(こしみの)しか身につけていない。額には一本の角が生えていて、オールバックのような髪型の荒々しい白髪と知性を感じさせない黒い目がやけに不安を掻き立てる。これ、制御しくじったら確実に食われるよね?


 お次はコボルト二体。なのだけど……


「あれ? 大きい?」

「「ウォン!」」

「ワン!」


 そう、先に召喚していたコボルトより明らかに大きいのだ。とはいえ、僕と同じくらいなのでオーガほどの威圧感は無いんだけど……どうして?

 って、そういえばルェダを召喚した時にとんでもない負荷がかかったじゃないか。あれのおかげで僕はレベルアップして、召喚できる魔獣の質も上がったんだ。たぶん。


 嬉しい誤算もそこそこに、召喚されたコボルトはツルハシを持っていた。二本共をオーガに渡して、先に召喚したコボルトが示したポイントを掘るよう指示を出す。コボルト達にはオーガが掘った時に出た土砂を除けるよう指示を……


 オーガが猛々しい咆哮を上げながらツルハシ二刀流採掘を開始しやがった。


「馬鹿馬鹿馬鹿! そんな事したら今までなるべく静かに来た意味が……」

「ハァ……残念ダナ、ユウイチロウ。この洞窟に済む魔獣の大半がワッチ達を補足したヨウダゾ」

キチキチ

「だよねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


 こんな狭い(と言ってもシャサが通れるくらいには広いけど)洞窟の中であんな馬鹿でかい声と採掘音を出したら、そりゃ人間だとしても気づくよ! まったく、選択間違えた!


「と、とりあえず! スケルトンは入り口側と先がある方へ分かれてマイン・ローラー! シャサは先、ルェダは入り口側に行って迎撃! コボルト達は土砂を除ける作業を続けて!」

カラカラ×2

キチキチ

「ヤレヤレ、仕方ナイナ、ユウイチロウ」

「ワン!」

「「ウォン!」」


 ええと、それから、それから……


「サモン・ノーム!」


 土の精霊……じゃなくてエレメンタルを呼び出す。現れたのは小人のように小さい少女。いや、幼い少女。

 ま、またか……


「ん~? わたしを呼び出したのはきみか~?」

「そ、そうだよ。僕の名前は中森雄一郎。ええと、もしかして君もノームの世界の王女様だとかそういうオチ?」


 なまじ前科が前科だけに思わず邪推してしまう。でも、この確認を怠るとまた絶叫を上げなくちゃいけなくなり、そうするとスケルトン達のマイン・ローラーが台無しになる要素が増えてしまう。


「なんでそんなことを聞いたのかは分からないけど~そんなことは無いよ~ごくごくふつうのノームだよ~」


 ホッ、一安心。

 じゃなくて!


「そ、それじゃ、その、もしこの鉱脈が落盤するような事があったら守ってもらえないかな?」


 四方八方を石に囲まれたこの鉱脈が魔獣の群れの進撃に耐えられるかどうか分からないし、なんとなく嫌な予感がする。それに、あのシャサとルェダが討ち漏らしをするとは思えない。だから護衛より万が一の安全を重視したのだ。


「それくらいならいいよ~」


 どうやら快く引き受けてくれたようだ。よーし、これでようやく安全が……


「ガァァァァァ――――――」

「キャン!」

「「ギャン!」」


 ……確保できた、と思った瞬間。

 聞こえてきた悲鳴に思わず振り向くと、そこには大量の土砂に巻き込まれてログアウトしたオーガと決死の形相でこちらへ飛び込んでくるコボルト三体が。

 ほら来た。これだよ、嫌な予感。土砂災害。


「リペトレイション・コボルト! リペトレイション・コボルト! リペト……ダメだノームさんよろしく!」

「わかったよ~」


 先に召喚したコボルトを召還する暇が無かった為、飛び込んできたコボルトを必死に抱きしめながらノームさんに頼む。ノームさんは特に気負った様子も無く土砂側におわん型をした茶色の石を出現させ、ぴょんと飛び乗った。僕も反射的に続いて石の内側に背を向けた。

 直後、ズシッと感じる、圧力……!

 そして滑り出す視界。


「う、うわぁぁぁぁぁぁ!? あれ!? あれ!? 流されるよ!? ここは土砂を塞き止める場面じゃないの!?」


 ジェットコースターより怖い視界の動きにも負けず、僕は叫んだ。


「しかたないよ~あんないきおい凄い土砂流なんて~受け止められないよ~わたしにできるのは~せいぜい土砂がこっちにこないことと~岩壁にぶつからないように~ほうこうをちょうせいするくらいだよ~」

「ええええぇぇぇぇぇぇぇ!?」


 どうせ僕程度が呼び出したエレメンタルですもんね! 分かりましたよこんちくしょう! うわぁぁぁぁぁぁぁルェダだ!?


「エ、チョ、ユウイチロウ!?」


 珍しく困惑で戸惑った顔ですね!? そこにちょっとドキッとした僕の馬鹿ァァァァァァァ!

 って、それより!


「ルェ、ルェダ! 危ないから飛び込んできて!」


 このままだとすぐ勢いのついたおわん型の石とぶつかっちゃう! いくらストリーガといえど、そうなってしまえばスプラッターだ。僕がクッションにならないと! コボルト、ごめん。ちょっと乱暴だけど退いてもらうよ!


「ナ、ナ、ナ……」

「ルェダ! 早く!」

「……! ア、アア……エイッ」


 意外に可愛い掛け声で僕の胸に飛び込む形でグエッ!?


「グエッ!?」

「ダ、大丈夫かユウイチロウ!? って血が出てるジャナイカ!? アァ、良い香……」

「だ、だまらっ、しゃい」


 最初は心配そうに僕の顔(赤面)を覗き込んでいたルェダだけど、喉の奥からせり上がって来た血だと思う何かにうっとり。まったく、そういう状況……じゃっ!?


「よう、中森。という訳で俺達も便乗するぞ。いくら俺達でもソレに巻き込まれたら死ぬからな」

「イノウ様ぁぁぁぁぁぁ!?」


 なんで!? なんでここにいるの!? し、しかもイルトミルジス様とルカリオンさんと灰色の子供ドラゴンまで!? 一体全体どういう状況なのコレェェェェェェ!?


 直後、何かがガツン! と額に直撃し、僕の目の前は真っ暗になった。

 う、ぅ……由、奈ぁ…………


 幼女ノームさんを呼び出すつもりは一切ありませんでした。話の流れは想定どおりでしたけど、ちょっと中森君をイジルのにリソースを割きすぎました。

 それと、前話でちょっと致命的な書き間違えがあったので修正しておきました。話の大筋には関わりがありませんので、ご安心ください。混乱させてしまった方には素直にごめんなさい……

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