第辞典話 だおちゃん辞典
この辞典を読んでいるという事は、もうだおちゃんはいないのだろう……。でもね、だおちゃんは基本不死身なのだよ!むしろこれを読んでいる君はこれを読むことによって不死身になるのだお!たぶん!では、ことわざ教えるだお!
馬の耳に念仏
このことわざは、よく聞く奴だおね!
意味は、絶対これしかないだお!ずばり、馬の耳は念を聞く力があるから、馬の耳を大事にしようということだお!これしかないだお!
蛙の子は蛙
これも有名だおね!
意味は確か、蛙は蛙しか繁殖できないから、養殖するときはちゃんと魚を育てようという意味だお!だおちゃん天才すぎるだお!
猫に小判
名言だお!意味を知らなくてもだいたいみんな知ってるだお!
猫は光るものが好きだから、小判を見せたらきっとその小判を桜の木の下に埋めて、金貨にしてくれるんだお!ありがたいだおね~。子猫様を大事にするだお!
鬼に金棒
鬼はだおちゃんはきらいだお~。でも、鬼のコスプレは好きだお~。
鬼には金棒しか似合わないから、みんなも自分に合ったものを身に着けろという意味だお~!これしかないだお~!
縁の下の力持ち
これはもうだおちゃんのことだお~。
生徒たち全員が安心して暮らせるのは、毎日だおちゃんがゴキちゃんと友達になってるからだお~。ちなみに、だおちゃんは学校中のゴキちゃんを支配下にしてるだお。ふっふっふっ。
☆
昼休みの昼食中であるつばさと鬼兜。
「くしゅん!」
「どうしましたか、つばさ殿?」
「いや、ちょっと鼻がムズムズして……くしゅん!」
これは、運命なのか必然なのか……。
☆
漁夫の利
聞いたことあるだお。かつて、漁夫と言われた伝説のハンターがいて(略)
腐っても鯛
鯛は腐っても鯛だから、基本みんな同じ人種っていう意味だお。
光陰矢の如し
しらないだお。こんなことわざもあるんだおね~。
たぶん意味的には、こうだお。光の矢は常に心にあるってことだお。
五十歩百歩
これはたぶん知ってるだお。
あれだお。五十歩歩くより、百歩歩いたほうが体力作りになるという意味だお。ということで、少し歩いてくるだお。ほっほっほっほっ……飽きただお。
四面楚歌
これは知ってるだお。みんなも知ってるだおね?
意味は、敵の中に孤立して、味方が一人もいないことだお。または、敵に囲まれ孤立し、助けのないことだお。驚いたかだお?
疑心暗鬼
これは、あの女のことだおね。
つまりだお、うざい奴のことをいうだお。
☆
武士道の時間。つばさと鬼兜が対刀している。
「くしゅん!」
「つばさ殿避けてください!」
「えっ……」
鬼兜のハリセンがつばさの顔面を強打した。
☆
時は金なり
これは日本人としても、からくりとしても大事なことだお。
時は金ではなく、魂を売れば買えるということだお。そういえば、いい引き渡し屋がいるんだお。今度教えてあげるお。
花より団子
これは明言中の名言だおね!
花より、団子の方がうまいから、団子を食べようという意味だお。
もうめんどくさいだお……。次で最後にするだお。
水に油
これは、わからないだお……。う~ん、思っていることから言えばたぶん……
☆
「ふう……」
放課後の学園。おでこに消毒液で浸されたガーゼをつけたつばさと鬼兜はこれから帰るところ。
「あっ危ない!」
「えっ……」
つばさが玄関を出た瞬間に発しられた声。その声は上の階から聞こえた。つばさの頭上には大量の水、おそらく掃除で使ったのであろうと思われる水が、豪快につばさ目掛けて突っ込んだ。
その結果、つばさはびしょ濡れ姿になった。
「……なんで私だけ……」
「つばさ殿! だ、大丈夫……じゃないですよね?」
「危ない!」
鬼兜がつばさを気にかけていた時だった。今度は食堂のおばちゃんがこけて、油が入ったバケツをこちらに目掛けてはなってくるではないか。
「あ、油だけはイヤだー!」
鬼兜はさびれる危険性から逃れようとしつばさの背後に隠れる。
その結果、つばさは油まみれになった。
「……今日の私、最悪だわ~」
「つ、つばさ殿!申し訳ないですぞー!」
鬼兜はつばさに謝罪の言葉を言うと、ハリセンを用意し、腹切りの体勢になった。
「うん、いいから体拭いてくれない?」
この二人の今日の学園生活はまだ続く。
☆
たぶん、水をかぶって、油もかぶって、運を上げろということだお!
ふぅ、飽きてきたから書くのやめるだお~。気が向いてらまた書くだお~。