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異世界到着もメンドクサイ

 ここが異世界『ガリアス』か。

 今俺が見渡している景色はほとんど森しか見えない。

 小さい村は近くにいくつか見えたが大きい街まではまでは少し遠そうだな。(まあ、メンドクサイから移動するつもりはないから関係ないが)

 いやあ、やっぱり周囲の確認をするときはが一番だよなあ。地上と違って移動しなくても広範囲を見られて面倒臭くないし。

 ………………あれ?

 今俺変な事考えなかったか?

 俺はもう一度まわりを見て自分の考えが間違っていないことを確かめる。

 うん。どうやら俺が考えていたことに間違いは無いようだ。

 俺は現在進行形でパラシュート無し・・・・・・・・スカイダイビング・・・・・・・・をしている。

 ……って。

「なんでだあああああああああああああああ!」

 思わず叫んでしまった。

 おかしくないかこの仕打ち。

 なんで異世界送り込まれてからいきなりこんなことになってんだよ。

 そこまで考えて俺はハッとした。

『ごめんね、もう時間だから無理矢理あっちの世界に送るよ』

 あの時の神の『ごめんね』はこういうことか。

 だったら先に言っとけやああああああああああ!

 どう考えても『いってらっしゃい』言うよりも優先事項だろ!

 俺が神に悪態あくたいをついていたら地面が近づいてきた。

 はあ。仕方ない。

 もうこのままでいいや。

 どうせこのくらいじゃ傷一つつかんだろうし。(いちよう飛行用の装備も身体に仕込んであるのだが、使うのメンドクサイし)

 やがて俺の身体は森の中へ突っ込んで、木の枝を折りながら落下していき、ついに地面にディープキス(突き刺さった)をした。

 ……なんか今初めて槍投げに使われている槍の気持ちが分かった気がする。

 まあいいや。

 抜け出すのメンドクサイし、このまま寝てしまえ(完璧な現実逃避である)。

 こうして俺は上半身が地面に埋まったままという奇妙な状態で睡眠をとることにした。

 

次の話は早めに投稿したいと思っています。

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