ネコ投資
驚愕の金融史:『富の蓄積』にみる三種の相相
1. 【猫投資】:超越的保有の境地
「売らず、買わず、ただそこに在る。存在が価値を吸い寄せる『至高の蓄財』」
市場の乱高下に一喜一憂せず、数十年単位で「本質的価値」を持つ資産(超優良株、歴史的土地、あるいはビットコインの始祖的保有など)を抱えたまま、窓際で日向ぼっこをする猫のように微睡む。
伝説の相場師・**猫山**は、一度買った株を一生売らなかった。暴落時に「なぜ売らない」と問われると、「この会社のロゴの形が好きだからだ」と答え、百年後、その一族は国を買うほどの富を得たという。
2. 【猿投資】:合理的模倣の執行
「指数の型をトレースし、AIや指標に従って果実を得る『食える運用』」
インデックスファンド(オルカンやS&P500)という「現代の英知の結晶(猿の型)」を完璧に模倣し、ドルコスト平均法で淡々と積み上げる。あるいは、AIを駆使してトレンドを最適にトレースする。
「普通の子」の安定: 自分で特別な予知はしないが、勝者の型を猿真似することで、着実に「及第点の富」を築く。最も実用的で、最も「食える」劣化版(本物の天才ではないが、結果は出す)である。
民明書房的考察:
江戸時代、両替商の間で伝わった「申の算盤」は、他人の成功した商いの比率を完璧にコピーする術であった。己の欲を捨て、ただ「型」に従う者は、飢えることがないという**『実利の定石』**である。
3. 【犬投資】:形式的欺瞞の虚無
「煽り情報という『犬の遠吠え』に乗り、中身なき虚飾に全財産を投じる『食えぬ博打』」
SNSの怪しい投資サロンや、中身のない流行り文句(記号)だけに踊らされ、実体のないジャンク資産に手を出す。本質的な価値(餡)から断絶し、見た目の派手な「犬大福(石ころ)」を掴まされる。
「悪い子」の滑稽: 「一発逆転」という悪い子のポーズを取りながら、実際には「騙されるカモ」というシステムに最も縛られている。資産が溶ける瞬間の悲鳴は、まさに負け犬の遠吠えである。
民明書房的考察:
「イヌ」という接頭辞が示す通り、それは投資の形を借りただけの**『犬大福(石ころ)』**である。民明書房刊『黄金の墓標』によれば、こうした欺瞞の投機に耽る者は、最後には自分の家の瓦まで「石ころ」に変わるという。




