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民明書房刊 役に立たないネコのコトワザ図鑑   作者: ロータスシード


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ネコに基盤

 挿絵(By みてみん)

 現代では「価値のわからない者に高価なものを与えても無意味である」という意味で、ことわざ「猫に小判」の類義語として使われるこの言葉だが、その真のルーツは古代中国、漢の時代の電脳でんのう地方に伝わる秘儀にある。


当時、この地方の領主であった**半導はんどう**という人物は、非常に聡明な飼い猫を溺愛していた。彼は自国が開発した最新の、**天体の運行を完全に予測できる数万個の微細な青銅製歯車を組み合わせた「演算基板えんざんきばん」**を猫に与え、国の財政を管理させようと試みたという。


しかし、いかに利口な猫とはいえ、複雑な歯車が蠢く盤を前にしては、ただの「爪研ぎ板」としてしか扱わなかった。この様子を見た近隣の農民たちが、**「優れた技術も、それを理解せぬ獣の前では泥板に等しい」**と嘆いたのが、この格言の始まりとされている。


なお、一説によれば、この時猫が爪で刻んだ傷跡や歯車の摩耗パターンが、後に現代の**プリント基板の配線パターン(回路設計)**の基礎になったという説があるが、民俗学者の間では「あまりに出来すぎた話」として長らく黙殺されてきた。


しかし、近年の発掘調査で、この時代の地層から「緑青ろくしょうを吹いた歯車を抱いた猫の石像」が発見されたことで、この伝説は再び歴史の表舞台へと躍り出ることとなったのである。

にゃ、にゃんと!!!


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