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第6話:対決!四魔天

「四魔天の諸君。調子はどうだい?」

「絶好調でございます。」

 と魔炎天。

「私もです。」

 と水魔天

「私も常に絶好調です。」

 と魔天土

「私も完全に回復しました。」

 と風魔天が述べる。

「それは良いことです。それでは皆さん。退魔隊の彼らと戦ってみてください。死にそうならばすぐさま逃げなさい。また鍛えてチャンスを掴むのです。」

 それに全員が同意した。


「前言ってたな。あの属天とかいうやつ。天魔と共に待っている・・・と。」

「そうなのか?」

 龍造がほうとでも言わんばかりに言う。

「それなら力がつきやすくなる粉を水に溶かしたものがあるわよ(プロテイン)。」

「それはいいな。頂こう。」

 差し出された少し濁った水を飲み干す。

「・・・不味いな。」

「薬っていうのはそういうものよ。」

「そういうものか。」

 晴が対魔隊の畳を一枚剥がし、地下室への扉を開けて地下の倉庫に入っていく。

「どうしたんです?」

「ここに弾薬とかはしまってるの。」

 そうして地下の弾薬庫に行き、片っ端から亜空間の弾薬庫に放り込んでいき、総弾薬数が一人で戦争出来るくらい多くなった。

「ちょっと入れすぎたかな」

 晴の足取りが少し重くなる。

「少し減らしては?」

「大丈夫、こんくらいなら問題ないよ。あいきゃんどぅーいっと」

「それならいいんですが。」


「さあ。再戦だ・・・!」

「行くぞ・・・!」

「始まりますね。」

「ダウンした時は任せろ。」

 そうして4人はまったく別の方法で彼らのもとへ向かった。


「・・・来た!」

 勝が縁側に置いていた刀を腰へ差し、構える。

「何処からくる・・・?どれから来る・・・?」

「全武装展開!!」

 えげつねぇ量の重火器がこんにちわする。

「なんだと?」

「全砲門、撃ち方用意!!」

 照準が四魔天に向く。

 すると卯月の能力が文字化けする。

 弾薬庫⇒辟。髯舌?蠑セ阮ャ蠎ォ

「まぁ、使えるなら問題はないや。撃ちー方始め!!」

 イージス・アショアもびっくりな弾幕で四魔天を攻撃する。

 しかしそれらが当たることは決してなかった。

「一式、睦月。」

「飛び道具は我々には意味を為さん。そして・・・」

 風魔天が薙刀で攻撃を受ける。

「ぐっ・・・!なんだ・・・⁉この出鱈目な火力は・・・!」

 薙刀が先に負け、砕け散る。

「なに・・・⁉ガハッ!」

 縦にザックリと斬られ、体の中央部に縦に大きな穴が開いていた。

「これまで・・・か。」

 風魔天が地に倒れた。


「伍式、電撃斬!」

 勝が魔炎天に一気に懐へ飛び込む。

「なっ・・・⁉」

「これで・・・終わりだ。」

 方から脇腹までザックリと斬る。

「ゴフッ・・・」

 血を吐いて倒れる。


「不味いな・・・」

 魔天土が魔炎天と風魔天を地面に少しずつ沈め、地面から移動させて撤退させる。瀕死の二人を。

〘水魔天。我々は奴らとギリギリまで粘って頃合いになったら撤退する。それでいいな?〙

〘勿論です。異論はありません。〙

 と魔力による脳内通話を済ませる。

 すると勝が

「最期の話は終わったか?」

と言い、絶流斬拾式を繰り出す。

「なっ・・・!?」

「どけ!」

 魔天土が割り込んで体が細切れにされるがその体が地面に落ちた途端、地面に吸収される。

「撤退せざるを得ないのですね・・・。やはり・・・我々では実力不足・・・か。」

 膝をついて水魔天が言った。

「俺達はお前たちを超えただけだ。」

 刀を突きつけて勝が言った。

「我々はこれより撤退します。しかし、本拠地の位置を天魔様よりお教えする許可を頂いています。それをした書物を渡しましょう。」

 巻物を投げ渡す。

「天満様より伝言を頂いている。『いつでも我はお前たちを待ち望んでいる。いつでも来るがいい。』だ。さらば。」

 水魔天は水に包まれその直後、水が四散する。しかしそこにはすでに誰もいなかった。


「鎧袖一触とはまさにこの事だね。」

「あの人達・・・強い。」

「まぁ、インレは戦う必要は今のところ無いね。」

「ん。分かった。」


 そうして後ろを振り向くと・・・

「あ・・・あぁ・・・どうして・・・」


何故ならそこには大量に血を流した龍造と菊、雪がいたのだ。


「これもまた消え行く灯火の1つに過ぎない。」

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