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転生したら獣人だった…  作者: Amber6
第1章 異世界転生したら獣人の女の子だった!
2/2

第二話 冒険者になる

「よし、着いたぞ!ようこそクシャ村へ」


ほぉー、意外と大きいのねぇ〜、守りも強そうだね、堀もあって柵で囲ってるし


「ん?おぉカジか、どうだ、薬草沢山取れたか?」


「あぁ、カハジさん、門番お疲れ様です」

「薬草沢山取れたんですけどトツノシが出てきて…」


「あぁ、あそこはよく出るよな」

「して、そこの可愛い獣人のお嬢ちゃんは?」


お、お嬢ちゃんか…薄々感ずいてたけど、もう女扱いか…結構複雑


「あぁ、この娘がトツノシ倒してくれたんだよ」


「ほぉ、あのトツノシを…」


えっ?なんか変なのかな?そこまで強くなかったよ?むしろ弱いぐらいだったし…


「名前を聞いても?」


「あ、ミーニャです…えっと、よろしくお願いします?」


「なるほど、ミーニャちゃんね、ようこそクシャ村へ」


「普通に通しても大丈夫なんですか?」


「ん?カジを助けてくれたんだろ?なら、大丈夫だ!」


なんと言うか甘いな、判断基準が…いつか騙されるんじゃないかな?


「じゃあ、お邪魔します…」


ほぉ、結構のどかだなぁ


「そういや、今日寝る場所ねぇよな?」


ん?寝る場所?あぁ、宿屋みたいな所かな?


「うん、無いよ…来たばっかだし…」


「それじゃ、家来るか?」


「え!良いの?ほぼ初対面なのに!?」


「おう、俺一人暮らしだから、部屋余ってんだよ」


カジ優しいやん!よっ!イケメン!


「よし、こっちだ」


[カジ宅到着]


「うし、ただいまー」


おぉ、結構デカイね…あ、まって…


「お、お邪魔します…」


「適当な所に座ってくれ」


適当って、まぁ、良いけど…


「そういや、腹減ってるか?良かったら食ってけよ」


「え?良いの?泊めてもらう上にご飯まで…」


「おう、気にすんな!困ってる奴がいたら助けるのは当たり前だからな!」


あ、はい…そうですか、眩しいです…


[数分後]


「よし、出来たぞ!『ウサギのスープ』!」


「おぉ、美味しそう…ウサギってギソウサギ?」


「そうだぜ!アイツら凶暴だけど身は美味しいんだ」


「じゃ、じゃあいただきます…」


はふぅ、あったまる………久しぶりに温もりを感じた気がする…


「へっ、お前すげぇー美味そうに食うな」


「だって、美味しいだもん」


「そりゃ、良かった」


「ご馳走様でした」


「おう、お粗末さまだぜ」


ふぅ、美味しかった、料理練習しとこうかな…絶対いつか必要になるよね


「寝るなら、1番奥の扉の部屋な」


「ありがとう、えっと、おやすみなさい…」


「おう、おやすみー」


1番奥…1番奥…ここか…

………おぉ、綺麗な部屋だなぁ、掃除してるのかな?料理も出来て、掃除も出来るとか偉いなぁ…


「ベッドはここね、それじゃ、おやすみなさい………」


明日何しよう…か…な………











「んあ?ん?ここは…」

「あぁ、カジの家か…よく寝た…」


ふぅ、起きるか…

………よし、リビングっぽいとこ行けばカジいるかな?


「お!おはよう!嬢ちゃん」


うわぁ、びっくりした…声でかいな、朝から…


「お、おはようございます…」


「朝ごはん食うだろ?」


え?朝も良いの?優しすぎない?


「え?良いの?」


「おう、食ってけ!食ってけ!」


「それじゃ、お言葉に甘えさせてもらいます…」


[朝食後]


「そういや、嬢ちゃんこれからどうするんだ?」


あー、どうしようかな?いつまでもカジに甘える訳にもいかないし…


「嬢ちゃん強えーし、冒険者にでもなってみたら良いんじゃねぇか?すぐ、日銭ぐらい稼げるようになるだろ」


冒険者…冒険者ねぇ…良いかもね


「その、冒険者になるにはどうしたら?」


「お?興味あるか、そうだな…1番近い所だと、西にあるベルの街だな」


「なるほど、ちなみにどれくらいで着きます?」


「徒歩で4~5時間だな…で、行くのか?」


4~5時間か…行けなくはないな…行ってみようかな


「はい、行ってみようと思います」


「そうか、じゃあ、これ持ってけ」


え?なにこれ?おぉー!サンドイッチだぁー!


「え?これ、良いんですか?」


「良いから貰っとけ」


うわぁ、優しい…


「ありがとうございます」


「向こうについて、日銭稼げるようになったらで良いから、偶に顔見せに来いよ!」


「はい!色々ありがとうございました!」


[村の門前]


「ん?君は昨日の獣人ちゃんか、どうしたんだ?」


「あ、えっと、ベルの街に行くので村を出る所です」


「なるほど、確かに獣人だったら、簡単に行けるとは思うが、無理はするなよ」


「はい、忠告ありがとうございます!気をつけて行きます!」


「おう、道沿いに行けば着くからな」


「それじゃ、ありがとうございました」


優しい人達だったなぁー、よし!道中魔物いたら積極的に狩ってレベル上げ頑張ろ!


[数分後]


「あれ?何も居ないんだけど…」


ここら辺平和?なのかな?いやいや、ここ異世界!異世界なんだよ!何かあるでしょ!

………何も起きないんだけど、ん?あれ、なんか地面ぼこぼこしてない?

!なんか来る…


「………!」


え?モグラ?にしても声聞こえない?もしかして喋れない?調べてみるか


ーーーーーーーーーー

ドリュウ

説明:

土の上がぼこぼこしていたら大抵コイツらのせい。

土の落とし穴を掘り、獲物を仕留める。

基本一匹狼なので、声が退化した残念なやつ。

ーーーーーーーーーー


なるほど、1匹しか居ないならこっちのもんだよ!先手必勝!

「強化!」

からのすぐにパンチ!


「ありゃ?当たらなかった…くっ、土の中に逃げたか…」


どうすれば…ん?後ろ!

ひゃ、間一髪避けられたぁ…スキル様様だねぇ

ん?待てよ、いつ来るか分かるんだし、来た瞬間捕まえればいいじゃん

………お、来るぞ…!

今だ!ほっ!


「………!!!」


よし、よし、捕まえたよぉー

覚悟ぉー!

せいっ!


グチャ…


「よし、体にも慣れてきたぞ」


〈経験値を94獲得しました〉


〈Lvが4に上がりました、ステータスが向上しました〉


HP 194

MP 93

STR 177

DEF 83

INT 72

AGI 176


よし、いい感じ♪

あ、そうだ、念の為爪でも剥がして戦利品の証でも取っといた方がいいよね


[数時間後]


「そろそろ、ご飯食べようかな…」


よし、貰ったサンドイッチた〜べよ♪

中には…おぉ、卵にキャベツ、ハムまで入ってる!


「いただきまーす」


もぐもぐ


うん、とても美味しい!やる気出てきたぁー!うぉー!レベル上げやるぞぉー!


「あ、ご馳走様でした」


ん?なんか視線感じるんだけど…気の所為かな?

まっいいか、気にせず歩きましょか

………やっぱり感じる…何かいるのは確定だね


「ピキー!」


え?前!?嘘…感知出来なかったんだけど!にしてもスライムね…定番の敵っちゃ敵だけど強さはどうなのか…調べるか


ーーーーーーーーーー

スライム

説明:

軟体な体にほぼ何でも溶かす体を持つ魔法生物。

単体は弱いが集まると強い。

特に女冒険者に嫌われている。

ーーーーーーーーーー


えっと、最後のは…多分説明の通りの事なんだろうね…

ってゆうかこいつ殴れないじゃん!

溶けるじゃん!どうすれば…

………あ、適当な木の棒でも無いかな?石でも良いんだけど…お、あったあった!手頃なサイズの石が、これをアイツに向かって…投げる!


「ピギャ!」


よし、いいよ〜!それじゃ、もう1発!


「ピギュ!」


最後のぉー!一撃〜!


グチャ…


「よしよし、何とかなるもんだね!」


〈経験値を67獲得しました〉


〈Lvが4に上がりました、ステータスが向上しました〉


HP 250

MP 117

STR 211

DEF 99

INT 86

AGI 210


お、HP、STR、AGIが200超えた…

これって強いのかな?他の人のステータス見たことないからわかんないんだよねぇ…

えっと、スライムって戦利品ある?あ、あったこれかな?石?かな、これ

ま、いいやそろそろ街に着きそうだね


[街の門]


ふわぁー、おっきいー!村で既に大きかったのに街は更におっきくなるのかぁー、凄いな

あ、そういや、ステータス偽装しといた方がいいかな?

うーん、念の為しておくか


「次の方どうぞ」

「身分証を提示して下さい」


え?どうしよ、そんなの無いよ…無くしたって言ったらどうなるかな…


「えっと、無くしちゃたんですけど、どうすれば?」


「ん?無くした?そっか、そうなるとお金掛かるけどある?」


「魔物の素材ならありますけど、これお金になります?」


「ん?どの魔物の素材?」


「これです」


「は?ドリュウの爪にスライムの核!?」


え?なに?そんなすごいもの?


「ドリュウの爪はともかくスライムの核なんてどうやって手に入れた!」


う、うぅ近いよ


「えっと、普通に石を投げて倒したらありましたけど…」


「マジか」


「マジですよ」


え?そんなおかしいの?


「これならお釣りが出るぞ、ちょっと待ってな」


「あ、はい」


[数分後]


「この水晶玉に手を触れてくれ」


「こ、こうですか?」


ーーーーーーーーーー

名前 ミーニャ

性別 女

種族 亜人種 獣人(猫人族)


Lv 4

HP 250

MP 117

STR 211

DEF 99

INT 86

AGI 210


:【固有スキル】

『身体能力向上』

:【種族スキル】

『獣人の誇り』『猫人覚醒』『猫目』『危険察知』

『感覚強化』

:【攻撃スキル】

『身体強化魔法』『回復魔法』

:【耐性スキル】

『物理耐性』『精神攻撃耐性』『弱化耐性』


〖称号〗

無し

ーーーーーーーーーー


うお、ステータス出た!

なるほどステータスは普通こうしないと見れないのかな?あと、偽装してて良かったー、変な事に巻き込まれたくないからね


「レベルが低いけど獣人だしね、おかしい所もないし大丈夫そうだね」

「はい、これ身分証ね、もう無くしちゃダメだぞ」


「はい、ありがとうございました」


「んじゃ、改めて、ようこそベルの街へ」


ふー、良かった良かった、入れた

じゃ、冒険者になりに行こー!そういや、どこにあるの?冒険者になる所…


[?分後]


「お、ここかな?」


ーーーーーーーーーー

冒険者ギルド

魔物退治を主に活動中

魔物退治以外もあります

ーーーーーーーーーー


ふむ、中は普通だね

えっと、あの受付嬢みたいな人に言えばいいのかな?


「あの、すいません」


「はい、なんでしょうか?」


「冒険者になりたいんですけど…」


「なるほど、入会金はありますか?」


あー、スライムの核出せばいいかな?爪は身分証になったし


「これで、足ります?」


「これは…!」

「少々お待ち下さい!」


「は、はい」


勢いが強い人しか居ないの?ここには

………まだかな?


「お、きた」


「お待たせしました、着いてきてください」


ん?まだなんかあるの?


「こちらの、扉の中へ入ってください」


「はい」


何があんの?こん中に


「失礼しまーす」


な、なんか、怖い顔の人が居るんだけど…


「ん?おぉ、君だね?スライムの核を出したのは」


「そうですけど、なにか?」


「ふむ、門番の報告にもあった通り、スライムの核の重要性を理解してないな?」


「あ、門番の話聞いてるんですね…ははは…」


絶対身分証無くした奴になってるよ、今頃


「スライムの核を使えば、ハイポーション、ハイマナポーション等、上位の回復薬が作れるのだよ」

「しかし、スライムの核は壊れやすくてね、下手に衝撃を与えようものならすぐに破裂するんだ」

「そして、君の容姿が合わさってビックリしているのだ」


「あー、なるほど…か弱そうな小娘が何故持ってるかって事ですね」


「うむ、そうだ…して、これはどうやってとったのだ?」


「え?普通に石を3回当てたら取れましたよ?」


「む、そうか…」


え?変なの?これ変なの?やだよ!変なの認定は!やばい奴認定もだけど!


「ふむ、こうしよう!」

「君は冒険者になりたいそうだね?」


「はい、そうですよ?それがなにか?」


「君の実力で、Gからは勿体ない、なのでギルマス特権でDに上げといてあげよう!」


「G?D?なんです?それ」


「む、そこからか、まずはランクについて…」


ギルマスさんの説明は冒険者にはそれぞれランクがあり、下からG.F.E.D.C.B.A.S.SS.SSS.Zとなっているらしい

そして自分はそのランクを特例でDからのスタートでいいと言ってくれたのだ…

………え?ほんとにいいの?Dからは魔物退治がメインらしいからいいんだけどね

あとは、おいおい確認してけば良さげだね


「はい、これがあなたのギルドカードです」

「無くしちゃダメですよ?」


「はは、善処します…」


無くす以前に持ってなかっただけなのにー!


「あ、そうそうスライムの核のお金を渡していませんでした」

「はい、銀貨5枚と大銅貨3枚です、念の為確認して下さい」


これが銀貨で…これが大銅貨ね…2、4、6、8…よし、全部ある


「全部ありました」


「そういえば、この街は初めてですよね?」


「はい、初めてです」


「ここを出て右をずっと歩いていくと[ラマの手網]とゆう宿があります、新人さんも利用しているので、安く済みますよ」


「なるほど、ありがとうございます、行ってみます!」

「 それじゃ、また明日」


出て右だったよね、こっちか

………お、あったあった、入るか


「いらっしゃい、1人かい?」


「あ、はい1人です」


「それなら、銅貨10枚だよ」


「えっと、これしか持ってないんですけど…」


「あぁ、なるほど…1日だけ泊まるかい?」


「あー、じゃあ大銅貨1枚で」


「あいよ、十日分ね、部屋は上の奥を使っとくれ」


「はい、それじゃ」


………ここだね、お邪魔しまーす…

むふ、広さはこんなもんか…

それじゃ、ベッドは…おぉ、ふかふか

やばい、眠くなってきた…もう、暗いね、外も

また、明日、頑張ろ………





ちなみに


主人公の見た目は赤髪ロングの髪にオッドアイです。(片方は赤でもう片方は青です。)人間の耳は付いていません。ケモ耳のみです。


最後まで読んで下さりありがとうございました。

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