第一話 目覚めるとそこは…
こんにちは、Amber6です。
今作は、吸血鬼と同時並行で投稿してく予定です。
「クシュン」
んん、寒いよ?布団はどこぉ?アレ?ほんとにどこにあるのぉー!
「ん?あれ、草?」
は?なにこれ?どこ?え?森?なんで森?家じゃないの?なんで?もしかしてだけど、夢遊病?
「いや、ほんとにどこなの?」
ん?あれ声…高い?なんで?なんで!?声気に入ってたのに!カッコイイって言われてたから自信あったのに!
「そして、何処だよ!ここぉー!」
「ふぅ、一旦落ち着こう…体に異変は…」
ある!あるね!女の子になってるね!はは、マジか…そりゃ声高いよ…しかも…耳の位置おかしくね?
さわさわ
え?なにこれ?猫耳?は?なになに、人間じゃないの!?もしかしてだけど異世界転生ってやつ!?
「んー、これどうすんよ?」
とりあえずこの森?みたいな所から出て街か、村にでも行って情報集めるしかないよな…
「さて、どっち行こうかな」
ん?なんか、臭い?こっちからするなぁ…行かない方が良さそうだけど…気になる、とても気になる!
クンクン
こっちだね、変な事起きないと良いけど…あれ?もしかしてだけど今フラグ立てた!?うわー、やだわー、まぁ行くけど
「お、ここかな?」
草が邪魔だな、よいしょ、これで邪魔な草は無くなったし、どれどれ…
[そこにあったものとは…]
「え?し、死体?」
は?マジで言ってんの?え、なんで?なんで?ヤダヤダ、見たくない、見たくない!べ、別の場所にい、行こ…
ダ、ダ、ダ
「はぁ、はぁ、走って逃げたから疲れた…」
あんなのあるなんて、聞いてないよ…フラグなんて立てなきゃ良かった…にしても、人が死んでるってことは…誰か殺した人が居るってこと?大丈夫かな、今狙われたら勝てないよ
「でも、ステータスなんて分かんないし」
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名前 不明
性別 女
種族 亜人種 獣人(猫人族)
Lv 1
HP 34
MP 15
STR 68
DEF 27
INT 28
AGI 64
:【固有スキル】
『鑑定』『ステータス偽装』『身体能力向上』
『スキル学習』
:【種族スキル】
『獣人の誇り』『猫人覚醒』『猫目』『危険察知』
『感覚強化』
:【攻撃スキル】
『身体強化魔法』『回復魔法』
:【耐性スキル】
『物理耐性』『精神攻撃耐性』『弱化耐性』
〖称号〗
『転生者』『選ばれし獣人』『猫人の神子』
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「え?なんで出てきたの?もしかして、見たいって思ったから?」
便利だなぁー、そして獣人か…ふむふむ、猫人ねぇー、そして、力と素早さが高いと…見た感じスキル構成も近接関係だね、ん?この『スキル学習』ってなに?
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【固有スキル】『スキル学習』
説明:
このスキルは、1度受けたスキルを獲得する事が
出来ます。
また、受けないスキルについては、見ることによって
獲得出来ます。(何回も見る必要があります)
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「は?なにこれ?強くない?」
これは、チートの匂いがぷんぷんしますな…受けると獲得するし、何回か見れば獲得出来ると…うん、チートだね…多分耐性系は無理そうだけどね、そうなると、打たれ強くならないとなぁ、DEFが低いから回復魔法があるのかな?
「ステータスは分かったし、良いんだけど…この後どうしようか」
森から出るのは確定として、ある程度はレベル上げた方がいいよね、でも、何を倒すの?ゲームとかだとスライムだけど…こんな所にスライムは居ないよな…森だと大体獣系が多いよな…
ガサガサ
「え?なんか、いるのか…?」
「キュウ!」
え?可愛い兎出てきたんだけど、もしかして敵対してるとか、ないよね?
「キュウ?」
ね、念の為、鑑定しとこうかな
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ギソウサギ
説明:
凶暴性を偽装している兎。
警戒もせずに近づくと痛い目を見る。
ちなみに生態系では底辺なのでそこら辺に居る。
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あー、ですよねぇー、こんな森の中だもんなぁ、でも殺られるよね、何もしないと…く、しょうがない、生きる為だ、ごめんね、兎さん、勝てないと困るから強化魔法はしておこ
「強化!」
「ギュウ!」
うわぁ、来た!ごめんよ、兎!
ふっ!
グチャ…
「うへぇ、グロ…」
〈経験値を10獲得しました〉
お?経験値獲得したね、こんな感じでレベル上げればいいのか、でも他にいるかな、勝てるやつ…
「「「ギュウ!」」」
おいおい!3匹おるで!?強化切れてないかな?おし、切れてない、よし、喰らえ!
グチャ…
〈経験値を30獲得しました〉
うん、グロいよ…で、この死体どうすれば?放置で良いのかな?解体方法も分からないし、分かりたくないし、良いかそのままで
「さてさて、どうしたものか」
こいつなら、殺しても良い、みたいな魔物いるかな?森だし、いっぱい居そうだよねぇ…あっち、行ってみようかな
[30分後…]
「ふんふんふ〜ん♪」
意外と平和だなぁ〜、日差しもなくて木々が鬱蒼としてるのに…
!な、なんかくる…
「ブモォー!」
うげ!オークじゃん…定番っちゃ定番だけどなんで来るかなぁ今…しかも、なんか変な嫌悪感を感じるんだけど…
あ、あぁ、そうゆうことか…見なければ良かった…
「オンナ、ニゲルナヨ」
え?やだ、逃げたい!でも…レベル上げたいから逃げれない、とゆうことで消えろ!
「強化!」
「ブモォー!ウゴクナァ!オンナァ!」
「やだね!経験値になりやがれ!」
せいっ!
グチャ…
「うへぇ、面倒臭いからって頭狙ったけどやんなきゃ良かった、手汚れたんだけど、はぁ」
〈経験値を50獲得しました〉
〈Lvが2に上がりました、ステータスが向上しました〉
HP 85
MP 39
STR 104
DEF 46
INT 41
AGI 103
「よし!レベルアップ〜!」
うーむ、やはり完全な、物理アタッカーだねぇ、魔法で強化して殴るとほぼワンパンだけど…
「さてさて、レベルは上がったけど1回しか上がってないし、もっと倒さねば…」
オーク意外でお願いします!もうあんなの、見たくないし、認めたくない…
「さて、現実逃避もこれくらいにして先に進みますか…」
[更に、30分後]
「この森広いなぁ〜、どこまで広がってんのかな?」
マジで見渡す限り、木!木!木!なんだけど…道とか無いわけ?はぁー…
「ん?なんか、光ってる?行ってみるか…」
おぉ、森の外だぁー!ふぅ、やっと、森を出れたぁー、暗くてジメジメしてたし、良かった出れて…
「よし、まずは街か、村でも探すかぁ」
[少し歩いた後]
「ん?あれは…誰か襲われてる!?た、助けに行かないと!」
襲われてるのは男の人で、襲ってるのが…あれは、なんだ?調べてみるか…
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トツノシ
説明:
とりあえず突進しとけ精神で突っ込んでくる厄介者。
頭には角が生えており、当たると痛いでは済まない。
その代わり他の部位は柔らかいので囲んで戦えば対処は簡単。
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うわ、マジか…あの人大丈夫かな…間に合えよ…!あ、そうだ魔法で強化すれば間に合うかも…
「強化!」
「大丈夫ですか!」
「ん?なんだ!危ねぇぞ!来るな!」
えー、その言い方は酷くない?せっかく助けに来たのに…いや、今の姿じゃ無理もないか…
「心配無用!これでも力と速さは高いんで」
「ブヒィ!」
お?突進来るか?
………よし、来るな…それを、避けて、ここ!
せいっ!
グチャ…
「おし!楽勝♪」
〈経験値を35獲得しました〉
〈Lvが3に上がりました、ステータスが向上しました〉
HP 136
MP 66
STR 140
DEF 65
INT 56
AGI 138
うし、また強くなったー!
「危ないところを助けてくれて、ありがとな」
「ん?あぁ、どういたしまして」
「この辺りじゃ、見かけないがどこから来たんだ?」
あー、どうしようかな…素直にあの森から来ました!なんて、言ったところで信じてもらえるんだろうか…うーん…
「おい、どうした?どっから来たか分かんねぇのか?」
あ、やべ、考え込んでた…はぁー…森から来たって言うかぁ…
「あっちの森から来ました」
さー、どうなる?
「ふむ、なるほど…何か事情がありそうだな…一旦は信じとこう」
「ところで何故襲われてるのに反撃をしなかったんですか?」
なんか、戦えない理由でもあるんだろうか?
「あー、いや…普通に戦う力が無いだけだ」
なるほど、この世界じゃ全員が全員戦える訳じゃ無いのかな?
「君たち獣人は戦いに特化してるからな、疑問に思うのも分かるぞ」
えっと、普通の獣人じゃないんですが…異世界に憧れた普通の人間だったんですが…ま、いいか
「ちなみにここら辺に村とかあるんですか?」
「ん?あぁ、俺の村が近くにあるぞ」
おし、そこで情報でも集めるか…
「じゃあ、そこまで護衛してましょうか?」
護衛なら、変な目で見られないしね
「お、いいのか?この辺り魔物が強くてな、困ってたんだよ」
よし、上手くいった!
「こんな所まで何しに来たんですか?」
「薬草を取りに来てたんだよ、そしたらトツノシが来てな、君が来てくれなかったら危ないところだったよ」
薬草ね、HPが回復しそうな名前だな…
「そういえば、君の名前はなんて言うんだ?ちなみに俺はカジだ!よろしくな」
あ、やべ名前どうしよう…
………今思い浮かんだので良いか…
「えっと、ミーニャです…」
我ながら酷い…考えときゃ良かったぁー!
「ミーニャか…よろしくな!」
「うん、よろしくね」
ちなみに
この世界は、獣人差別とかは別に無いです。
獣人は人間と違って力と素早さに特にステータスが偏った人種です。偶に魔法特化型も生まれます。
獣人の社会的地位は人間と同じです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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