第三生【幸せ】
「今日の晩御飯何がいい??」
っと聞くと”肉!!”っと言ったので帰りにお肉を買いに行った。
3年ぶりの錬との買い物はとても楽しかった。
帰ってから練は疲れているのかソファーでいつの間にか寝ていた。
その間に晩御飯を作っておいた。
メニューは
豚肉のステーキ
サラダ
ご飯
にした。
匂いで目が覚めたのか練が起きてきた。
練の行動を目で追っていたら突然キッチンにきて抱きしめられた。
「ど・・・どうしたの??」
っと聞くと何も言わずに力を強めてきた。
何分かたってから練は腕を離した。
やっと離してくれたと思う気持ちと離された寂しさがまざって何ともいえなかった。
「なんか落ち着いた。」
ニコっと可愛く笑って”飯”っと言われた。
テレビを見ながらご飯を食べた。
練は爆笑しながらテレビを見ていたが私はテレビを
見てるふりをして今日おこった事を振り返っていた。
正直今日の不思議な出来事を深く考えたくはなかったが練の今さっきの行動が気になって
つい考えてしまう。
「・・・猶さぁ〜今日の出来事ふりかえってんだろ??」
っと急に視界いっぱいに練の顔が映ったのでびっくりした。
私は正直に頷くと練は少しさびしそうな顔をした。
「・・・今日の事明日詳しく話すから。だから今日は・・・今日は俺の事だけ考えてよ。」
っと言って私に抱きついてきた。
私は練を抱きしめて頷いた。
練と一緒にいたけどあんな寂しそうな顔を私に見せたのは初めてだ。
だからそれだけ言いたくないことなのかもしれないっと思った。
その日夜遅いのにゲーセンにいこっと錬に言われて外にでた。
すると外は雪が降っていた。
「わぁ・・・珍しい。」
っと空を見ているとさっきよりもいっぱい降りだした。
私は昔から雪が好きで2月に入ってから雪が降ったのは3年ぶりだった。
「猶そろそろいこ〜。」
っと言われて錬の方を振り返った。
そこには優しく笑っれいる錬がいた。
昔は当たり前に錬がそばにいてくれて悲しい時や辛い時は2人で泣いたり、面白いテレビをみたら2人で笑って
手おつないで帰ったり一緒に買物したり遊んだり
どこにいるときも錬と一緒だった。
なのに・・・あの日そんな幸せな日々が消えた。
「楽しかったぁ〜!!」
っと満足した様子で錬が背伸びをして言った。
「なんで今日だったのぉ〜??明日でもよかったじゃん。眠いよ。」
っと言うと錬はまた少し悲しい顔をした。
「楽しくない??}
っと聞いてきた。
「ぅぅん。すっごい楽しかった。でも・・・。」
「でも??」
不安そうな顔で私の顔をのぞく錬に微笑んで
「眠かった。」
っと笑って言った。
すると錬は”なんだよ〜”っと言って笑った。
またあの頃の幸せな日々が戻ってきたような気がしてとても嬉しかった。
帰ってから私達は一緒にねた。
「なぁ・・・今日楽しかったか??」
っと急に聞かれたので錬の方を見ると錬は私を真剣なまなざしで見ていた。
「・・・うん。すごく楽しかった。錬は??」
っと私も真剣に錬を見た。
「あぁ。すっげー楽しかった。」
その日最後に”大好きだよ”っと錬に言ってねようとした。
その時かすかに”俺も好きだ”っと聞こえた。




