第一生【会いたい】
「・・・いってきます。」
私は誰もいない家に向かっていった。
「な〜お〜!!明日バレンタインだよ!!誰かにあげるの?」
っと学校について最初に友達に言われた言葉がこれ。
他にいうことねぇ〜のかよ!!
っと思いつつ”いないよ”っと笑っておいた。
まぁあげる人いたとしても君には教えないよ。
「猶〜今年も錬くんにあげるの??」
っと親友の阿諛に聞かれた。
私は”うん”っと言って机に顔をふせた。
錬は昔付き合っていた彼。
3年前にある事故で死んだ。
「猶〜一緒に帰えろう。」
錬の事を思い出しているととっくに放課後になっていた。
「ア!!うん。」
私は急いで鞄ににもつを詰め込んだ。
「んじゃばいば〜い。」
阿諛と話しをしているとあっという間に家についてしまった。
「うん。ばいばい。」
っと言って私達は別れた。
家に入ってすぐにベッドに倒れた。
「・・・錬・・・。」
っと言って私は声を殺して泣いた。
別にこの家に人なんていないしお隣さんたちは飲み会だろうけど
昔から声を殺して泣いていたから無意識にしている。
「会いたいよ・・・れん・・・。」
最後にそう呟いて私は深い眠りについた。
”バサ”
目が覚めたのは夜の12時だった。
「何時間ねてんのよ。」
っと自分で自分につっこんで冷蔵庫からサンドイッチとサラダを
とりだした。
毎日こんな小食生活してるから今では体重が平均よりも5キロやせている。
食べ終わってお風呂に入った私は部屋の電気を消して音楽をかけた。
錬が好きだった曲。
私が好きな曲。
2人が好きな曲。
聞いているうちにまた私は泣いていた。
ただ、ただ錬にまた会いたくて。




