真最終話 復活のМ!
メアリー先生とモコネコは完成したばかりの絵本を読んで、涙を流していた。
「うーん、感動的な最期だ!」
「うう、自分のことながら泣けてくるニャン。
メアリー先生、この絵本を売れば、みんな感動してお金が、がっぽがっぽ入って来るんだね!
ホワイトモコネコの奴、調子に乗り過ぎて村人達に食われたけど、こうやってオイラの雄姿も載せることで、感動的な絵本になったニャン!」
「ふふふ、モコネコ君には、まだまだやってもらわなければならないことが山ほどあるのだ。
しかし、それはまた別のお話。
今は、しばらくゴールデンな休暇を楽しんでいると良い!」
こうして、モコネコとウミウシは夏休みを与えられ、ゴールデンな休みを満喫する旅行を計画した。
「はーい、じゃあ、ニートのおっさん共には行くことのできない、海外の高級リゾート地ハワイでのバカンスと洒落込みますか?
ちなみに、オイラの月収は五十三万円だよ。
ニートとは、比べるレベルにすらならないから気にしないでね!
ウミウシ、今夜も真夏のような暑い夜を過ごそうぜ!」
「モー、アタイの身にもなってよね。結婚してからずっと休み無しなんだから♡」
「うーん、ウミウシがグラマーで、可愛いからいけないんだよ!
オイラは静かに寝たいのに……」
「なんだ、二匹共悪いのね。じゃあ、二匹で責任をとって、今夜も徹夜よ♡」
「うーん、喜びも半分個だよ♡」
モコネコとウミウシはハワイへ飛び立って行き、暑い夜を満喫していた。
みんな、モコネコ達に逢っても、邪魔しないようにしてあげてね!
スーパーヒーローモコネコ終わり!