第十四話 モコネコ最大の敵登場!
モコネコとカルガモは一夜を共にし、朝になった。
「ふう、モコネコさん、おはよう♡」
「ああ、おはようさん。コーヒーを一杯くれないか? ミルクと砂糖無しのブラックコーヒーを……」
カルガモは、モコネコを見て驚く。
「え? え? あなたはモコネコさん? ですよね……」
「ふー、どうやら部屋が暗かったから分からなかったようだな……。
俺は、ブラックモコネコってんだ。ヒーローモコネコとは、格が違うんだよ!」
「ガーン! アタシを騙したのね?」
「くっくっく、騙される方が悪いのさ! 少しの間だけでもいい夢が見れて良かったな。
だが、あんたはもう俺のものだ。ここに昨晩記録したビデオがある。
俺の言うことを聞かなければ、これをインターネットに流す!
世界中の人々が見ることになるんだろうな。あんたと俺の愛の記録を……」
「ああ、アタシが不倫なんて考えたばっかりに……。
ごめんなさい、お父さん、お母さん、モコネコさん……。
アタシはどうしたらいいの? 助けて……」
「ふん! あんたは俺の玩具さ!
せいぜいモコネコをいたぶるのに利用させてもらうぜ! 覚悟するんだな!」
こうして、カルガモは、ブラックモコネコの罠にはまり、モコネコをおびき出す道具にさせられてしまった。
その頃、モコネコといえば……。
「スパークモコネコと名付けよう!」
「うおおお、力が、力が漲って来る!
少し電気を起こすだけで、ゴミが体にひっ付いて来る。
そして、力を抜けば静電気は消えて、体からゴミが離れる。
なんて、掃除に便利なんだ。
オイラの体を使わずとも、モップやハタキに静電気を通せば、この能力は道具に伝わる。これはすごい便利ですよ!」
「気に入ってもらえたかな?
他にも使い方しだいで、いろいろ出来るようになるよ。
頑張って能力を開発していってね!」
メアリ―先生により、モコネコに新たな能力が備わっていた。
(へへへ、自販機の下に落ちてるお金をこれで楽に拾うことができるぜ!)
モコネコはそんなことを考えていた。




