屋敷
『俺=ラインハルト(仮)は一年間調査期間を得て、推測した結果。不思議な力がある異世界に転成したと結論ずけた。転生から一年で、色々成長した。今では、息子も一皮むけ、大きくなり、一人でトイレに行けるぐらいなったが、常にロッテが付き添い、出すものを出しにくい。これは屋敷のトイレが中世ヨーロッパレベルの壷にする方法だから仕方がない。基本は穴掘って捨てる。』
『屋敷を調査した結果、母=マリアンヌはプリン男爵の妾として与えられている。屋敷の一階はマリアンヌの部屋とメイドの控え室と護衛の警備室、書斎、応接間兼食堂、があり、二階はメイドと護衛の部屋と庭師の部屋かある。』
ちなみに、ラインハルト(仮)は三階全てであるが、いわゆる屋根裏部屋である。現実は残酷である。なぜこのような待遇かというと、プリン男爵の当主=プリン・アラモンはライハルトを身ごもっていたマリアンヌ(未亡人)が屋敷の近くの癒しの泉に来ていたとき、一目惚れし、強引に妾にした。しかし、妾になる条件として、マリアンヌはプリン男爵の屋敷の近くの癒しの泉の所有と子ずれを条件にした。
現在、ラインハルト(一歳)はプリン男爵家の屋敷にいる穀潰しである。
『そんなラインハルトではあるが、成長して、屋敷を探索出来るようになったが、外出はできない。所詮、赤ん坊で、入れるのはマリアンヌの部屋と書斎ぐらいである。あまり屋敷の人の迷惑にならないところのみである。』
『本当は離乳食に飽きたので、この世界の料理を教えてもらいたいが、赤ん坊では気味悪がられて捨てられるのが落ちである。けして、料理長のチョビ髭のダンディー筋肉が恐いからではない。ちなみに書斎や屋敷の人から情報収集は今では楽勝になり、この不思議な力があふれている世界知る。』
まず、魔法の力が存在し、月が存在し、月は別の大陸にわけられてる。なぜかというと魔法で月にいけるから住人もいるし、国や領土もあるらしい。一度は行ってみたい。ちなみに今いるプリン男爵領はローマン帝国の北東部分にあり、北は遊牧民族、東は連合国家がある。 しかも、50年前に滅んだサンライン王国の跡地にあり、プリン男爵はプリン・アラモンは三代目当主という新しい貴族であった。
「ラインハルト様!それでは本を読むので、一緒に寝ましょうね!」
ロッテが添い寝してくれる。けして文字が読めないからではなく、気味悪がられて捨てられないようにしているのである。
『ロッテの香りが・・・』