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きよじ  作者: 東 清二
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第九十七話 創価編 謝罪

全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだに、創価へ送り込まれて4日目、俺は 謝罪とサッカーと野球のコーチをします。

先ずは、自分のことを書こう。俺の名は、ひがし 清二きよじ。学年を一つ飛び級させ、昭和56年9月6日生まれだ。そして、自分で自分が住む為に 創った東宮御所を、飛び出した俺には、家族も家も金すらもない。そこまでの不幸なら、ざらにあるかもしれない。厄介なのが、不幸の王様にして 全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだと、大和田おおわだの側の糞野郎と糞女たちだ。其奴らが、ピンポイントで 俺の最後の最後の、2回目に当たる ひがし 清二きよじという人生に、照準を合わせ あわよくば俺を消そうとしている。全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだの命令で、俺は殺された回数が世界一多い。勿論、やられたらやり返すで、クソ大和田おおわだ大和田おおわだの側の人間たちも、復讐の為 殺している。でも、全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだは、不死身だ。例え殺しても、蛆蝿がたかって復活する。そんなクソ大和田おおわだを、完全に消し去るには、俺が この無駄に2回目のひがし 清二きよじとしての人生を、寿命で終えること。もしくは、キチンとした形で、念能力者に成ることだ。


俺が寿命を終え、本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに成ることや、念能力者に成る事を怖れた クソ大和田おおわだは、俺をあちこち送り込んで 時間稼ぎをしている。其れでも 俺は、送られた先々で環境に適応し、送られる先の選択肢がとうとう2つだけとなった。創価小学校へ行くか?福岡の極道たちの所へ行くか?だ。そして、創価小学校と そのサッカー部の寮へと送られ、俺は小5の春だった。送られて4日目、授業をサボって キャッチボールをしていたので、担任でサッカー部の監督もしている男に、謝りに行くところだ。


俺と 同学年で同じクラスの小5の鈴木すずき 史郎しろうとで、教室へ行く。教室では、勿論 授業中だ。

「担任で監督の男、授業サボって 済まなかった。つい、スピードガン付きのキャッチボールが、楽し過ぎてな。ナハハハハッ笑」と俺。

清二きよじに、同じく」と史郎しろう

「皇太子殿下は、小学生時分の勉強は終えているから いいですけど、鈴木すずきは 勉強をする気が無いみたいだけど、だからこそ 授業には出てくれ」とだけ、担任で監督の男に言われる。

思っていた程、怒られずに済んだ。まぁ 今は義務教育課程で、その上 担任で監督の男は、多分 優しい。

史郎しろうが教室の一番後ろの 左端の席に座り、俺の席は その右隣りだ。

「よしっ、勉強でも するか!」と俺が 口にした途端、キーンコーンカーンコーンと本日の授業が、終わりの時間を迎えた…。

そして「おっ、丁度 良かったな」と、隣で勉強をする気の無い 史郎しろうの声がした。


授業が終われば、サッカーの時間で 俺のポジションは、小5と小6も居るチームの司令塔 トップ下とも言われるポジションで、背番号は10番だ。ちなみにサッカーにおいて、背番号10番はチームの顔がつける 背番号だ。創価小学校に、小6のサッカー部員は2人しかおらず、両方ともポジションは FWで、尚且つ クソ大和田おおわだの息子と、エイズの松崎ハゲチャビンという、糞みたいな野郎を省略して、糞野郎の2人だ。同じ攻撃陣ながら、俺は一緒に居たくないので、小5のFW ヒマ部の2人に、硬式球でのキャッチボールを教える。

「少年野球のリトルリーグでも、高校野球でも、プロ野球でも、皆んな このミズノの硬式球を使っている。近い距離からキャッチボール始めて、軟式の時と同じように、だんだん距離を遠くして試してくれ」と俺。

「はい!これが、硬式球か」と小5のヒマ部の2人。近い距離から始めて、距離をとっても ちゃんと対応出来てる。

「あと、君たちヒマ部の2人の守備位置は、ショートとセカンドだ。そのぐらいの距離で、キャッチボールが成立するなら、ボールを捕ったら すぐ投げることを、試してみてくれ」と俺。

「はい!」と小5のヒマ部の2人。

2人とも、俺が与えた課題を難なくクリアする。こんだけ運動神経のいい2人が、ヒマ部をしてたなんて、勿体無い。

俺は、担任で監督の男に呼ばれたので、最後に小5のヒマ部の2人に「ボールが駄目になってもいいから、ボールをバウンドさせて、すぐ捕ってすぐ投げるを練習しといてくれ。サッカー部の練習が終わったら、君たちヒマ部の2人の上達具合も、確認するからな」と伝える。

「はい!」と小5のヒマ部の2人。なんだか2人とも、生き生きしている。


「皇太子殿下、ユニフォームが出来上がりました。小5の皆んなの推挙もあり、勿論 10番です。明日の土曜日と明後日の日曜日は、練習試合が予定されているので、今日はユニフォームで 練習してみてください」と、監督で担任の男。

「ユニフォームかぁ。しかも、10番!よしっ、授業サボった謝罪もあって、今日の練習では フルの俺を見してやる」と俺。

相変わらず、小学生では全国レベルの 鉄壁を誇る創価小学校の守備陣だが、俺は小6のFW2人を無視し、点を取り続ける。その上で、「小6のFWは、もはや控えだ!ピッチから出ろ!」と伝える。俺のぶち切れた迫力に押されて、小6のFW2人は 項垂れて、ピッチから出た。

「じゃあ、司令塔の俺1人に、FWは監督1人だ。もしかしたら、君たち創価小学校の守備陣の中に、プロサッカー選手に成れる奴が、居るかもしれない。今のうちに、対 大人も 試してみよう」と俺。

「はははっ笑!大人の、格の違いを教えてやる」と監督。

そう言われた 創価小学校の守備陣からは、笑い声がした。監督、なめられてる…。

「じゃあ 監督は、オフサイドだけ気をつけて ゴール前に、張り付いててくれ。創価小学校の守備陣も良いけど、ゴールキーパーまで良い。キーパーが前に弾いたボールは、しっかりゴールへ押し込んでくれ」と俺。

点を取ったり、取れなかったりと 良い練習になった。監督も、楽しそうにサッカーをしている。

「じゃあ、俺の分の今日の練習は、終わりにする。小6のFWの糞野郎2人が、ゴールの裏で おおよそ小学生の中では、日本一のゴールキーパーに、ごちゃごちゃ言ってるしな。あと 両サイドバックの2人は、センターバックが、オフサイドトラップを仕掛けやすいように、守備位置を もっと前にするように。それと、攻撃参加も 意識して。じゃあな」と俺。

「はい。そうか!両サイドバックを少し前に置いておけば、確かにオフサイドトラップを仕掛けやすい。さすが、皇太子殿下だ。じゃあ、4バックで 両方のサイドバックを前に置いて、オフサイドトラップを試してみよう」と監督。ただし、俺が居なくなると、小6のFWの糞野郎2人が、練習に参加し 空気が悪くなってしまう。


俺はグランドをあとにし、小5のFWのヒマ部の2人の元へと行く。小5のヒマ部の2人は、楽しそうに野球をしていた。

「調子はどうだい?ヒマ部のお二人」と俺。

「バウンドしたボールの、捕り方のコツが掴めてきました」「野球、楽しいです」と、小5のヒマ部の2人から、良い返事が返ってきた。

「うん、で 硬式球のボールを見てごらん。たった1日使っただけで、あちこち 本革がはげ ボロボロになる。甲子園でもプロ野球でも使われてる、ミズノの硬式球は 一個で、五百円から千円はするんだよ。大事に使おう」と俺。

「ああ、本当だ。あちこち、痛んでる。皇太子殿下、直せますか?」とヒマ部の1人。

「直せません。汚れを、拭くしか出来ない。軟式球よりも、硬式球の方が 寿命は、短い。ヒマ部の2人とも、運動神経もいいし 守備は大丈夫そうだ。あとは、攻撃だな。こればっかしは、金属バットがないと教えられない。創価学会の会長に、金属バットを買う 許可をもらおう。じゃあ 今日のところは、ボールを拭いてグローブの汚れをとって、終わりとしよう」と俺。

「はい!」と、小5のヒマ部の2人。

日が沈み、サッカーも野球も 、練習はお終いとなった。


《はー、創価編か。俺のこの2回目のひがし 清二きよじとしての人生で、創価に居る頃までは 何とか、首の皮一枚で 自分を保つことが出来ていた。創価編にも その内出てくる、良い出会いもあった。最後に送られた先の福岡で、千年以上前から 積み重ねてきたモノを、全て失った。ジャイアンとジャイ子が結婚していたり、その澤野さわのジャイアン ジャイ子夫妻が、自分たちの分だけでもありえないのに、仲間の念能力まで 売ってしまっていた。館岡たておかという名称の、極道の組織の先代が、クソ大和田おおわだの親友で、のちに大和田おおわだの側の人間になった 糞野郎、村上むらかみ コウスケだった。この小説にも、過去に登場している エイズの糞神父 村公むらこうを、澤野さわの ジャイアンジャイ子夫妻は、盲信していた。村公むらこうがほざいた「念能力を習得するには、30年はかかる」とかね。それならばと、クソ澤野さわの ジャイアンジャイ子夫妻は、勝手に 館岡たておかの極道たち 全員分の念能力者に成る権利を、更にただで 売りやがった。そんな状態で、俺は鬼門となる 最後の送られる先、福岡に行ったので、上手くいくものも上手くいかなくなってしまった。俺の復讐のリスト 消すリストに、クソ田中裕子たなかゆうこ クソ渡辺真理わたなべまり クソ澤野さわの ジャイアンジャイ子夫妻と、書き連ねればならない。俺はずっと、全員が助かる方法を探していたが、そんな方法は存在しなかった。だから、復讐はちゃんとする。創価編ののち、鬼門となった福岡の極道編を知ってほしい。何で、日本が災害大国になってしまったか?日本中どころか、世界中が不幸になり めちゃくちゃになってしまったのかの理由をね》


こうして、 謝罪というほど 大袈裟なものでもなかったが、授業をサボった分 謝った。担任で監督の男は、幸い 優しい男だったので、問題も起きなかった。創価の大人は、俺が前に住んでいた 児童養護施設 東京サレジオ学園の大人たちと違って、ちゃんとした大人が多いので有難い。神父には、ろくな奴がいないというのが、俺の印象だしね。さて、次回の話は、本物の創価学会の会長に、金属バットを買う為の相談をし、条件を俺は受け入れます。果たして、その条件とは?どうなることやら。以上。



読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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