第八十七話 史郎のルーツと合気道のルーツ
創価小学校のサッカー部の寮の部屋にて、誰れとも上手くやっていけない少年 鈴木 史郎と、大切な話し合いをします。史郎のルーツについてと、合気道のルーツについてです。
ここは創価小学校のサッカー部の寮で、俺 東 清二は、小学校五年生の春だ。それまでの俺は、新しく小学校四年生になるところだったが、全宇宙の支配者 クソ大和田によって、勝手に年齢を決められ、最後から二番目の送られる先が創価小学校とその寮だった。何で最後から二番目かと言うと、クソ大和田に天才と称されたクソ水沼武が、俺が送られる先の選択肢を、ずっと以前 思い付く場所全部に増やしやがった。そして、送られる先で俺は酷い仕打ちを受けたり、あるいは環境に適応してみせて、やっと最後から二番目へとたどり着いた。
池田某ではない 本物の創価学会の会長は、悪い人でもなく ちゃんとした大人の男性だ。一回り以上 年下の奥さんも、創価学会の会長を尊敬していて、自らカミさんになり ちゃんとした若い大人の女性だ。なので、創価小学校のサッカー部の寮に関しては、小6の糞野郎の2人 大和田の息子と松崎という名のハゲチャビンに気をつけ、卒業まで待てばいいだけと結論した。其れに その小6の糞野郎2人を、俺と鈴木 史郎とで、喧嘩で勝利を収めているしね。
そして、史郎の母親に「皇太子殿下が、ケンカが強いことは分かりました。創価の寮の小6の2人は、残す方を間違えた みそっかすの2人です。ぶっ飛ばして、正解です。ただ もしも叶うなら、誰とも一緒にやっていけない史郎と、今のまま 仲のいいままやっていけないか、お願いします。友達になれとは、言いません。せめて、仲違いをしなくて済むよう、お願いします」と頼まれる。
「うん、確証はないけど 多分、大丈夫だよ。既に俺は、ピンと来てるしね」と俺。
「母ちゃん、清二となら 大丈夫かもしれない。少なくても、念願叶って ぶっ飛ばしたかった小6の糞野郎たちを、ぶっ飛ばせたしな」と史郎。
「どうか、よろしくお願いします」と最後に、史郎の母親に頭を下げられ、俺はなんとか史郎と、上手くやっていかねばと思い、自分たちの部屋へ移動する。
狭い部屋にある二段ベッドの上が史郎の寝床、一段目が俺の寝床だ。お互い寝床につき、眠るまで 少し時間がある。
すると史郎が「優しい奴も面白い奴も、強い奴も弱い奴も、オレとは上手くやっていけなかった。母ちゃんにも、今度こそ 清二とは、上手くやっていきなさいと言われたけど、きっと またオレのせいで、仲違いするだろう。仕方ない、オレが悪いんだ…。オレは、欠陥人間なんだ!」と語る 史郎。
「うん、だから 多分、大丈夫だ。少なくても史郎は、糞みたいな野郎を省略して、糞野郎という奴らがいるのだけど、史郎は糞野郎なんかではない。例えば 糞野郎だったら、創価小学校のサッカー部の小6の2人、大和田の息子に 松崎と書いてハゲチャビンと読む2人は、確かに糞野郎だよ。その2人と俺が、喧嘩で闘うことになったら、小5の誰もが 誰も闘うと名乗り出なかったのに、史郎はちゃんと 先輩相手の喧嘩に名乗り出て、勝利を収めているじゃないか。なかなか、出来ることではないよ。それと今の俺は、東 清二という名で、最後の最後の人生を送っているけど、俺には前世がたくさんある。俺の過去たちがね。俺に前世があるように、史郎にも前世がある。思い出してごらん。大抵の話には、俺は答えを用意出来るから」と俺。
「オレの前世…。待て、思い出してみる」と史郎。
少し、沈黙の時間があった。
「清二、オレの前世 思い出せない…。」と史郎。
「うん、それでも 大丈夫だよ。ほぼ全ての人間は、新しく生まれる時や 生まれ変わる時に記憶は全部 消されているからね。じゃあ まずは、ウボーギン。当時の俺が、クロロ・ルシルフエルという名で 幻影旅団という念能力者の組織、主に盗賊をしていた時に、史郎の過去 ウボーギンが、幻影旅団の要だったんだよ。要な分、ウボーギンが幻影旅団を去ったあとは、旅団はどんどん人が抜けていき消滅した。この強化系の念能力者 ウボーギンが、史郎の前世とか過去の1人だよ」と俺。
「待て、思い出したかもしれない。その時のオレは、いい奴だったか?」
「ああ。幻影旅団の要だと、言っただろう。他にも、戦国時代なら 蜂須賀小六とか。君は、盗みの達人なんだね。その頃の俺の名前が、織田二郎三郎信長だよ。ちゃんと、史郎と俺には、縁があったりするんだよ」
「清二が、織田信長。オレが、盗みの達人…。達人と言えば、剛ちゃんといって 合気道の達人で創始者の渋川剛気が、母ちゃんが言うにはオレの義理の父親らしいのだけど、さすがに清二も 剛ちゃんは、知らないだろう?」と史郎。
「剛ちゃんか。昔は俺は、渋爺と呼んでたんだけどな。何度か本人から 訂正されて、剛ちゃんと呼ぶようになった」と俺。
「待て、剛ちゃん 知っているのか!?合気道の達人で創始者の渋川剛気だぞ!」と、驚く 史郎。
「言わなかったか?大抵の話には、俺は答えを持っていると。剛ちゃんは、俺の宝物の用心棒で、俺が雇い主だ。そもそも合気道の始まりも、戦国時代 俺が上杉謙信をしていた時に、男たちが外へ戦いや仕事に行っている時に、女子供が自分の身ぐらい自分で守れるように、俺が剛ちゃんに言って 剛ちゃんに創らせたのが、合気道だよ。合気道という名前自体、俺が剛ちゃんの戦いぶりを見て、名付けた名だ。ちなみに、剛ちゃんは今、天国の異次元で ちゃんと存在しているよ」と俺。
「創価の会長に、清二が本物の皇太子とは 聞いていたけど、本物の中の本物なんだな。剛ちゃん知ってて、その上 雇い主とは。清二となら、もしかしたらオレは仲違いしなくても済むかもしれない」と史郎。
「うん、じゃあ 念のため、3つの大罪について教えておく。1つ目、俺の言うことは聞く。2つ目、俺の言い付けは守る。3つ目、俺に反対されたことはしない。この3つを守れれば、別に史郎とは 仲違いもしないし、上手くもやっていけるだろう」と俺。
「3つの大罪だな。それを破らなければ、いいんだな。分かった。必ず、守る。それで、いこう。1つ目の、清二の言うことは聞くの、中身は何だ?」と史郎。
「うん、今日のところは、とっとと眠ろう。ある程度、伝えたいことは伝えたし 子供は、睡眠中が一番 身長が伸びる。少なくても、少しは創価小学校に俺は在籍し サッカーもするだろう。ヘディングをするなら、身長が高いに越したことはない」
「分かった。眠ろう」
「うん、剛ちゃんの話とか 史郎の前世、俺の過去たちの話は、史郎の母親が居るところで話す。剛ちゃんは、確実に俺の側の人間だし それだと史郎も史郎の母親も、俺の側の人間かもしれない。だから、まとめて話すよ」と俺。
「分かった。お休みな、清二」
「ああ。おやすみ」
これで、創価小学校とそのサッカー部の寮へ送られた、1日目を終えた。
《創価編か。創価編は、どのタイミングで送られたかは判別してないが、せっかく思い出したから 記しておこうと思う。まさか創価のサッカー部の寮に、剛ちゃんの義理の息子と、剛ちゃんのカミさんが居るなんてね。この時点で、合気道の達人で創始者の渋川剛気は、天国の異次元に存在し、史郎の為にも剛ちゃんのカミさんの為にも、何もしてあげられないと思うが、剛ちゃんの最後の役目がテレビに映ることで 存在したことを証明するだけだったので、寿命を迎えたならしょうがない。例えば 剛ちゃんにしろ、ジャイアント馬場ちゃんにしろ、2017/06/20今現在の東 清二として、最後の最後の人生 もう何処にも送られず 人生をやり直さなくてもいい状態の俺が、寿命を迎えるなり 念能力者になって這い上がるのを、待ってもらっている。しかし まぁこの最低最悪の人生は、思い描いていたシナリオ以上に、最低最悪だ。剛ちゃんと馬場ちゃんが守りたい宝物 ピノコ・ナディア・哀姫、会いに来てくれ。もう 俺の心なら、とっくに折れてしまっているから。念能力よ!とっとと帰って来い!不死身のクソ大和田を、俺の手で 完全に永遠に、ぶっ消さなくてはいけないから。その時を、みんな願って待ってんだ》
こうして創価での初日を、クソ大和田の息子とハゲチャビンと一悶着あったにせよ、無事終えた。史郎は自分は誰ともやっていけないと思っていたし、創価学会の会長からは、俺は諸刃の剣だと思われていたが、俺は俺で 置かれた環境に適応するしかなかった。クソ大和田の全宇宙の支配者としての権限で、あちこち送られる俺には それしか出来ない。次回の話は、創価小学校への転入とサッカーをします。さて、どうなることやら。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!