第八十四話 心臓検査
俺が、ヤクザの息子で チョン公の クソ中山 カツオに、してもいない殺人の疑惑の目を向けられ、尚且つ 心臓検査で、精密検査行きになる話です。
時代は昭和の末期、所は東京都の西部 多摩地区にある児童養護施設 東京サレジオ学園『ねむの家』にて、金もなく家もなく その上天涯孤独の少年、俺 東 清二小学校三年生は、否応なく暮らしていた。ここ東京サレジオ学園は、俺にとっては まさしく地獄のような所で、俺の側の人間 例えば 活動休止中の武装戦線3代目四代目や銭屋一家やコルレオーネ・ファミリー、そして俺の唯一無二の子分 菅原文太や俺の唯一無二の親友 オダギリジョーも居ない。居るのは、俺と数千年前から お互いの存在を消すか消されるかの戦いをしてきた全宇宙の支配者 クソ大和田の側の人間たちが、全員の内の半分以上を占める有様だ。俺は、こんな環境で生きていかなければいけない不条理を、呪っていた。そして 勿論そんなことじゃ、ここ東京サレジオ学園は、忌まわれし呪われた児童養護施設だ。
そんな東京サレジオ学園『ねむの家』に、キリスト教の修道女で、女医でもあるシスターが心臓検査に来た。小3の『ねむの家』の子供が並ばされ、聴診器を使って心臓の音を聴かれるみたいだ。
クソ吉田大地にクソ大木 茂が居て、尚且つ 口ばかりの男、山口組系暴力団の息子でチョン公のクソ中山 カツオも居る。そんでもってクソ中山 カツオは、同級生の鈴木 ユウを溺死させたのは、俺じゃないかと疑っている。なので、一列に並んでる中、俺に話しかけてきた。
「オレは、ユウを殺したのは きよじだと、思っている。理由は、きよじ だけ、1人で警察官と話し、録音までされたからな」とクソ中山 カツオ。
そもそも俺は ユウを助けようとしたし、実行犯の2人 吉田 大地と大木 茂に、何のことか分からず 小4の番長 横山ケンジから、命令され「やれ」と実行犯に伝えたのは、誰あろう クソ中山 カツオなんだけどね。まさに、口だけの男 チョン公のクソ中山 カツオ。
ただし カツオが「ユウを殺したのは、きよじ だと思っている」という疑問に関して、俺は迂闊には答えられないでいた。理由は、取引と言って、ここ東京サレジオ学園の糞園長の村公と、村公は東京サレジオ学園から居なくなる。俺は、東京にあるどこか別の児童養護施設に行く。村公は、二度と俺に会いに来ない という条件で、殺人教唆をした村公が、罪に囚われない証言を刑事部長立ち会いのもと 録音される中、話した。死んだ人間は帰って来ないし、村公が居なくなる事で、ここ東京サレジオ学園の環境を良くしたかった。取引の内容をカツオなんかに話し、反故にされたくなかった。
なので「俺はやってないし、犯人だったら そこの糞チビ2人に、聞くんだな」とだけ、俺は答えた。
その言葉を聞いて、糞チビ2人の吉田 大地に大木 茂は、ぶるぶる震えだし、誰がどう見ても犯人は明らかだ。
心臓検査に来た、女医のシスターが「こんなに震えてたら、心臓検査が出来ないの!震えないで」と優しく諭す。
それを見て、またしてもクソ中山 カツオが「震えだしたのは、きよじ のせいだな。どうせ念能力でも、使ってユウを殺したのも、ごまかしたんだろう」と言う。
とうとう 俺はぶち切れて「山口組系のヤクザの息子でチョン公の、クソ中山 カツオは黙ってろ。その口だけの二枚舌、引っこ抜いてやろうか?」と伝える。
「待て!山口組系のヤクザの息子なんて、話してないぞ!?チョン公…。」と呟き、やっとカツオは黙った。
糞チビ2人の吉田 大地に大木 茂と心臓検査を終え、俺の番となった。
「君は、大丈夫そうね」と女医のシスターが言い、俺の胸に聴診器をあてられる。が、また中山 カツオが口を挟む。
「やっぱり、ユウを殺したのは きよじ だろ。大地も茂も、心臓検査で異常はなかったからな」と、嘘発見器でもない 聴診器をあてての心臓検査を終えだだけで、アホでカスで口だけの男 クソ中山 カツオが判断し言う。
「ほざいてろ、口だけのクソ中山 カツオ」と俺。取引絡みもあり、そもそも まともに答えるのもアホらしい。
そして女医のシスターが、俺の心臓の音を聴いて顔色を変える。「ちょっと、待って」と言って、いろいろな場所に聴診器をあて、念入りに心臓の音を聴いている。
「多分 大丈夫と思うけど、東 清二君。君は、心臓の精密検査を受けなさい」と告げられる。
「頭蓋骨とか脳とか頭ならともかく、俺は心臓は 大丈夫なはずなんだけどなぁ」と、俺の歴史史上 一番弱くて脆い身体に、俺はショックを受ける。
「ほらな、やっぱりユウを殺したのは、きよじ じゃねえか。心臓検査で、判明したな」と得意げに、アホで口だけの男 クソ中山 カツオが、鬼の首を取ったように勝ち誇る。
「心臓、再検査か…。其れはそうと、アホの中山 カツオ。ユウを殺した実行犯は、ここに居る中のチビ2人で、お前も 横山 ケンジ伝えで、殺人教唆をした内の一人なんだけどな。横山 ケンジなら、簡単に自白するぞ。エタ非人でヤクザの息子でチョン公の中山 カツオ、お前は自覚してないけど、お前がユウを殺す 指示をしたんだよ」と俺。
「待て!こんなとこで、オレのことをベラベラ喋るな!オレはケンジに言われて、手を上げただけだぞ」とクソ中山 カツオ。
「それだよ。右手左手、どちらの手を上げるかで、指示をした事になるんだよ。コルレオーネ・ファミリー方式でな。殺人事件は時効は無くなるし、お前がやったことは立派な殺人教唆なんだよ。口だけの男 中山 カツオは、もう地球でやっと いい条件を選び続けて、その人生をスタートさせて、早くも確実に 地獄へ送られる罪を犯したんだよ。地獄の拷問、半端ねえからな」と俺。
「オレが、殺人を指示した…。オレは、地獄行き…。」と、口だけの男 クソ中山 カツオも、やっと自分の犯した罪を理解した。
「じゃあな、地獄行き!じゃあな、クソ大和田の側の人間たち!」と俺。
その後、俺は大学病院へ運ばれ、上半身全部にいろいろな装置をつけられ、精密検査をされた。普通ではないが、問題はない。ただし もうちょっと大きくなったら、再検査に来てくださいと、数人の医師たちから告げられた。俺がまだ よちよち歩きのガキの頃、鹿児島にて 酷い扱いを受け、産まれたばかりで首が座ってない時に、頭蓋骨が陥没して脳挫傷になり、病院へ救急搬送されたことがあった。なので 序でに、頭の検査もしてもらい、異常なしと診断された。頭の出来に関しては、このまま伸びていけば、東大医学部も東大法学部も、決して夢ではないと言われた。まぁ東京大学は、当時の俺が創立したので、前世で医学部にも法学部にも入ったことがあるので、興味がないけど。俺は生まれ変わり続けてきた、長い長い俺の歴史の中で、同じ道や同じ職業には、なるべくつかない。理由は、出来るだけ多くの職業を経験し、全てを経験則で語れる人間になりたかったから。
心臓の精密検査と、頭の検査を終え、入院はせず そのまま俺は、帰りたくもない東京サレジオ学園『ねむの家』へと帰った。
《はーっ、東宮御所より始まり、彼方此方送られ 東京サレジオ学園で、生き地獄を体験し 2017/05/29今現在まで続く この最低最悪の人生は、いつまで続くのだろうか?長く見積もると、寿命まで あと15年。其処まで生きろということか…。心なら、とっくに折れているのに…。あーあ、最後の最後の人生ぐらい 俺の憧れの職業、プロ野球選手になりたかったなぁ。まあ もう何処にも送られることなく、寿命を終えれば 大天使長 ドン・リュシフェルという名の、本当の自分に成れる。それまでは、頑張れということか。俺の宝物 ピノコ・ナディア・哀姫、会いに来てくれ。やっと全宇宙の支配者 クソ大和田も 大和田の側の人間たちも存在しない場所に、俺はたどり着いたから。不幸の使者で糞詐欺師のクソ高倉健は やっと死に、やっとクソ大和田の側の人間になったよ。これでもう、一周騙されている 俺の側の人間たちも、騙されずに済む。あとは、強力過ぎて禁止された 俺の念能力が、復活するのを待つばかりだ。こちらには選択肢はなく、ただ待ってるだけって こんなに辛いんだなぁ》
こうして心臓検査は、終えた。ただサレジオに住んでいる限り、俺の人生も 終わっている。この先もずっと、いい事なんて起きやしない。敵の手の内の中で、苦しみ抜くしかなかった。次回の話からは、創価編となります。全宇宙の支配者 クソ大和田に否応なく送られ、創価学会の小学生の住む寮と、創価小学校に通い サッカーをします。一般にテレビや新聞で目にする、天皇や皇太子が偽者のように、創価学会の会長も 新聞で目にする者は、偽者だったりします。創価編、お楽しみに!さて、どうなることやら。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!