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きよじ  作者: 東 清二
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第八十二話 贖罪

忌まわれし呪われた児童養護施設 東京サレジオ学園にて、鈴木すずき ユウという名の小3の少年が殺され、警察の刑事部長が単身、乗り込んで来ます。

時代は昭和の末期、ところは東京都の西部 多摩地区にある児童養護施設 東京サレジオ学園。其処に、小学校三年生の俺 ひがし 清二きよじが、家族が全く居なく 勿論、そんなんじゃ家もなく金もなく、結果 否応なく暮らしていた。そんな忌まわれた呪われた児童養護施設 東京サレジオ学園に、警察官の息子で 気も強く正義感も強い、鈴木すずき ユウという名の小学校三年生の子供が居た。なんで過去形かと言うと、東京サレジオ学園とサレジオ中学に隣接するプールで、溺死させられた。犯人は、まず ここ東京サレジオ学園の糞園長 村公むらこうこと 村上むらかみ コウスケが、鈴木すずき ユウを殺せと 小4の番長 横山よこやま ケンジに、命令した。そのクソ横山よこやま ケンジが、小3の口ばっかの糞野郎 中山なかやま カツオに「やれ」と伝え、小3のクソ吉田よしだ 大地だいちと弱い者いじめばかりを繰り返す クソ大木おおき しげるの2人が、泳いでいた ユウに散々 蹴りを入れ、凶行に及んだ。立派な殺人だ。当然、警察も動き 犯人は、俺もがっつり疑われた中、吉田よしだ 大地だいち大木おおき しげるが犯行に及んだというところまでは、たどり着いた。ただし警察は、最初に命令した糞園長 村公むらこう横山よこやま ケンジ、そして山口組系のヤクザの息子 中山なかやま カツオまでは、見抜けないでいた。


鈴木すずき ユウがプールで溺れさせられ、溺死した事に ユウの家族は、納得がいかなかった。まあ、そりゃあ そうだ。散々 蹴りを入れられ、殺されたのだから。三宅みやけシスターは監督責任を問われているが、実行犯のクソ吉田よしだ 大地だいちに、クソ大木おおき しげるは、小3ということもあり、お咎めなしときている。そこで、この殺人事件に納得のいかない 鈴木すずき ユウの家族が、警察内部でぶち切れ、刑事部長が 東京サレジオ学園の糞園長で、殺人教唆もした村公むらこうに、事情聴取も兼ね 会いに来ることになった。


その事に怖気付いた村公むらこうは、何故か 俺に相談をしてきた。村公むらこうは、俺と消すか消されるかの戦いを繰り広げている 全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだの親友のくせにね。その上 村公むらこうは、エイズで 沈黙を強い 思い通りにいかないと激烈に怒鳴り、そんなんだから『ねむの家』の子供には、敬遠されている。実際、村公むらこうは糞野郎で、この後 クソ大和田おおわだの側の人間になるしね。


「俺の分かっている範囲だと、村公むらこうと仲の悪かった その事が正しい選択だった鈴木すずき ユウを、殺せと ここ東京サレジオ学園の糞園長 村公むらこうから指示があったと、高校生たちが言っていたけどね。結果 ユウは、溺死という形で殺され 村公むらこうは殺人教唆と言って、重大な犯罪者なんだけどな」と俺。

「待て!オレが、手を下したわけではない。シスター三宅みやけの監督責任のミスだ。お前、オレが犯罪者になって、刑務所に入ってもいいと思っているのか!?」と村公むらこう

「ああ。とっとと俺の目の前からも、ここ東京サレジオ学園からも、この世からも いなくなってくれ」と俺。

それを聞き 村公むらこうは、口角に泡を立て 明らかにぶち切れている。俺の知ったこっちゃないので、俺はその場を離れようとする。もともと、糞野郎なんかと一緒になんて、居たくないしね。


「待て!策を立てろ!それとも、逃げるのか?」と村公むらこうの捨てゼリフが聞こえた。

「逃げるんじゃねえよ。俺は犯人でもなく、犯罪もしてねえからな。ただ、俺はお前が嫌いなだけだ」と俺。

「待て!取引だ。オレのために策を立ててくれたら、お前の言うことを一つ聞く」と村公むらこう

「まずお前は、取引という言葉や意味が、どういうことだか理解出来てねえだろ。俺が策を立てるのに、一つしか言うことを聞かないで、足りるわけねえだろ」と俺。

「待て!わかった。三つ言うことを聞く」と村公むらこう

村公むらこうじゃ、取引がどんだけ恐ろしいか、分かってねえようだけどな。俺の願いは、一つはお前がここ東京サレジオ学園からいなくなること。もう一つは、俺がここ東京サレジオ学園以外の東京にある児童養護施設に移ること。もう一つは、永遠に絶対にお前 村上むらかみ コウスケが、俺に会いに来ないこと。守れるか?出来るか?」と俺。

いつもの沈黙をする村公むらこう。穢れた汚れた時間が過ぎる。

「じゃあ 分かっているとは思うけど、俺は 村公むらこうなんかに、刑務所へ面会しに行ったりしないからな」と俺。俺は、村公むらこうの居る食堂を離れる。


スーツを着た、どっしりした刑事部長が1人で『ねむの家』へ、鈴木すずき ユウの溺死による殺害について、事情聴取にやって来た。鈴木すずき ユウは、警察官の息子ということだったので、俺としてはユウの家族にも『ねむの家』へ来てほしかった。それと糞園長 エイズの村公むらこうと肉体関係を持ち続けていた三宅みやけシスターは、監督責任が問われ 今も取り調べを受けてるとのこと。


俺は既に白だと、刑事部長は報告を受けてたらしく、俺への取り調べはないとのこと。ただユウが意識不明の重体での時の取り調べと違って、ユウが死んで 家族が納得出来ないと訴えての取り調べなので、刑事部長からは強い決意が見受けられた。まずは既に黒だと判明している、鈴木すずき ユウを殺した実行犯のクソ吉田よしだ 大地だいちとクソ大木おおき しげるが、取り調べを受ける。小部屋で何があったかは知らないが、取り調べの結果、クソ吉田よしだ 大地だいちもクソ大木おおき しげるも、泣きながら小部屋から出て来た。次に小3のクソ中山なかやま カツオが取り調べられ、口だけの男 中山なかやま カツオは、自慢の口八丁で難を逃れたみたいだ。


あとは、ここ東京サレジオ学園の糞園長 村公むらこうと、小4の番長 横山よこやま ケンジを残すのみだ。ただ村公むらこうは「オレはやってはいない」と言い張り、『ねむの家』の食堂から動こうとしない。そんな中 ノコノコと、小4の番長 横山よこやま ケンジが顔を出す。

「ひがしきー、ユウが死んだから これで ひがしきは、『ニレの家』へ来るよなー」と、自分の置かれてる環境が分かっていない、横山よこやま ケンジが言う。

「お前、何しに来たんだっ!」と村公むらこうが怒鳴り、監督責任の問われている 三宅みやけシスターの調書に、鈴木すずき ユウが溺れさせられた時に、プールの柵の外に横山よこやま ケンジが居たとの事で、横山よこやま ケンジも 刑事部長 直々に、取り調べを受けることになった。


クソ横山よこやま ケンジは喧嘩は強いが、アホなので 刑事部長の圧力に屈し、ここ東京サレジオ学園の糞園長にして全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだの親友の、村公むらこうこと 村上むらかみ コウスケに、ユウを殺せと命令されたと自白した。そして横山よこやま ケンジは、意気消沈して『ニレの家』へと、帰って行った。


刑事部長は「ここは、犯罪者予備軍ばかりじゃないか!」と言い、とうとう一番最初に「鈴木すずき ユウを殺せ」と命令した、糞園長の村上むらかみ コウスケが裁かれるはずだった。


《はーっ、もう疲れた…。2017/05/15今現在も、全宇宙の支配者はクソ大和田おおわだで、今尚 不幸の王様 大和田おおわだの世だ。その上、天皇も皇太子も 偽者で、その役目さえ放棄し 生前退位だとよ。天皇と皇太子の唯一の役目は、戦争に勝つ事と災害を防ぐことだ。天皇制は、明治天皇を最後に途絶えており、大正からは偽者で、その証拠に がっつり関東大震災が、大正に起こった。今の俺の2回目のひがし 清二きよじとしての人生で、西暦1981年生まれという事になっている俺が、神道の儀式をしていたのは12歳までだ。この最後の最後の人生では、12歳以降は念能力者になっているはずだった。それが、この小説にもその内登場してくる丸岡まるおかという名の糞神父の失態と、村公むらこうの邪魔が入り、念能力者になる権利を失ってしまった。なので、12歳以降は俺は神道の儀式をしていなく、天皇も皇太子も偽者で、さらに大和田おおわだの世とくれば、日本は災害大国になるし、日本中どころか世界中が不幸になり、めちゃくちゃになった。こんな時代に、本当に幸せな人間って 地球に、どれくらいいるのだろうか?俺は この最低最悪の人生で、不幸中の不幸で 生き地獄をのたうち回っている。だけど、だからこそ ずっと待ってんだ。俺の宝物 ピノコ・ナディア・哀姫かなひめが、クソ大和田おおわだと その糞軍師 木村きむら 公一こういちが、俺と俺の側の人間たちとを分断させる為に作った 高くて大きい壁を乗り越え、逢いに来てくれることを。もう一つは、俺の念能力 ブックとザッ・ブックが、再び使えるようになることを。俺が念能力者になれば、他にも自分の念能力をカスタマイズ出来るし、少なくても俺の側の人間たちは、俺が念能力者になり 這い上がることを、ずっと待っててくれてるんだ。奇跡なんかじゃなくていい。俺の才能と持ちものを、返せ!》


こうして 忌まわれし呪われた児童養護施設 東京サレジオ学園に、警察の刑事部長がやって来た。でも、何故 たった一人で来たのか?ユウの死に納得出来ない、ユウの家族も連れて来てほしかった。そして 全宇宙史上もっとも穢れた生きもの、村上むらかみ コウスケを断罪出来る用意を、ちゃんとしてから来てほしかった。そうすれば、この後 起こる数々の悲劇も、回避出来たかもしれなかったのに。次回の話は、断罪されるはずの村公むらこうが、俺に取引を持ちかけてきます。俺にとっては、失敗ですが…。さて、どうなることやら。以上。

タイトルは贖罪なのに、全然 贖罪になっていなかった…。せめて鈴木すずき ユウが、天国へと行けておりますように。読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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