第八十話 原罪
イエス・キリストについての話とキリスト教誕生についてと、呪われた児童養護施設 東京サレジオ学園のせいで、鈴木 ユウという少年に 襲いかかる悲劇の話です。
皆さんは、【原罪】という言葉や概念を、ご存知だろうか?キリスト教の教えで、人は生まれながらに 罪を背負っている、というものだ。俺は【原罪】と教えられても、俺が何の罪を犯したんだ?と、前世も含めて ピンと来なかったけど、今回の話は、とうとう俺が犯した【原罪】に当たる話を、書こうと思う。その前に、先ずはイエス・キリストとキリスト教、ミス・マリアに 、ドン・ビト・コルレオーネ 通称、ゴット・ファザーについて説明します。
まず、地獄が存在する分 天国も存在します。紀元前から 少し時間が経ち、西暦0年が始まろうとしていた時に、天国に白人のいじめられっ子が居た。その名は、イエス・キリスト。キリストは、ほら吹きのくせに 喧嘩が弱く その上、「私は神になる」とほざいていた。そして 預言者として、西暦0年に先に地球へ送られていた 当時の俺のところへ、キリストは洗礼を受けに来た。本来は、洗礼を授ける役目は キリストの役目なのにね。そして 、本当に 処女受胎までしてキリストを産んだ、ミス・マリアにも 迷惑をかけ、尚且つ言うことも聞かない。預言者のあと、王をしていた俺のところへ、ほら吹きの罪人としてキリストは、運ばれて来た。俺の権限で キリストを無罪放免としたが、民衆に捕まり吊し上げられ、十字架へとかけられることとなった。しょうがないので、俺は「王がいなくなる」と民衆へ伝え、それでも民衆はキリストの十字架への磔の刑を叫び、それならということで、俺も俺自身が十字架への磔の刑へなることを選んだ。キリストと当時の俺、それともう1人磔の刑になった者が田中 タツオという名の糞野郎だ。俺という王がいなくなった分、税は大きく増税された。民衆がそれを悔やんでも後の祭りとなった。
磔の刑にされたイエス・キリストは、ドン・ビト・コルレオーネに固く禁じられた、磔の刑にされた俺たちを天国で見ているゴット・ファザーに、話しかけるというタブーを犯した。たかだか磔の刑で、神が神に話しかけるというね。ここが、所詮 ただの白人のいじめられっ子止まりというところだ。磔になった3人は、脇に槍を刺され絶命した。3日後、田中 タツオを除く、俺とキリストは復活し 事と次第をゴット・ファザーへ報告する。イエス・キリストは、ゴット・ファザーの怒りを買い、消滅した。俺は、「素晴らしい」とゴット・ファザーに褒められたが、せっかくの機会なので 聖書を創る為に、地球へ少しだけ戻って、聖書の元を創った。これでキリスト教が、三位一体の議論で分派した事も説明出来た。ちなみに、聖書に黒人が出てこないように、西暦0年頃には、地球にもどこにも、黒人なんて居なかった。クソ大和田が、全宇宙の支配者になった後に、奴隷として作られた人種だ。ただし、黒人は 大和田の言うことなんて聞かないし、ルールすら守らない。そして、西暦0年から2017/04/26まで、キリスト教の神父にしても 牧師にしても、いもしない神に祈りを捧げ、居ると思い込んでる。ただ教会に関しては、行くと俺は 心が落ち着くぐらいの効果は、あるけどね。
〈だって、今の全宇宙の支配者は、クソ大和田だ。その結果、今の時代今の地球の状態は、どうだい?最低最悪じゃないかい?神が存在するなら、変えてみろという話。幸い、ドン・ビト・コルレオーネとミス・マリアは、大和田や大和田の側の人間達が立ち入り禁止の天国で、俺が這い上がるのを、待ち続けてくれてる。2017/04/26今現在に至ってまでもね〉
鈴木 ユウの死について、書かなければいけなかったんだ。時代は、昭和の末期。東京都の西部 多摩地区にある、児童養護施設 東京サレジオ学園。そこのプールで起こった事件。
俺がプールへ来るように説得して、小3の鈴木 ユウという少年は、プールへやって来た。ユウは警察官の息子で正義感が強く、東京サレジオ学園の糞園長 村公とも、当然のごとく 俺と同じで仲が悪い。そんな村公から、鈴木 ユウを処分しろと、小4の番長 横山 ケンジに命令が下る。プールの柵の外で、偵察に来ていた横山 ケンジは、小3の中山 カツオに、鈴木 ユウを処分しろと伝える。糞野郎 中山 カツオは、糞チビたちの小3の吉田 大地と糞 大木 茂に、鈴木 ユウを処分しろと伝える。そんな中、事件は起こった。
俺がプールのまだ足のつく浅瀬で、目を離してる時に プールの底の深いところで、ビート板を使って 鈴木 ユウは、泳ぎの練習をしていた。そんなユウに、クソ吉田 大地にクソ大木 茂が、プールへ足から飛び込み、ユウに蹴りを入れてはプールの上へ出ることを繰り返し始めた。それを見つけた俺は、当然止めに行く。
だけどユウは「もうちょっとで、泳ぎのコツが掴めそうなんだ」と言い、泳ぎ続ける。
ユウがそう言うので、俺は クソ吉田 大地にクソ大木 茂を、鈴木 ユウが泳ぎの練習をしている、底の深いプールのエリアから引き剥がし、足のつくプールのエリアで、「ユウに攻撃するんじゃねえ」と言い、ラリアットでクソ吉田 大地クソ大木 茂をプールへと飛ばしておいた。
それを見て 鈴木 ユウは「ありがとうな」と、笑顔になった。
思えば、これがユウにとって、最後の笑顔 最後の言葉となった。
俺が 翼ゴリと一緒に、プールの底の浅いエリアで佐藤シスターと遊んでいる最中、事件は起こり 鈴木 ユウは、プールの底へ沈んだ。俺が気付いた時には、ユウは深いプールの底で ぐったりしていた。俺は泳げないけと プールへ飛び込み、ユウを引っ張り上げようとした。でも、俺は泳げない!2回挑戦しても、駄目だったので、そんな中 プールで呑気に遊ぶ 東京サレジオ学園の高校生と思われる2人に、「このままでは、命の危険がある。早く、引っ張り上げてくれ」と頼む。
2人居た 見ず知らずの高校生の答えが「今日は、死人が出ると聞いている」というものだった。
大方、ここ東京サレジオ学園の糞園長 村上 コウスケが、鈴木 ユウを処分すると決め、2人居た高校生はそれを聞いていたという事だろう。
俺は「高校生!顔を覚えたからな。小3のガキがプールで溺れ、プールの底に沈んでいる。これで助けなかったら、過失致死という犯罪だからな」と伝える。
「待て!わかった。引き上げる。犯罪はまずい。オレたちのせいには、するな」と高校生は言い、なんとか高校生2人がかりで、ユウを引っ張りあげることが出来た。ユウはプールの縁で、口からはカニのように泡が出てきていた。
「佐藤シスター、大至急 救急車を呼んで!三宅シスター、人工呼吸に、心臓マッサージ!」と俺。
佐藤シスターは、救急車を呼びに行く。が、三宅シスターは「私は、エイズなのっ!」と言い、動かない。
「そんな事、言ってる場合じゃねえんだよ。本当は俺が、人工呼吸に心臓マッサージをしたいけど、知識も経験もないんだよ!このままいくと、鈴木ユウが攻撃されてるという俺の警告を無視して、何もしてないんだから、業務上過失致死で 刑務所行きだぞ」と、苛立って俺は言う。
「刑務所はイヤっ!待って!人工呼吸に心臓マッサージね。ちゃんと講習を受けたから」と三宅シスター。
三宅シスターが、ユウに心臓マッサージに人工呼吸をするが、青白い顔をしたユウは 自発呼吸もなく、意識不明で動かないままだ。そのまま時間だけが過ぎ、やっと救急車の来る音が聞こえた。
《鈴木 ユウか…。そのまま存在していてくれたら、俺と松本 シンゴと一緒に『ブナの家』へ進み、俺が二日間だけ 念能力者だった時、結果 俺が念能力を失う邪魔をしたクソ吉田 大地とは、一緒に『ブナの家』で住まなくて済んだ。勿論、俺が「最上位の念能力を手に入れたい」と言っていたと嘘をついた、全宇宙の支配者 クソ大和田の息子 クソ近藤 育史も糞野郎だし、そういえばクソ吉田 大地も 大和田の息子で、クソ近藤 育史の腹違いの弟ときている。存在しないイエス・キリストという神を信じ、無駄に祈りを強制させる神父も どうしょうもないし、丸岡という名の糞神父の失態と、糞園長 村公の邪魔が入り、俺は念能力を失った。まさに東京サレジオ学園は、忌まわれし呪われた児童養護施設だ。その結果、阪神淡路大震災が起こり、2017/04/28まで日本は、災害大国のままだ。まあ、俺が福岡に居た12歳の時に、生命線であった真実の目を失い、俺を迎えにきた宮内庁の者に「自分の安全安心も守れない俺に、日本の安心安全は守れない」と伝え、皇位を返上し 神道の儀式もそれ以来、行ってはいない。それから2017年4月28日まで、日本も世界も堕ちるところまで堕ちたけど、今の俺には何も出来ない。今の俺は、狭くて暗い部屋で 孤独と戦う、駄目人間でしかない。少なくても、再び念能力を手に入れるまではね》
こうして、鈴木 ユウは溺れた。正確に言うと、いっぱい蹴りを入れられ溺れさせられた。糞園長 村公の命令で、小4の番長 横山 ケンジへと処分の命令が伝わり、山口組系のヤクザの息子で小3のクソ中山 カツオに伝わり、実行したのが小3のクソ吉田 大地に 同じく小3のクソ大木 茂だ。こんな事になるなら俺は、鈴木 ユウをプールへ来るよう説得しなければよかった…。今さら悔やんでも、あとの祭りだけど。今回の話は、キリスト教の成り立ちと、俺の原罪についての話でしたが、次回の話は救急車に運ばれた鈴木 ユウのその後と、この事件がどう処理されたかです。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!