表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
きよじ  作者: 東 清二
81/198

第八十話 原罪

イエス・キリストについての話とキリスト教誕生についてと、呪われた児童養護施設 東京サレジオ学園のせいで、鈴木すずき ユウという少年に 襲いかかる悲劇の話です。

皆さんは、【原罪げんざい】という言葉や概念を、ご存知だろうか?キリスト教の教えで、人は生まれながらに 罪を背負っている、というものだ。俺は【原罪げんざい】と教えられても、俺が何の罪を犯したんだ?と、前世も含めて ピンと来なかったけど、今回の話は、とうとう俺が犯した【原罪げんざい】に当たる話を、書こうと思う。その前に、先ずはイエス・キリストとキリスト教、ミス・マリアに 、ドン・ビト・コルレオーネ 通称、ゴット・ファザーについて説明します。


まず、地獄が存在する分 天国も存在します。紀元前から 少し時間が経ち、西暦0年が始まろうとしていた時に、天国に白人のいじめられっ子が居た。その名は、イエス・キリスト。キリストは、ほら吹きのくせに 喧嘩が弱く その上、「私は神になる」とほざいていた。そして 預言者として、西暦0年に先に地球へ送られていた 当時の俺のところへ、キリストは洗礼を受けに来た。本来は、洗礼を授ける役目は キリストの役目なのにね。そして 、本当に 処女受胎までしてキリストを産んだ、ミス・マリアにも 迷惑をかけ、尚且つ言うことも聞かない。預言者のあと、王をしていた俺のところへ、ほら吹きの罪人としてキリストは、運ばれて来た。俺の権限で キリストを無罪放免としたが、民衆に捕まり吊し上げられ、十字架へとかけられることとなった。しょうがないので、俺は「王がいなくなる」と民衆へ伝え、それでも民衆はキリストの十字架への磔の刑を叫び、それならということで、俺も俺自身が十字架への磔の刑へなることを選んだ。キリストと当時の俺、それともう1人磔の刑になった者が田中たなか タツオという名の糞野郎だ。俺という王がいなくなった分、税は大きく増税された。民衆がそれを悔やんでも後の祭りとなった。


磔の刑にされたイエス・キリストは、ドン・ビト・コルレオーネに固く禁じられた、磔の刑にされた俺たちを天国で見ているゴット・ファザーに、話しかけるというタブーを犯した。たかだか磔の刑で、神が神に話しかけるというね。ここが、所詮 ただの白人のいじめられっ子止まりというところだ。磔になった3人は、脇に槍を刺され絶命した。3日後、田中たなか タツオを除く、俺とキリストは復活し 事と次第をゴット・ファザーへ報告する。イエス・キリストは、ゴット・ファザーの怒りを買い、消滅した。俺は、「素晴らしい」とゴット・ファザーに褒められたが、せっかくの機会なので 聖書を創る為に、地球へ少しだけ戻って、聖書の元を創った。これでキリスト教が、三位一体の議論で分派した事も説明出来た。ちなみに、聖書に黒人が出てこないように、西暦0年頃には、地球にもどこにも、黒人なんて居なかった。クソ大和田おおわだが、全宇宙の支配者になった後に、奴隷として作られた人種だ。ただし、黒人は 大和田おおわだの言うことなんて聞かないし、ルールすら守らない。そして、西暦0年から2017/04/26まで、キリスト教の神父しんぷにしても 牧師にしても、いもしない神に祈りを捧げ、居ると思い込んでる。ただ教会に関しては、行くと俺は 心が落ち着くぐらいの効果は、あるけどね。


〈だって、今の全宇宙の支配者は、クソ大和田おおわだだ。その結果、今の時代今の地球の状態は、どうだい?最低最悪じゃないかい?神が存在するなら、変えてみろという話。幸い、ドン・ビト・コルレオーネとミス・マリアは、大和田おおわだ大和田おおわだの側の人間達が立ち入り禁止の天国で、俺が這い上がるのを、待ち続けてくれてる。2017/04/26今現在に至ってまでもね〉


鈴木すずき ユウの死について、書かなければいけなかったんだ。時代は、昭和の末期。東京都の西部 多摩地区にある、児童養護施設 東京サレジオ学園。そこのプールで起こった事件。

俺がプールへ来るように説得して、小3の鈴木すずき ユウという少年は、プールへやって来た。ユウは警察官の息子で正義感が強く、東京サレジオ学園の糞園長 村公むらこうとも、当然のごとく 俺と同じで仲が悪い。そんな村公むらこうから、鈴木すずき ユウを処分しろと、小4の番長 横山よこやま ケンジに命令が下る。プールの柵の外で、偵察に来ていた横山よこやま ケンジは、小3の中山なかやま カツオに、鈴木すずき ユウを処分しろと伝える。糞野郎 中山なかやま カツオは、糞チビたちの小3の吉田よしだ 大地だいちと糞 大木おおき しげるに、鈴木すずき ユウを処分しろと伝える。そんな中、事件は起こった。


俺がプールのまだ足のつく浅瀬で、目を離してる時に プールの底の深いところで、ビート板を使って 鈴木すずき ユウは、泳ぎの練習をしていた。そんなユウに、クソ吉田よしだ 大地だいちにクソ大木おおき しげるが、プールへ足から飛び込み、ユウに蹴りを入れてはプールの上へ出ることを繰り返し始めた。それを見つけた俺は、当然止めに行く。

だけどユウは「もうちょっとで、泳ぎのコツが掴めそうなんだ」と言い、泳ぎ続ける。

ユウがそう言うので、俺は クソ吉田よしだ 大地だいちにクソ大木おおき しげるを、鈴木すずき ユウが泳ぎの練習をしている、底の深いプールのエリアから引き剥がし、足のつくプールのエリアで、「ユウに攻撃するんじゃねえ」と言い、ラリアットでクソ吉田よしだ 大地だいちクソ大木おおき しげるをプールへと飛ばしておいた。

それを見て 鈴木すずき ユウは「ありがとうな」と、笑顔になった。

思えば、これがユウにとって、最後の笑顔 最後の言葉となった。


俺が つばゴリと一緒に、プールの底の浅いエリアで佐藤さとうシスターと遊んでいる最中、事件は起こり 鈴木すずき ユウは、プールの底へ沈んだ。俺が気付いた時には、ユウは深いプールの底で ぐったりしていた。俺は泳げないけと プールへ飛び込み、ユウを引っ張り上げようとした。でも、俺は泳げない!2回挑戦しても、駄目だったので、そんな中 プールで呑気に遊ぶ 東京サレジオ学園の高校生と思われる2人に、「このままでは、命の危険がある。早く、引っ張り上げてくれ」と頼む。

2人居た 見ず知らずの高校生の答えが「今日は、死人が出ると聞いている」というものだった。

大方、ここ東京サレジオ学園の糞園長 村上むらかみ コウスケが、鈴木すずき ユウを処分すると決め、2人居た高校生はそれを聞いていたという事だろう。


俺は「高校生!顔を覚えたからな。小3のガキがプールで溺れ、プールの底に沈んでいる。これで助けなかったら、過失致死という犯罪だからな」と伝える。

「待て!わかった。引き上げる。犯罪はまずい。オレたちのせいには、するな」と高校生は言い、なんとか高校生2人がかりで、ユウを引っ張りあげることが出来た。ユウはプールの縁で、口からはカニのように泡が出てきていた。

佐藤さとうシスター、大至急 救急車を呼んで!三宅みやけシスター、人工呼吸に、心臓マッサージ!」と俺。

佐藤さとうシスターは、救急車を呼びに行く。が、三宅みやけシスターは「私は、エイズなのっ!」と言い、動かない。

「そんな事、言ってる場合じゃねえんだよ。本当は俺が、人工呼吸に心臓マッサージをしたいけど、知識も経験もないんだよ!このままいくと、鈴木すずきユウが攻撃されてるという俺の警告を無視して、何もしてないんだから、業務上過失致死で 刑務所行きだぞ」と、苛立って俺は言う。

「刑務所はイヤっ!待って!人工呼吸に心臓マッサージね。ちゃんと講習を受けたから」と三宅みやけシスター。

三宅みやけシスターが、ユウに心臓マッサージに人工呼吸をするが、青白い顔をしたユウは 自発呼吸もなく、意識不明で動かないままだ。そのまま時間だけが過ぎ、やっと救急車の来る音が聞こえた。


鈴木すずき ユウか…。そのまま存在していてくれたら、俺と松本まつもと シンゴと一緒に『ブナの家』へ進み、俺が二日間だけ 念能力者だった時、結果 俺が念能力を失う邪魔をしたクソ吉田よしだ 大地だいちとは、一緒に『ブナの家』で住まなくて済んだ。勿論、俺が「最上位の念能力を手に入れたい」と言っていたと嘘をついた、全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだの息子 クソ近藤こんどう 育史やすしも糞野郎だし、そういえばクソ吉田よしだ 大地だいち大和田おおわだの息子で、クソ近藤こんどう 育史やすしの腹違いの弟ときている。存在しないイエス・キリストという神を信じ、無駄に祈りを強制させる神父も どうしょうもないし、丸岡まるおかという名の糞神父の失態と、糞園長 村公むらこうの邪魔が入り、俺は念能力を失った。まさに東京サレジオ学園は、忌まわれし呪われた児童養護施設だ。その結果、阪神淡路大震災が起こり、2017/04/28まで日本は、災害大国のままだ。まあ、俺が福岡に居た12歳の時に、生命線であった真実の目を失い、俺を迎えにきた宮内庁の者に「自分の安全安心も守れない俺に、日本の安心安全は守れない」と伝え、皇位を返上し 神道の儀式もそれ以来、行ってはいない。それから2017年4月28日まで、日本も世界も堕ちるところまで堕ちたけど、今の俺には何も出来ない。今の俺は、狭くて暗い部屋で 孤独と戦う、駄目人間でしかない。少なくても、再び念能力を手に入れるまではね》


こうして、鈴木すずき ユウは溺れた。正確に言うと、いっぱい蹴りを入れられ溺れさせられた。糞園長 村公むらこうの命令で、小4の番長 横山よこやま ケンジへと処分の命令が伝わり、山口組系のヤクザの息子で小3のクソ中山なかやま カツオに伝わり、実行したのが小3のクソ吉田よしだ 大地だいちに 同じく小3のクソ大木おおき しげるだ。こんな事になるなら俺は、鈴木すずき ユウをプールへ来るよう説得しなければよかった…。今さら悔やんでも、あとの祭りだけど。今回の話は、キリスト教の成り立ちと、俺の原罪についての話でしたが、次回の話は救急車に運ばれた鈴木すずき ユウのその後と、この事件がどう処理されたかです。以上。


読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ