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きよじ  作者: 東 清二
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第七十六話 糞園長 村公VSスパイと俺

しょうもない児童養護施設 東京サレジオ学園にて、糞園長の村公むらこう対 俺と警察官の息子が、対峙する話です。

時代は昭和の末期、俺の人生も 末期的になっている。ここは東京都の西部 多摩地区にある、児童養護施設 東京サレジオ学園。その敷地内にある 小1から小3までが収容されているのが、『ねむの家』と呼ばれるところだ。『ねむの家』は大きな一軒家で、大部屋が2つあり 尚且つ、大部屋同士 対立している。其処に 小平市立第三小学校の二年生になる俺も、否応なく収容されていて、俺の敵である お互いの存在を消すか消されるかの戦いをしている、 全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだの手の内で、何も出来ず ただただ地獄のような日々を過ごしている。何てったって ここ東京サレジオ学園の園長は、クソ大和田おおわだの親友 村公むらこうこと、村上むらかみ コウスケが務めている。村公むらこうが、どんな奴かって?ワンピースに出てくる、百獣のカイドウの転生した先が、ここの園長だ。性格までは変わらないから、百獣のカイドウよろしく、激烈に怒る。そんな地獄のような児童養護施設に、警察官の息子 鈴木すずき ユウが入って来て、台風の目となり 村公むらこうと、対峙している。


『ねむの家』の食堂で、また村公むらこうが激烈に怒っている。理由は、『ねむの家』で 毎夜繰り広げられる 枕戦争において、守備側だった 俺と小2の鈴木すずき ユウの所属する大部屋が、攻撃側の大部屋の奴らを返り討ちにしたからだ。その結果、攻撃を命じた村公むらこうがぶち切れている。

鈴木すずき ユウは警察官の息子で、オレの言うことも聞かない裏切り者だぞ!何で3人がかりで、上級生が2人もいて、倒せないんだっ!」と村公むらこう

「ボコボコにして、泣かすところまではできた。鈴木すずき ユウに、きよじが加勢しなければ…。」と小3の熊谷くまがい ツヨシ。

「新入りを3人がかりでボコボコにしたり、村公むらこう三宅みやけシスターの命令を聞くなんか、ありえないからな」と俺。

「お前はそうやって、オレの言うことを聞かないで!お前なんかオレの判断で、どうにでもできるんだぞっ!」と村公むらこうが、俺に向かい ぶち切れた時のいつものセリフを言う。

「どうにでも出来るといっても、俺は既に 村公むらこう大和田おおわだも、大和田おおわだの側の人間もいない東京にある児童養護施設なら、とっとと移動したいけどな」と俺。


清二きよじ、何でこんな奴が園長をしているんだ?オレを倒せと命令する、糞みたいな大人じゃないか」と鈴木すずき ユウ。

「何でこんな奴が園長なのかは、こっちが聞きてえよ。村公むらこうこと 村上むらかみ コウスケの、分かっていることは、エイズウイルスの保有者で どうせ汚い手口で神父になり 全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだの親友で 神父のくせにエイズのくせに、避妊もせず 三宅みやけシスターと肉体関係を持つ 糞野郎中の糞野郎だ。その上 村公むらこうは、全宇宙史上 最も汚れた最も穢れた生き物だ。そんな奴と1つ屋根の下で、同じ空気を吸うだけで こっちまで汚れるし穢れるしな」と俺。

「お前そんな話を、こんなところで していいと思っているのかっ!?」と、激怒し口角に泡を吹く 村公むらこう。『ねむの家』の子供も、さっきの俺の話した事と 村公むらこうの反応を見て、戸惑いを隠せない。

「そんな奴が、居たとはな…。ちゃんと警察に、報告しないとな」と鈴木すずき ユウ。


其れを聞いた 村公むらこうは、鈴木すずき ユウを「そいつは、警察のスパイだ!今 倒せ!すぐ、息の根を止めろ!」と言う。だが、誰も動かない。鈴木すずき ユウが、東京サレジオ学園の『ねむの家』へ入った事で、悪さをしたら警察に通報されるという概念が、持ち込まれた。

そして「何で誰も、オレの命令を聞かないんだ!」と、糞園長の村公むらこうが怒鳴る。

「子供に命令するぐらいなら、自分でやればいいじゃねえか」と俺。

「何でオレが、手を汚さないといけないんだ!オレが刑務所に入っても、お前らはいいのか?」と村公むらこう

「ああ。なるべく速やかに 刑務所に入って、もう二度と出所しないでくれ」と俺。

「オレは、神父で園長だぞ!じゃあ 小3の番長 ケンジ!お前がやれ」と村公むらこう

「いやー、ケンカでは勝てるだろうけど、警察に捕まりたくないからよー」と小3の番長 横山よこやま ケンジ。

「何のための、番長なの?」と、村公むらこうと肉体関係を持つ、三宅みやけシスターが聞く。

「ひがしきー、どうすればいいんだー?」と、ケンジは俺に聞く。

「自分で考え 自分で判断して 自分で動く。以上だ」と俺。

「園長も園長なら、番長も番長で、ここはゴミみたいな場所だな」と鈴木すずきユウ。

「ああ。児童養護施設だけあって、親に捨てられたゴミみたいな子供と、ゴミ以下の糞園長が居るからな。ただし 鈴木すずき ユウの場合は、帰る場所も帰られる家もあるから、帰るなり 残るなり、自分で判断してくれ」と俺。

「分かった」と鈴木すずき ユウ。


しばらく、村公むらこうがいつも創り出す 沈黙の時間があり、「もう今日は、お開きにしましょう」と、いつも優しい 佐藤さとうシスターが言う。

「はい!佐藤さとうシスター。鈴木すずき ユウも、枕で戦わされてる 枕戦争には、守備側の日もあれば 攻撃側の日もある。日替わりでね。昨日が守備だったから、今日は攻撃の日だ。好きに暴れちゃってください」と俺。

「そうか…。攻撃側の日も、あるのか。清二きよじは、誰を攻撃するんだ?」と鈴木すずき ユウ。

「俺の場合は、枕戦争は もう詰んであるから、夜は枕戦争が終わるまで、自分のベッドで ゴロゴロしている。小3の熊谷くまがい ツヨシに村瀬むらせ フミオ、さらに小1のアホ 大久保おおくぼ スグルを倒したら、敵の大部屋の攻撃陣は、全部 倒し終わっている。あとは同じ大部屋の、小3の番長 横山よこやま ケンジに、小2の中山なかやま カツオを倒したら、『ねむの家』制覇だ。ただし 本音を言えば、ここの園長 村公むらこうこと 村上むらかみ コウスケを、ボコボコにぶっ飛ばして 『ねむの家』からも東京サレジオ学園からも、追放したい。ただ 村公むらこうは、汚れた汚い穢れた存在なので、ぶん殴るには 最低でも、業務用の手袋なので 直接触れないようにしないとな。俺は、そんな感じだ」と俺。

「ハハハッ笑!そんな感じか。じゃあオレも、昨日やられた分 今日 攻撃、頑張ってみるよ」と鈴木すずきユウ。


すると、苦虫を噛み潰したような顔で「お前ら!オレが汚れた 汚い 穢れた者だと言われているのに、誰も否定しないのかっ!誰でもいいから、きよじとユウを倒し、息の根を止めろ!」と村公むらこう

「いやー、ひがしきと揉めると、厄介だからよー。ユウも、警察官の息子だしよー」と小3の番長 横山よこやま ケンジ。

「オレも フミオと、二人掛かりで きよじ1人に 顔面を、集中攻撃されて 挙げ句の果て、新入りの鈴木すずき ユウなんかに、笑われる始末だから オレにも無理だ」と小3の熊谷くまがい ツヨシ。

「何で、誰も きよじを倒せないんた!?そいつは、ただのニセモノのはずだぞ!」と村公むらこう

「俺が偽者なら、その本物とやらは 結果を出してるのか?俺 以上の結果をね。じゃあ 日課の皿洗いも とっくに終わったし、俺は自分のベッドで ゴロゴロしてきます」と俺。

「おやすみ、清二きよじ」と佐藤さとうシスター。

「おやすみなさい、佐藤さとうシスター」と俺。

まだ ぶち切れてる、とても神父とは思えない 村公むらこうの罵詈雑言を、背中で聴いて 俺は自分のベッドで、ゴロゴロし この日の枕戦争は、取りやめになったので、俺は其れを確認し 眠りについた。


村公むらこうか。俺にとっては、思い出しただけで、虫唾が走る存在だ。因みに、村公むらこうは4人いる。まず 全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだの親友で、のちに大和田おおわだの側の人間になり、俺の念能力を無しにする、そして俺の人生へ災厄をもたらせ続ける 村上むらかみ コウスケ。俺と同学年で、後輩ばかりを痛め続ける トンピリピンがあだ名の村内むらうち コウイチ。戦時中に、俺の宝物 ピノコ・ナディア・哀姫かなひめを餓死に追いやった、東京サレジオ学園の先輩の村瀬むらせ コウイチ。クソ大和田おおわだの側の人間の軍師のNo.2で、汚い手口で女優と結婚しようとした 木村きむら 公一こういち。と、みんな名を村公むらこうと省略でき、村公むらこう全員が、俺の敵の大和田おおわだの側の人間になり、俺の人生に大きな災厄をもたらした。だから、だからこそ 復讐はちゃんとしないと。情けが仇になることは、この最後の最後の人生で、よく分かった。だから 2017/03/25今現在だって、願ってんだ。祈ってんだ。念能力をこの手にと!そうすれば、全てがうまくいくことを、俺は知ってる》


こうして 自らが自分が園長を務める 東京サレジオ学園を、呪われた地獄の児童養護施設にしている、村上むらかみ コウスケが相変わらず ぶち切れてる。そして2017/03/26今現在、村公むらこうの1人 糞軍師 木村きむら 公一こういちの立てた作戦は、全て成功し、俺は俺の側の人間達にも会えず、念能力も禁止され 才能も奪われ 本当の自分でもなく、2回目の人生のひがし 清二きよじとして、生き地獄をのたうち回っている。もう死ぬことなんか、全く 怖くなく 寿命が尽きるのを、心待ちにしているぐらいだ。さて、次回の話は、俺が小学校三年生になり、のちに恩師になる担任の先生の事や、学校生活についての話になる予定です。以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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