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きよじ  作者: 東 清二
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第百八十八話 小久保裕紀、ムネリン用 スパイクを奢る

福岡県にある 館岡たておかという組織名の極道たちのところへ、送り込まれた 俺、ひがし 清二きよじは、なすべきことを終え、小久保裕紀こくぼひろきが キャプテンを務める 少年野球チームに入った。川崎宗則かわさきむねのりも、加入したが 貧乏が故に、活躍できないでいた。小久保こくぼ キャプテン、野球用スパイクを奢りなさい という話。今の俺の年齢、近況、思い、偽者だらけの皇室についてと、俺が 死んだ後 手に入る 【永遠】と【絶対】という概念、全宇宙の支配者でも やるかという 決意も、描かれています。では!

時代は、昭和56年9月6日生まれの俺、ひがし 清二きよじが、小5の春を過ぎた頃だ。この頃は、全宇宙の支配者だったのが、不幸をばら撒く 不幸の王様 クソ大和田おおわだという名の糞野郎中の糞野郎で、元 幸福の王子で この頃は、皇位継承権が あった俺と、数千年前から お互いの存在を、完全に消すか?消されるか?の戦いを、してきていた。そして、皇太子として始まった、この最後の最後の人生で、俺が キチンと念能力を再び 手に入れられたら、俺の勝利で 決着をつけられる ところまでは、きていた。そして、クソ大和田おおわだの時間稼ぎの為の、俺が 小学生のまま、あちこちへと送り込まれてきた中で、最後の選択肢 福岡県にある 館岡たておかという組織名の極道たちのところで、俺は なすべきことを終え、小久保裕紀こくぼひろきがキャプテンで、川崎宗則かわさきむねのりが 加入した リトルリーグのチームで、野球を始めていた。


日曜日、澤野さわの ジャイ子の住む、館岡たておかの呪われた忌まわれた屋敷から、球場へ向けて 出発する。例の如く、小久保こくぼ親子が 迎えに来ていたので、小久保こくぼキャプテンの方に「ムネリンの道具の事で、キャプテンとして 気付かなきゃいけない事がある。今日中に、気付けよ」と伝えておく。


球場に到着すると、我が チームの優しい監督が、ムネリンのスパイクが、小さ過ぎる事に気づいており、心配している。

そんな中、「おはようございます!今日は、古巣と練習試合が 組まれているので、勝ってやりましょう」と、周りの心配をよそに、当のムネリンは、相変わらず 元気な挨拶だ。

「おはよう、ムネリン。俺にとっても、久し振りの硬式野球の試合だから、ちゃんと勝とう。そして、ムネリンの野球道具も、今日中に 何とかしよう」と、俺は伝える。

川崎宗則かわさきむねのり 君の道具で、オレが 気付かなければならない事…」と、小久保裕紀こくぼひろきは、思案している。


ムネリンが補欠として在籍していた、厳しそうな監督が率いる チームと、練習試合が始まった。俺は、ピッチャーで、3番バッター。小久保裕紀こくぼひろきは、サードで、4番バッター。川崎宗則かわさきむねのりは、ショートで、1番バッターだ。

ムネリンが、チームを勇気付ける為に、声を出し続ける中、試合は 楽勝ペースで進んでいく。

ただし、ムネリンは 守備は、気合いで乗り越えているが、バッテイングは 打てても、二歩目からが遅い。チームメイトからも、「1番バッターで、使うのですか?」と、疑問の声が出る。

俺は、「来週の土曜日、君達は ムネリンの足の速さに、驚くだろう。このチームでは、俺の次に ムネリンは、足が速いし 運動神経も、良い。実力が足りない 才能が足りない で、活躍できないのは、しょうがない。諦めるしかない。でも、ムネリンに足りないのは、道具だ。道具のせい なんかで、活躍できないなんて、やってられない。あとは、小久保こくぼキャプテンが、気付かないといけないだけだ。キャプテンとしてね」と俺。


練習試合は、こちらのチームのコールド勝ちの要件を満たしたが、対戦相手チームの厳しい監督のたっての願いもあり、試合は 継続されていた。川崎宗則かわさきむねのり 君も、リベンジを果たし、嬉しそうに 声を出し、味方に 声援を送っている。

宗則むねのり 君、グローブは、ちゃんと使えているか?」と、小久保裕紀こくぼひろき

「はい!守備だけは、ちゃんと やってみせます!」と、ムネリン。

「金属バットは、共用だから…。あとは、スパイクか!宗則むねのり 君、スパイクが 小さくて、キツ過ぎないか?」と、小久保裕紀こくぼひろき

「キツいけど、ちゃんと手入れは、しています」と、ムネリン。

ひがし君!宗則むねのり君が、実力を発揮できないのは、スパイクが小さ過ぎるからですか?」と、小久保裕紀こくぼひろき

「正解。やっと、気づいたか。昨日、言っただろう?気付けよ、バーカと。野球にかかる費用は、全部 小久保こくぼ 父の方が、出せばいいけど、ムネリンのスパイク代は、小久保こくぼキャプテンが、自腹で 出しなさい。この馬鹿 勝ちしている 練習試合が終わったら、ラーメン班と、野球用品店行きの後 ラーメン班に、分けてね。小久保こくぼ 父の方が、ラーメン代を監督に、先に渡しとけばいい」と俺。

「解りました、解りました。気付けて、良かったー!しかも、今日の練習試合、久し振りの勝利だー!」と、喜ぶ 小久保裕紀こくぼひろき


対戦相手チームの厳しそうな監督に、再戦を念押しされ、コールド勝ち以上の点差で、楽勝だった試合を終えた。ウチのチームの監督と チームメイトは、勝利に浮かれながら、小久保こくぼ 親分のお金で、ラーメンを食べに向かった。

野球用品店へ向かう 俺たち一行は、「スパイクぐらい、なんとか お金を貯めて、自分で 買います」と 言い張る ムネリンを、「俺の資産、1億円」「小久保こくぼ キャプテンの貯金、300万円以上」と、伝え 川崎宗則かわさきむねのりを、説得した。

何だかんだ、野球用品店に入ると「うわー!」と、新品の野球道具に、ムネリンは魅了されている。


「今回は、小久保こくぼキャプテンの奢りだけど、チームメイトの分も合わせて、野球にかかる費用は、全部 小久保こくぼ 親分が、用意しておきなさい。野球に行く日は、お金を持たせといてね」と俺。

「かしこまりました」と、親分衆の小久保こくぼ

「どうせだったら、1番 値段の高い スパイクに、しようぜ」と、小久保裕紀こくぼひろき

「うん、サイズを大きめにして、野球用の靴下を二枚履いて、丁度いいぐらいで、野球好き好き SSKにしなさい。君たち 2人の将来は、プロ野球選手だからね。今のうちから、メーカーにこだわって おきなさい」と俺。

試着する為、ムネリンが 靴下を脱ぐと、血まみれだった。俺は、この星の最高責任者の権限で、それを治し、ムネリンは 擦り傷が治り、スパイクと靴下を手に入れた。感謝、感激をしてね。

これで 俺はともかく、将来 プロ野球選手になる2人、小久保裕紀こくぼひろき川崎宗則かわさきむねのりのレールが、上向きに 敷かれた。あとは、2人次第だった。 続


《そして、2019/05/03今現在、俺が 名付けた 平成という元号の時代が、終わり 俺が関わっていない、令和という元号の時代が、始まっている。皇室の偽者たちが、糞・偽者たちに 代が変わっただけだけどね。もう 俺も、37歳と ちょっと に成り、確実にある 寿命までも、あと12年間と3ヶ月を切っている。俺にとっては、本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに成れる前の、無駄に2回目のひがし 清二きよじとしての最後の最後の人生、そして 不幸をばら撒く 不幸の王様 クソ大和田おおわだと、そのがわの糞野郎たちと糞女たちとの、消すか?消されるか?の戦いに、決着をつける人生の筈だった。でも 敵は、全宇宙の支配者で 全てを賭けて、俺を潰しにきて、倒れるなら前のめりで、俺は 挫折と敗北を知り、最低最悪の人生となった。もう そんなもん、終わりにしたいと思わないかい?だったら、俺に 俺の念能力を返してくれ!全てを込めた 念能力が、使えるようになれば、終わりも 始まりも、復讐も 救済も、出来る。そして、死んだ後、俺 【永遠】と【絶対】を手に入れて、全宇宙の支配者をやろうっと》


こうして 練習試合も、勝ち、 母子家庭で 母親が病弱で 生活保護で 生きていた 川崎宗則かわさきむねのりは、やっと マトモな道具を、小久保裕紀こくぼひろきの奢りで、手に入れる事ができた。その後、2人が プロ野球選手になれた事は、羨ましいけど しょうがない。次回の話は、代々 皇太子を警備してきた家系の男が、登場します。でも、元 ジャイアンが…。果たして?以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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