表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
きよじ  作者: 東 清二
187/198

第百八十六話 川崎宗則、募集

3ヶ月が期限で、福岡県にある 館岡たておかという組織名の極道たちのところへ、送り込まれた 俺、ひがし 清二きよじ 小5は、なすべき事を終え、小久保裕紀こくぼひろき 小5が、キャプテンを務める 少年野球チームに加入し、他のチームで 貧乏が故に 燻っていた、川崎宗則かわさきむねのりを、加入させようとします。ムネリンは、家事をしなくてはならず…。今の俺の年齢、寿命までの期間、思い、将来 死んだ後 入るバンド名、相方になる男、日本に大災害が 巻き起こった理由も、描かれています。では!

時代は、昭和56年9月6日生まれの俺、ひがし 清二きよじが、小5の春を過ぎたぐらいだ。元 幸福の王子で、この頃は まだ 皇位継承権があった俺には、お互いの存在を完全に消すか?消されるか?の戦いを、数千年前から 続けてきた 宿敵がいて、そいつは不幸をばら撒く 不幸の王様で、クソ大和田おおわだという名だ。そして、その戦いの決着が、俺の 無駄に2回目のひがし 清二きよじという名になってしまった、最後の最後の人生にて、キチンと念能力を手に入れるか?寿命を終えれば、俺の勝利で、この頃は 全宇宙の支配者だった、何だかんだ不死身のクソ大和田おおわだを、完全に消せるところまで、漕ぎ着いていた。糞みたいな野郎を糞野郎というのだけど、クソ大和田おおわだは、糞野郎中の糞野郎なので、時間稼ぎを兼ねて、俺が 小学生のまま、何処かに送り込んで、俺が環境に適応すると、時間を巻き戻すという 重大な反則を犯し続け、その最後の送り込まれる選択肢シリーズが、福岡県にある 館岡たておかという組織名の極道たちのところだった。そして 俺は、なすべきことを終え、リトルリーグの弱小少年野球チームだけど、小5の小久保裕紀こくぼひろきが、キャプテンを務めるチームに、ピッチャーとして加入したところだ。


日曜日、澤野さわの ジャイ子の住む、館岡たておかの呪われた 忌まわれた屋敷から、俺は ユニフォーム姿で、出発する。いつになったら、この呪われた忌まわれた屋敷 住まいから、卒業できるのか?館岡たておかの貸金業をしている、1番年嵩の極道に、自分の事務所を構えたいと伝えているが、相手は ミスター中途半端なので、なしのつぶてだったりする。そして ソレが、後々 災厄を齎らす事となる。


また 澤野さわの ジャイ子が、ごちゃごちゃ言っている中、迎えに来た 小久保こくぼ 親子と共に、球場へと向かう。球場に到着すると、時間が 早過ぎたのか?小柄の1人の少年が、厳しそうな 監督に、扱かれていた。

小久保裕紀こくぼひろきの方、今 使えない監督に、いたぶられている 小5の少年が、期待の新人 ムネリンだよ。よく見て、よく観察しておきなさい」と俺。

「皇太子殿下、新入りは 大歓迎ですが、そんなに良い選手には、見えませんよ」と、小久保裕紀こくぼひろき

「解らないかなぁ。ムネリンの潜在能力の高さが。実力を充分に、発揮できていないだけなんだけどな。小久保こくぼ 親分の方は、ラーメンを奢れるだけの残高がある 通帳を、持って来たか?」と俺。

「持って来ました。10億の大台を、子分たちの餞別で、突破しました。ラーメンなら、いくらでも ご馳走できます」と、親分衆の小久保こくぼ

と、時間がきたようで、泣き腫らした顔の少年が、俺たちの居る バックヤードに、やって来た。


「今だけ 泣いてる少年、そこの掲示板を見てくれ」と、俺は 話しかける。

球場の掲示板には、打順 1番バッター、守備 遊撃手、ムネリン 募集というポスターが、貼ってある。

泣いていた少年は、涙を拭って ポスターに見入る。

「泣き止んだ少年、君のあだ名は、ムネリンだ。この条件で、問題あるかい?」と俺。

「打順 1番で、守備は 遊撃手!僕の希望 どうりです。ムネリンって、僕の名前を知っていたのですか?」

「ああ。ムネリンが活躍が できなかったのは、貧乏が故だ。それと、川崎かわさきという名字の糞野郎が、1人存在している。混同を避ける為、君のあだ名は、ムネリンだ。勿論、ポスターに、川崎宗則かわさきむねのり 君 募集と、書き加えても、いいけどね。プロ野球選手を、本気で 目指して、小久保裕紀こくぼひろきが キャプテンで、俺が 昨日 入団した 少年野球チームに、ムネリンも 入るよな?」と俺。

「はい!よろしくお願いします!」と、捨てる神あれば拾う神ありで、元気を取り戻した 川崎宗則かわさきむねのり


「やったー!また 新人が、入ってくれた」と、喜ぶ 小久保裕紀こくぼひろき

「今日のところは、帰るかい?ムネリン。練習のあと、キャプテンの父親の奢りで、ラーメン、炒飯、餃子、ざんまい だけどな」と俺。

「今日のところは、このまま 帰ります。家事を手伝わないと、いけないので。来週の土日から、ボール拾いからでもいいので、練習に参加させてください」と、川崎宗則かわさきむねのり

「うん、それで 良いよ。ちゃんと、親御さんの許可も、取っておきたいしね。その代わり 来週の土日は、ラーメン、炒飯と餃子 祭りだからな。ムネリンは、既に 小柄だから、たらふく食べるように。新しいユニフォームは、こちらで 用意しておくよ。背番号の希望は、あるかい?」と俺。

「52番!」と、川崎宗則かわさきむねのり

「了解。勿論、部費なんて、払わなくていいからね。金は、ある方が 出す。じゃあ 来週土曜日に、この球場へ来てくれ」と俺。

「部費が、なくなる!はい!来週の土日から、よろしくお願いします!」と、川崎宗則かわさきむねのりは、大喜びして 帰って行った。 続


《さあ、そして 2019/04/21今現在の俺は、孤独と引き換えに、敵の手の内からは出れたけど、俺のキーにしてしまった 念能力を、未だ 有しておらず、社会の最底辺で 燻り中だ。でも、この2回目のひがし 清二きよじとしての最後の最後の人生、その分 最低最悪の人生の底は打った。もっと しんどい時が あったから、寿命まで 生きるが、B案。念能力の復活が、A案だ。もう 37歳と ちょっと になり、寿命までも あと12年間と4ヶ月を切っている。そういえば、俺が 死んだ後、相方になる 桜井和寿さくらいかずとしが、僕らは 思っている以上に、小さくて弱くて脆い と、歌っていたなぁ。実際、その通りだけど、念能力者に成って、死んで 俺にとっては、待ち焦がれた 本当の自分、大天使長 ドン・リュシフェルに成れたら、でも 風に揺れる稲穂のように 暖かくて強い、そう信じて という歌詞を、Mr.Childrenに、Theを付けて 加入し、実践しようっと。しかし まあ、ここまで 人生 上手くいかないとはなぁ。終わりに、出来たら 楽なのになぁ。俺の宝物 ピノコ・ナディア・哀姫かなひめと、こんなに長い間、離れ離れに なった事がないから、堪えるな。自決したら、ちょっとは好転するものなのかな?文太ぶんたの所為で、【えん】も 使えず、真実の目 もなければ、ひがし家 当主の目 もない。その上、念能力を禁止され、才能と人脈すら、奪われる始末だ。なので、今の俺じゃ、何にも 解りゃしない。解っている事は、皇室が 偽者に占拠され、クソ大和田おおわだの望み通り、日本は 自然災害大国になってしまった事ぐらいだ。さてと、寿命が 早く尽きる事を願いながら、なるべく早く 俺に俺の念能力が、返ってくるように祈ろう。キリスト教の神は、存在しなくても、ゴット・ファザー ドン・ビト・コルレオーネが、俺の過去たち 同様、ジリジリしながら 出番を待っているからね。意地の張り合いは、衝突しか起こらないから、おりたけど、この生き地獄と消耗戦、あと どれくらい耐え凌げば、いいのだろうか?》


こうして 才能がないのではなく、貧乏が故に 燻っていた、川崎宗則かわさきむねのり 少年を、捕獲した。ムネリンは、性格も良く 声も出せる選手なので、道具さえ 揃えば、有り難い 選手となる。さて、次回の話は、クソ澤野さわの ジャイアン ジャイ子、近親相姦 糞詐欺師 夫妻の話は、思い出したくもないので、省いて、ムネリンが 加入した、弱小少年野球チームでの、プロ入りに向けての練習の話です。果たして?以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ