第百七十六話 汚れた金と、見逃してもいい命
福岡県にある 館岡という組織名の極道たちのところに、送り込まれた 俺 東 清二 小5に戻された は、敵事務所にカチコミを成功させ、汚れた金の分配をします。裏稼業の糞野郎ばかりの敵事務所にも、1人だけ マトモな男がおり、300万円と命だけとは 見逃す と、俺は 判断します。厄介なのが、元 ジャイアンの澤野 ジャイアンの存在で…。今の俺の年齢、寿命までの期間、状態、思い、俺にとっては 本当の自分の存在、東宮御所を乗っ取られた理由も、描かれています。それでは!
時代は、昭和56年9月6日生まれの俺 東 清二が、小5の春を過ぎたところまで、巻き戻されていた。元 幸福の王子で、この頃は まだ 皇位継承権があった俺には、殺した だけでは駄目で、お互いの存在を完全に消すか?消されるか?の戦いを、数千年前から 続けてきた 宿敵が存在する。其奴の名前が、クソ大和田といい、不幸をばら撒く 不幸の王様だ。不幸の王様が居れば、不幸の使者もいて、不幸を運ぶ 糞詐欺師 クソ高倉健の詐欺により、この頃は クソ大和田が、全宇宙の支配者だった。そして 俺の人生に被害をもたらせるなら何でもする クソ大和田は、俺の最後の最後の人生に、多数の選択肢を作り、俺が 成功すると それをなかった事にして、時間を巻き戻し、次の選択肢へと 俺が小学生時分のまま、送り込み続けてきた。やっと その選択肢も、最後の1つとなり、それが 福岡県にある 館岡という組織名の極道たちのところだった。そして、叩かれる前に叩くで、俺ごと 極道たちを潰そうとしていた、裏稼業の糞野郎ばかりの敵事務所に、2人対50人のカチコミを成功させ、敵事務所の金庫の中にあった、汚れた金 約14億円を確保したところだ。
「よっしゃあ、俺の取り分 1億円。寄付金 馬鹿の取り分 3億円。それと、糞野郎ばかりの敵事務所に、マトモな男が 1人だけ居たので、300万円ばかし 返してやってくれ。マトモな男は、これを機に 裏稼業から、足を洗いなさい」と俺。
「俺の取り分、3億円!全部、馴染みの児童養護施設に、寄付しても いいのですよね?」と、極道たちの中では 若手の、子分衆のあだ名 寄付金 馬鹿が、あだ名の通り 取り分を全部、寄付すると言い出す。
「フフッ笑。自分の取り分だ。好きにしなさい。当面、この唯一 マトモな男に、300万円渡して 金庫を閉めなさい。俺が 発砲したから、もうすぐ 親分衆の極道たちが、雪崩れ込んで来るよ」と俺。
「分かりました。ホイ!きっかし 300万円」と言い、寄付金 馬鹿は、糞野郎だらけの敵事務所に居た、唯一 マトモな男に、300万円を渡す。
「極道様達を敵に回して、命が助かっただけでも、有り難いのに、300万円も 返ってきた!これで 見逃してもらえたら、僕は 堅気になります」と、マトモな男。
すると、案の定 館岡の親分衆の極道たちが、戦闘モードで 雪崩れ込んで来た。先頭は、俺の側の人間の極道、そして 器が小さ過ぎる 暴言を喚き散らす 澤野 ジャイアンと来て、親分衆の小久保は、外で 待機との事。
「はーっ…寄付金 馬鹿。お前の親分は、何で こんなに器が、小さいんだ?ジャイ子が器に入ったら、器が いっぱいで、もう 誰も 入らないじゃないか。今も 暴言をわめき散らしている場合じゃないし、子分を育てるという事が、出来ていない。こりゃ 寄付金 馬鹿は、苦労をしたな」と俺。
さっき まで、浮かれていた 寄付金 馬鹿は、俺の言葉を聞いて、「確かに、育てられた 覚えがない」と、がっくり 肩を落とした。
「まあ、いいけど。それで 俺の判断が、変わる訳ではないし。敵は、制圧した。じゃあ 元 ジャイアンは、放っておいて、館岡で 唯一、俺の側の人間の 親分衆の極道、まず 金庫の中に 約14億円ある。寄付金 馬鹿の取り分が、3億円。俺の取り分が、1億円。そこまでは、いいか?」と俺。
「はい。よくぞ たった2人で、この人数の敵を制圧出来るなんて、思っても いませんでした。敵事務所の金庫の中の金は、全部 2人で 分けても、構いませんよ」と、俺の側の人間の親分衆の極道。
「ホイ、寄付金 馬鹿!取り分 3億円、確定。俺の取り分も、1億円。次に、裏稼業の糞野郎たち だらけだった、敵事務所の中で、同じ 裏稼業の男とはいえ、唯一 俺が、見逃してもいいと判断した この男は、見逃してもいいよな?」と俺。
「敵は、誰 1人 見逃さねえ!」と、澤野 ジャイアン。
「てめえは、黙ってろ!皇太子殿下、見逃す 理由を教えてください」と、俺の側の人間の親分衆の極道。
「うん、本人に 語ってもらおう。今日を機に、300万円を持って、この男は 堅気になるしね」と俺。
「はい。自分で、命乞いをします。もともと、僕の父親が ヤクザをしており、僕には ヤクザなんかに成るなと、東京の大学に行かせてもらいました。でも、もう少しで 大学を卒業するところで、父親が殺されました。その復讐の為に、この事務所に居る 裏稼業の者の力を借りて、復讐は遂げましたが、その代償として 裏稼業に属し、人として したくもない犯罪を、脅迫され 強要されてきました。僕の命には、一ミリの価値も ありません。仮に ここで殺されるなら、自業自得なので、構いません。僕如き、好きにしてください」と、マトモな男。
「うん、この男は 極道を潰す作戦も、反対して 、覚せい剤とも 関係していないので、見逃していい。この敵事務所に居る 裏稼業の重大な 犯罪者 揃いの糞野郎たち 49人が、刑務所に入るか?処分という判断で、消されてから、福岡なら 福岡に、ほとぼりが冷めたら 戻って来ればいい。堅気に成る との事だし、東京でも 福岡でも、このマトモな男なら、充分に やっていける。今日の事は、他言無用で、見逃しても、いいよな?」と俺。
「はい。俺は 基本、皇太子殿下の御心のとおりなので、皇太子殿下が 見逃していいと判断したなら、見逃していいですよ。ただ 後詰めで、この敵事務所の入り口を、極道たちで 取り囲んでいるので、親分衆の極道 全員に、この男を見逃していいという判断が伝わるまでは、外には出られないと思いますよ」と、俺の側の人間の親分衆の極道。
「オレが、見逃してもいいと、判断した!見逃す!」と、悪い方の危なっしさが出ている 澤野 ジャイアン。
「まず、敵事務所に居た 唯一、マトモな男は 見逃す。それと、俺の側の人間、澤野 ジャイアンか この様子だと、今まで 見逃してもいい命まで、奪ってきてやいないかい?無駄に、憎まれ恨まれるだけで、極道にとっては、何も いい事はないぞ」と俺。
「確かに…。この澤野は、無駄に 意地を張りますし、全ての話を 自分を通すように、強要します。しかも、手口は 脅迫です。コイツが連れてきた者、先代や 桑名に松崎と、糞野郎ばかりです。これで 皇太子殿下が、福岡に来ていなければ、俺は 澤野と 袂を分かっていました」と、俺の側の人間の親分衆の極道。
「皇太子殿下には、俺が 福岡に、来てもらった 怒!」と、脅迫を始める 澤野 ジャイアン。
「俺は 福岡行きを、1度 断ったじゃねえか。その上、決定していた 澤野が 念能力者に成る事を、お前は 反故にしやがったんだぞ。そんでもって、館岡の極道たち 全員分の念能力者に成れる権利を、お前ら 澤野 ジャイアン ジャイ子 夫妻の仕業で、了解も 取らずに 放棄した形跡があるんだよ。これだけ 才能のある 大人達の集団の極道に、1人も 念能力者が存在しないなんて、あり得ないんだよ。これじゃ、どんだけ 才能があろうとも、戦えない。袂を別つなら、早い方がいい」と俺。
「かしこまりました。検討します。じゃあ 堅気になる マトモな男、もう 帰っていい。皇太子殿下と 俺が、見逃すと判断したと 極道たちに伝え、こんな 裏稼業の糞野郎だらけの事務所からは、一刻も早く 離れなさい」と、俺の側の人間の親分衆の極道。
「分かりました。ありがとうございます。おかげで、命拾いしました。帰ります」と、マトモな男。
唯一 マトモな男は、帰ろうとするが、館岡の貸金業をしている 1番年嵩の親分衆の中途半端な極道に捕まり、また ここに、戻されて来てしまった。 続
《はーっ…。そして、2019/02/10今現在、37歳と ちょっと になった俺は、福岡の極道編で、人生が 破綻し 社会の最底辺で、燻りながら あと12年間と6ヶ月を切った、寿命が尽きる事を待ち望んでいる。この無駄に 2回目の東 清二としての、俺にとっては本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに成れる前の最後の最後の人生は、太陽の堕とし子として、皇太子として 生を受けた。それなのに、不幸をばら撒く 不幸の王様 クソ大和田の婚約者だとして生き残った クソ小和田 雅子と、クソ八木 祥子という名の 年齢は、1つ歳上 学年は一緒の糞女たちと、3人が 人数では 最も安定するという イかれた宮内庁の糞野郎ときて、俺が 俺の才覚で稼いだお金で、俺が住む為に建てた 東宮御所を、離れることになった。クソ大和田も、東宮御所に張り付いていたしね。戦争を放棄した 日本国にとって、皇室の唯一の役目は、神道の儀式で 大災害を防ぐ事だけだが、クソ偽者だらけで、防ぐどころか 日本は、自然災害大国になってしまっている。全ての事柄のキーパーソンである、俺のキーが 念能力なんだ。念能力さえ 復活すれば、皇太子どころか 俺は、法皇に成るよ。幻影とはいえ、手の平サイズの皆んなの法皇にね。さあ 俺の全ての人生通しての宝物、ピノコ・ナディア・哀姫に、ちゃんと巡り逢わないとな。この最低最悪の人生にも、ケリをつけよう。不幸の王様 クソ大和田と 大和田の側の人間たちを、完全に消せたら、上皇だけじゃなく、人々を幸せにする 俺の本来の称号 幸福の王子も、活動再開だ。寿命までは、まだ 時があるし、兎にも角にも、俺に 俺の念能力を返せ!心なら、とっくに折れてしまっているから》
こうして 汚れた金の取り分も、確定して 見逃すと決めた 敵事務所の唯一 マトモな男も、ちゃんと 命は繋がる事になる。問題なのが、この時点でも 悪い方の危なっしさが 出ている 澤野 ジャイアンと、すぐに増長する 澤野 ジャイ子たちの存在だ。俺が、手に入れられてもいないのに、売られるというね。次回の話は、館岡の極道たちに、マムシの権左と呼ばれている 刑事と、敵事務所に居た 重大な犯罪者でもある 裏稼業の糞野郎たちを、引き渡します。果たして?以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!