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きよじ  作者: 東 清二
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第百七十五話 カチコミ

俺ごと、館岡たておかという組織名の極道たちを潰そうとしていた、裏稼業の糞野郎ばかりの敵事務所に、カチコミに行きます。金 人 モノが、集まったところで カチコミをする、その名も フォワグラ作戦。こちらは2人、敵は 50人、果たして?でも、糞野郎ばかりの敵事務所にも、裏稼業に属するとはいえ、マトモな男もおり…。今の俺の年齢、心待ちにしている 寿命までの おおよその期間、俺にとっては 本当の自分の存在、クソ大和田おおわだたちを完全に消す為に、俺が1度手放したモノ、それ故に 手に入るモノも、描かれています。では!

時代は、昭和56年9月6日生まれの俺 ひがし 清二きよじが、小5の春を過ぎた頃まで、時間が巻き戻された後、過ぎていた。時間を巻き戻す行為は、重大な 反則行為だが、不幸をばら撒く 不幸の王様 クソ大和田おおわだが、この頃は 全宇宙の支配者だったので、元 幸福の王子で この頃は、皇位継承権があった 俺を、時間を巻き戻しては、何処かへ送り込む事を、繰り返してきた。その送り込まれるシリーズの最後の選択肢が、福岡県にある 館岡たておかという組織名の極道たちのところだった。そこで 俺は、糞野郎 2人を排除し、叩かれる前に叩くで、これから カチコミに行く ところだ。


館岡たておかの呪われた 忌まわれた屋敷に、親分衆の極道たちは 皆んな 集まり、各自 それぞれ、戦う準備が整っていた。そんな中、俺が カチコミに必要な アイテムとして指定した、軍用銃 モーゼル 二丁と 弾丸 50発を、子分衆の寄付金 馬鹿が用意して、寄付金 馬鹿の親分の澤野さわの ジャイアンは、アイテムを用意する事を忘れていて、子分の手柄を横取りしようとしていた。


「寄付金 馬鹿、カチコミに必要なアイテム、手入れの行き届いた モーゼル 二丁と弾丸 50発の用意、ありがとう。アイテムの用意を すっかり忘れていた 澤野さわの ジャイアン!子分の手柄を、横取りしようとしているんじゃねえ。そんじゃ、フォワグラ作戦と いきますかね」と俺。

「どんな作戦ですか?」と、つい最近 俺のがわの人間になった、見込みのある 親分衆の極道。

「うん、敵は 裏稼業の人間で 糞野郎 50人ぐらい 武器も持ってるし、金庫には 金も、貯まっている。明日から、俺ともども 極道たちを潰そうと、金や 武器 糞野郎が溜まったから、今日 こちらから カチコミをする。戦うのは、俺と寄付金 馬鹿の2人だけ、他の親分衆の極道は、取り漏れがないように、後詰めで 待機しててくれ」と俺。

「2人対50人で、大丈夫ですか?」と、見込みのある 極道。

「オレが 居るから、大丈夫だ」と、澤野さわの ジャイアン。

「すぐ 悪態を吐く、カチコミに必要な アイテムの存在も、忘れていた野郎は、黙っていろ!親分衆は ともかく、子分衆は 大なり小なり 燻っている。そんな中、1番 燻っている 寄付金 馬鹿を、一気に上に押し上げる。それには、伝説に残るぐらいのカチコミを、成功させるしかない。その為のアイテムだ。そんじゃ 黄昏時だ。出陣と行きますか」と俺。


各自、車に乗り込み、福岡は 福岡だが、館岡たておかの縄張りの外の二階建ての敵事務所へと、着く。目立たない所に 車を止め、いざ カチコミとなった。予め 俺は、福岡県 在住の泥棒に、ピンを使った 鍵の開け方を教わり、ピンも 用意してあるので、あとは いつ 敵事務所に、踏み込むか?だ。

そして、寄付金 馬鹿の身体が、震え始めた。

「2人対50人の対決だけど、大丈夫かい?もうすぐ、カチコミするよ」と俺。

「大丈夫です!皇太子殿下、武者震いです」と、言い 寄付金 馬鹿は、何とか 震えを止めようとしている。

「じゃあ、素敵な 情報を、あげるよ。敵事務所の金庫の中には、約 14億円ある。俺の取り分は、1億円。寄付金 馬鹿の取り分は、3億円だ。3億も あったら、児童養護施設に、1億は 寄付 できるんじゃないかい?」と俺。

「俺の取り分、3億!3億 あったら、少なくても 2億円は、寄付します」と、寄付金 馬鹿。

すると、寄付金 馬鹿の身体の震えが、止まった。


「うん、身体の震えが止まったから、びびって たんじゃなく、武者震いだね。じゃあ、盗っ人の極意で、鍵を開けるからな。すぐ 修羅場だ」と伝え、俺は 敵事務所のドアの厳重な鍵を、ピンを使って 開ける。

そして 俺は、「カチコミでーす」と、敵事務所へ侵入した。寄付金 馬鹿も、俺に 続く。

俺は、軍用銃 モーゼルを二丁 構え、「動いたら、撃つぞ」と、宣言する。

虚をつかれた敵は、立ち竦んでいる。そんな敵を、寄付金 馬鹿は、後ろ手に捕まえ、結束バンドで 敵の親指と親指を、縛っていく。


勿論、敵も 武器を取りに動くが、その動いた敵の指の先を狙って、俺は 躊躇なく 発砲する。

その上で、俺は「動いたら 撃つと、言っただろ」と伝える。

裏稼業の糞野郎だらけの敵たちは、「何で、よりによって 今日、襲撃を受けなきゃならないんだよ!昨日、この事務所に、来たばかりだぞ」とか、「オレの全財産が、金庫に入ってるんだ!このままじゃ、金も 奪われるじゃねえか」とか、「だから、極道を敵に回しちゃダメだったんだよ」と、口々に言う。


ただし、敵事務所に居た 50人の内、1人だけ裏稼業の者とはいえ、 ちゃんとした、人間がいた。糞みたいな野郎を、糞野郎と 言うのだけど、糞野郎だけでは 組織や集団は、成り立たない。必ず、内輪揉めと潰し合いが始まる。そして、糞野郎 全員が、刑務所 行きだったり、殺されて 消滅するか?地獄 行きとなる。だから 俺は、50人中 唯一 マトモに生きてきた人間、ちゃんとした男に、カチコミ中 とはいえ、話しかける。


「おうっ、49人も 裏稼業の糞野郎が、揃っている 敵事務所の中で、唯一 ちゃんと生きてきた人間、堂々と お天道様の下を歩ける人間、助かりたくないかい?」と俺。

「僕のこと、ですか!?」と、マトモも男。

「ああ。君以外の この敵事務所に居る 糞野郎たちは、殺されるか?刑務所 行きだ。だけど、君は 違う。これを機に、裏稼業から 足を洗って、堅気として 生きていきなさい。君は、仕事は 出来るかもしれないけど、裏稼業の人間としては、善人過ぎて 優しすぎる。この敵事務所で、俺と極道たちを、叩き潰そうと集まった 裏稼業の糞野郎たちの中、君だけは 反対しなかったかい?」と俺。

「反対しました!まずは、挨拶から始め、福岡県で 裏稼業の事務所を構える 許可を、極道様たちから、得ないとダメだと。それなのに、この人たちは、極道様たちを敵に回し、潰そうとしている…。大和田おおわだなんかの言うことを利いて、木村きむら 公一こういちなんかの立てた作戦で…。儀があるのは、極道様達なので、せめて 僕は、ここで 人柱となって、死ぬ所存です」と、マトモな男。


そうこうしている間に、寄付金 馬鹿は、結束バンドだけで、敵を制圧した。その上で、館岡たておかを潰そうと目論んでいた、裏稼業の糞野郎たちを、小突いている。

「うしっ、2人対50人の伝説のカチコミ 成功!せっかく、弾丸 50発 用意したのに、1発しか 使わずに済んだ。寄付金 馬鹿、敵の中で 唯一マトモな男を見逃すのと、金庫の暗証番号を聞き出して、金庫の中に 本当に 14億円あるか?確認してくれ」と俺。

「分かりました!カチコミ、余裕でした。じゃあ、金庫の鍵を開けろ!糞野郎 どもが!」と言い、敵を小突きながら 寄付金 馬鹿は、金庫の解錠にかかる。


「敵の中で、唯一 マトモな男。君の金も、金庫の中かい?」と俺。

「はい!500万円だけですけど。金庫のダイアルナンバーは、申し訳ありませんが、僕には 知らされていません」と、マトモな男。

「じゃあ、額は 減っちゃうけど、君は ほとぼりが冷めるまで、300万円 持って 東京に行きなさい。この敵事務所に居た 糞野郎 49人が、死ぬなり 刑務所に入ってから、どうするか?決めなさい。君は、見逃す」と俺。

そして、金庫の解錠に成功した 寄付金 馬鹿より、「皇太子殿下!1億づつ 束になっていて、見たところ 14億円は、ユウにあります!」と、寄付金 馬鹿が 嬉しそうに、告げた。 続


《はーっ…。2019/02/04今現在、37歳と ちょっとに成った 俺は、福岡の極道編を機に 訪れた、大和田おおわだの世によって、この最後の最後の人生は、破綻して、何とか 敵の手の内からは出れたけど、社会の最底辺で、燻り中だ。最近、嬉しかった事は、寿命までの期間が、12年間と 6ヶ月に短縮された事だったりする。今さっき、俺の相方になる 桜井和寿さくらいかずとしの歌に、悔やんだって あとの祭り という歌詞があった。じゃあ、未来の展望を描こう。まず 俺には、俺にとっては 待ち焦がれた、本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルという存在がある。要は、寿命で死ねば、やっと 最後の最後の人生の最期なので、数千年振りに 本当の自分にたどり着き、もう 生まれ変わったりは、しない。そして、俺が 持ってて当たり前の念能力さえ 手に入れば、復讐をして、死に、本当の自分となり、何だかんだ 不死身の不幸の王様 クソ大和田おおわだを、やっと 完全に消せる。その為の最後の我慢と苦労と辛抱の人生だったんだ。俺の全ての人生 通しての宝物 ピノコ・ナディア・哀姫かなひめも、誰がどう見ても 可愛らしい、小さな 6歳の少女の天使という 本当の自分になる。今は、俺と哀姫かなひめは、離れ離れだが、天上界で ずっと一緒に暮らしていける。クソ大和田おおわだたちを完全に消す為に、俺が 1度手放したモノ 才能 人脈 地位 名誉 念能力 女 金 【無限】【自由】【愛】。これらを全て 手放し、俺にとって 不利益を被らないと、不死身のクソ大和田おおわだたちを、完全に消せる 条件を、クリア出来なかった。その代わり、本当の自分に 俺が成って、復讐を完遂すれば、1度 手放したモノが、レベルアップして 手に入り、俺ですら 手にした事がない 【永遠】と【絶対】が、手に入る。皇室が、偽者に占拠され、日本国は 自然災害大国となってしまったが、それも 正す。だから、未来は 明るい。さあ 未来よ、今になれ!》


こうして 敵事務所に、金 人 モノと 集まったところで、カチコミをする フォワグラ作戦は、無事 成功した。2人対50人の伝説のカチコミも、アイテムさえあれば出来る。でも、この後 アイテムが、揃わなくなっていき、俺の最後の最後の人生は、破綻を迎える 事となる。次回の話は、寄付金 馬鹿へ 約束通り 3億円を渡す話と、俺は 1億円を手に入れる話と、マムシの権左と極道たちから 呼ばれている 刑事に、裏稼業の糞野郎で 犯罪者の 49人を引き渡します。果たして?以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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